たまには火花を見たいんだ
ちらちらはらりと瞬くような
かすかに白い煙が踊り
ほんの刹那で消えてしまう
火花を眺めていたいんだ
いつでも灯るともしびでなく
煌々と照らすライトでもなく
真っ暗闇さえ照らせない
電球をかりかりと削るような
ちいさなちいさな火の花を
ぎょろつく目玉を眺める夜は
そろそろうんざりしてきている
ほら、ごらん、夜だっていうのに
なんと賑やかなことだろう
何もかもが死に絶えた
深い眠りの夜のなか
いのちの芽吹くこともないほど
ちいさな刹那の火の粉を
そしてすぐに消えたあとの
まっくらやみを味わいながら
深い深い泥に溺れ
沈んでいってしまいたいんだ
ちらちらはらりと瞬くような
かすかに白い煙が踊り
ほんの刹那で消えてしまう
火花を眺めていたいんだ
いつでも灯るともしびでなく
煌々と照らすライトでもなく
真っ暗闇さえ照らせない
電球をかりかりと削るような
ちいさなちいさな火の花を
ぎょろつく目玉を眺める夜は
そろそろうんざりしてきている
ほら、ごらん、夜だっていうのに
なんと賑やかなことだろう
何もかもが死に絶えた
深い眠りの夜のなか
いのちの芽吹くこともないほど
ちいさな刹那の火の粉を
そしてすぐに消えたあとの
まっくらやみを味わいながら
深い深い泥に溺れ
沈んでいってしまいたいんだ