八ヶ岳の麓 ログハウスの宿 Tombouctou 徒然記

八ヶ岳の麓、標高1,300mの富士見高原にあるログハウスの宿のオーナー雑記帳
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梅雨の合間の上高地トレッキング

2014-06-11 09:57:31 | 旅行

昨日、梅雨の合間に上高地にトレッキングに出かけました。

天気予報では、午前中は曇りで一時晴れ、午後は雨が降り出すとのことでした。雨具を用意して出発しました。

宿を7時45分に出発して、諏訪南ICから松本ICまで高速を使い、沢渡に9時15分ぐらいに着きました。渋滞もなく1時間30分のドライブでした。沢渡(さわんど)の駐車場に車を止めてタクシーで上高地に向かいました。今回は4名なのでバスでもタクシーでも料金はあまり変わりません。 上高地バスターミナルまで4,200円です。

 

タクシーの乗り場で運転手さんが向かいの山の崖にカモシカがいると教えてくれました。遠いので豆粒ぐらいにしか見えませんが、動いているので動物と分かります。

  

 写真を撮って家で拡大してみたら確かにカモシカでした。

 

 

 上高地のバスターミナル、団体バスツアーの中国語のお客様が目立ちました。

 

 

 

バスターミナルにはズミ(コナシ)が咲いていました。

 

今回はバスターミナルから梓川の上流方面を明神から徳沢までゆっくり歩くことにしました。時間にして4時間~5時間、休憩も入れて6時間程度の予定です。

 

 河童橋からは山の裾野しか見えません。雨が心配ですが、午前中は何とかなりそうです。

 

 

河童橋から明神に向けて歩きます。予想ほど雨に濡れていませんでした。

  

 

 ツマトリソウ(サクラソウ科)、ニリンソウに花が似ています。

 

 

 

レンゲツツジ、痙攣毒があるそうです。蕾が蓮華の形から命名。

 

 

 カラマツソウ

 

 

 

 天気の方も少しずつ雲が上がっていきました。

 

 

 

 

 

 

ズダヤクシュ(喘息薬種、学名:Tiarella polyphylla、ユキノシタ科)、長野県などでは喘息の薬として用いられたのが由来。ズダとは喘息の方言だそうですが真偽は不明です。この花、先日宿に植えたティアレアに似ていますね。学名(Tiarella)を見て近縁種であることが分かりました。

 


クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草、学名:Paris verticillata )は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草。衝羽根とは羽子板の羽根の事、花の形が似ていることから命名。


 

 

 

オオタチツボスミレ? イブキスミレ(伊吹菫)?

 

 

ラショウモンカズラ(羅生門葛、シソ科)



 名前不明な花

 

 

 

猿も人間を恐れていません。未だ襲うことは無いようですが、餌をあげたり食べ残しを道端に捨てたりするのは厳禁です。タクシーの運転手さんは、石を投げて追い払った方が良いと言っていました。チョット可哀そうですが人間と野生動物の両方に良いのかもしれません。

 

 

 

ツバメオモト (燕万年青、ユリ科)

 

 

 明神の嘉門次小屋で昼食・休憩

 

 

 

 囲炉裏で焼いた塩焼き岩魚と蕎麦を食べました。囲炉裏で焼いた岩魚は骨まで食べれます。

 

 

 

クリンソウも未だ咲いていました。

 

 

 お昼の明神橋あたり、雲が少し晴れてきました。天気がもつと良いのですが。明神から更に上流の徳沢に向かいます。

 

 

 

 エゾムラサキ(蝦夷紫、ムラサキ科ワスレナグサ属)、ワスレナグサと良く似ています。下は群生しています。

 

 

 

 

もう少しで頂上も見えそうですが。

 

 

 シャクナゲ、もう散りかけでした。

 

  

イワカガミ(岩鏡)、岩場に良くみられて鏡のような光沢ある葉から命名。

 

 

ヤマシャクヤク、環境省のレッドリストの準絶滅危惧に指定されている。

 

 

サンカヨウ(山荷葉)、実は甘く食用になるそうです。

 

 

 

 

徳沢のキャンプ営巣地のウワミズザクラ

 

  

 ウワミズザクラの花、花弁は散っています。桜とは思えない花の咲き方です。

 

 

ハシリドコロ(走野老、Scopolia japonica)、有毒植物で食べると走り回るように錯乱すること、根がトコロに似ているため命名。地上から芽が出る時にフキノトウと似ているため間違って食中毒を起こすことがあるそうです。

 

 

 ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)、名前の如く薬草だそうです。半寄生植物なので栽培は困難だそうです。私の宿のある富士見高原でも良く見かけます。

 

 帰りに雨が少し降り出したのでビジターセンタで雨宿りと休憩をしました。休んでいる間に雨も上がりました。

 

 帰り際の河童橋、雨が上がって少し雲が切れてきました。

 

河童橋から更に大正池まで歩いてから帰ろうと思いバスセンターまで行くと、雨がまた降りだしました。少し待ってみましたが雨が本降りになってきたので今日はこれで帰ることにしました。休息時間も入れて6時間ほどの上高地トレッキングでした。

梅雨の合間の上高地でしたが、結局雨具は一度も使うことなく濡れもしませんでした。ラキーな一日でした。

帰りに平湯に立ち寄って温泉で体を温めて帰路につきました。

 

 

 



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