
ポルト4日目です。この日はかなり積極的に動き回ったため、写真も多くなっています。
■グレリゴス教会
バロック様式で18世紀に建てられた教会です。

・グレリゴス教会正面
かなり縦長な建物になっています。奥に見えているグレゴリスの塔は、なんとポルトガルで一番高い塔で76mあります。

・グレゴリスの塔の最上部
なんと、左ひざの痛みや筋肉痛をだましだまし、細い階段を必死に塔の最上部まで登りました。人がすれ違うのも大変なほどの
狭いテラスからはポルト中の展望が見渡せます。

・ポルト市内の展望
手前にポルト大聖堂の2本並んだ鐘楼、奥にはドウロ川をはさんで対岸が見えています。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
大聖堂の鐘楼の右には午後に訪問するセーラ・ド・ピラール修道院の丸い建物も見えています。

・教会内部
楕円形のプランとなっている内部は、主祭壇を囲むように礼拝堂が並んでいます。ところどころに見えているテラスは、
塔に登る途中で出ることが出来るようになっています。
■カルモ教会
カルモ教会と隣のカルメリタス教会が建屋続きで並んでいます。

・カルモ教会(+カルメリタス教会)正面

・カルモ教会右側面のアズレージョ
青色のタイル装飾(アズレージョ)が有名なポルトガルですが、こちらの教会には最大級の大きさを誇るアズレージョが
壁面を飾っています。

・教会内部
単身廊ですが、美しい装飾で飾られています。

・教会の屋上
なんと教会の屋上まで登ることが出来るようになっていました。

・上部から見た主祭壇
屋上まで登る途中では、教会の内部を上から覗くことも出来ます。
■カルメリタス教会

・カルメリタス教会のファザード

・教会内部
こちらも単身廊ですが、側面には礼拝堂が並んでいます。

・主祭壇裏の部屋
主祭壇の上側へは細い通路で回っていくことが出来ます。途中には絵画や聖具などが飾られて小さな博物館になっています。
主祭壇の裏側の部屋はとても美しい天井画や、装飾が感動的でした。
■セーラ・ド・ピラール修道院

・セーラ・ド・ピラール修道院
ポルトとドウロ川を挟んだ対岸、高台に建つ修道院です。公開はされていないようでしたが、実はこの修道院の前の広場が
最高の展望台として人気となっています。

・修道院前の広場からの展望
大聖堂の鐘楼や、グレゴリスの塔も見えています。

・修道院前の広場からの展望
ポルトの旧市街との間に掛かる2階建てのドン・ルイス1世橋、下側は車と人、上側は地下鉄と人が渡るようになっています。
地下鉄はほとんど人と接触するほどの地下さを通るので、橋の上では徐行となります。

・ロープウェイからの展望
高台のセーラ・ド・ピラール修道院からロープウェイを使ってドウロ川沿いの下側へと移動します。
■ベイラ・リオ市場

・ベイラ・リオ市場の入口
ロープウェイを降りた目の前にあるベイラ・リオ市場、市場とは名乗っていますが、内部はフードコートになっています。

・ベイラ・リオ市場内部の様子
この後のイベントの都合も考えて、早めの晩御飯をここで採ることに決めました(まだその時間ではありませんが…)
ロープウェイでドウロ川のほとり迄降りてきた小生、楽しみにしていた醸造所巡りのスタートです。
実はポートワインのブドウの栽培や発酵などはツアーで訪ねたドウロ川上流のエリアで行っていますが、長期の保存、
熟成に適しているということでポルトの対岸が昔から使われています。かなりの大小含めた醸造所が集まっています。
■BOM DIA

・BOM DIA醸造所のロゴ
とても小さな醸造所です。ワインの販売もこの場所でのみ行っていて海外への展開はしていないそうです。
その分少数精鋭で手間暇をかけた高品質のポートワインを作っています。

・ポートワイン・ロゼ

・ポートワイン・ブランコ(白)20年

・タウニーポートワイン20年

・ポートワインを並べた所
中央は白なんですが20年の熟成で赤ワインのような色合いになっています。右端のロゼは花の香りが心地好く、
タンニンと酸、甘みのバランスがとても素晴らしかったです(…ということで1本購入しちゃいました)。
■Adriano Ramos Pinto
「RP」のロゴで日本にもかなり輸出されているラモス・ピント醸造所です。こちらでは見学ツアーに参加しました。

・醸造所入口
受け付けは隣なんですが、見学はこちらからとなっています。格式ある建物です。

・貯蔵樽(一部)
最初に見学する博物館は撮影禁止でしたが、醸造所の歴史や貴重な資料を見ることが出来ました。ポートワインは
普通のワインと同じように発酵させるんですが、2から5日目でホワイトブランデー(無味無臭。アルコール度数77%)を
くわえることで発酵を停め、糖分を残したままアルコール度数の高い状態が出来上がります。ルビーと呼ばれる花の香りと
フレッシュさを特徴とするポートは大樽で空気に触れるのを極力避けてじっくり熟成させています。いっぽうタウニーと
呼ばれるポートは小樽で、充填率を下げて空気と触れる面積を増やすと同時に樽の木材とも触れる面積を増やすことで、
酸化熟成と樽の香り成分(ナッツ香など)を引き出しています。

・試飲したポートワイン3種)

・ポートワインブランコ(白)

・ポートワインルビー(赤)

・ポートワインタウニー(赤)
白は甘さもやや控えめですが、酸とのバランスがとても良いです。ルビーは初めてポートワインを飲む方にはフルーティーで
飲みやすいかもしれません。タウニーは熟成を重ねるほど複雑さが増して行きますが、この10年ものではまだ若干若い感じです。
■CALEM
ポルトガル国内で最も販売されている大手の醸造所です。実はこちらではポートのテイスティングとファドの鑑賞が出来る
見学ツアーを日本から申し込んでいました。

・CALEMのロゴ

・熟成庫内の見学の様子1

・熟成庫内の見学の様子2

・試飲したポートワイン2種

・ポートワイン・ブランコ(白)

・タウニーポートワイン(赤)
ビスケットと一緒に美味しく飲みほしました。
やがてファドの演奏が始まりました。運よく最前列の席に座ることが出来ました。

・ファド演奏の様子

・ファド演奏の様子

・ファドの歌い手(女性)

・ファドの歌い手(男性)

・ギターラ(ポルトガルギター)奏者
主にメロディーラインを繊細に、華麗に弾いています。

・ビオラ(クラシックギター)奏者
主にベース部分や和音を担当しています。
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