5月20日
先日、なにげなくテレビを観ていると、タモリが出演している
「脳梗塞」の番組にぶつかった。我が家ではTVの番組表はあまりみない。
妻がガチャガチャとリモコンを押しながら面白そうな番組を探す。
それに偶々ヒットしたのだ。例のごとく面白、おかしくやっている。
それに、「脳梗塞になり回復した人」として栗本慎一郎氏が登場したのだ。
彼は患って11年を経過している。私は6年目である。
私は、彼の体験談の著書を読んで勇気付けられリハビリに励んだのだ。
ただ、11年経過した彼の現在の姿を見て失望した。どうしてあんな歩き方
しか出来ないのか?あのゴルフのスウィングはなんなんだ。彼の著書を読んだ
(約5年前)頃とあまり変わってないのでは、と思った。
何故だろう?彼は言っていた。「走れない」と、いや、走る練習をしていないという
ニュアンスだったかも。多分、リハビリのメニューの中に「走る」という項目が
なかったに違いない。走るという行為は、半身麻痺の人には、とても大きなリスク
を伴う行為でしょう。私も最初の病院で断られました。
「歩く」というリハビリは、どの段階で終わるのでしょうか?
① 杖を突きながら一人で歩ける。
② 杖なしで一人で歩ける。
③ 杖を突きながら1Km歩ける。
④ 杖なしで500m歩ける。
何かルールはあるのでしょうか?
私が退院しても良いと進言されたのは、杖を突いて一人で歩けるようになった
時でした。その後もリハビリは必要という言葉はありましたが。でも、退院してからは、
OT一人になりました。以前はPTとOTの二人でした。
つまり、曲がりなりにも一人で歩けるようになれば、歩くことに関しては、自主リハビリの
様相になってしまう。歩くリハビリでは、前に歩くことしか教わりません。後ろや横は
自分の才覚でやるしかなくなるかもしれません。
私の場合、三ヶ月程度で病院を替わりました。そこではOTとPTの二人体制に
なりました。そこで一月経って「走りたい」と言うと「走りましょう」と言ってくれました。それから毎日「走り」がメニューに加わりました。自主トレの中にも散歩中に「走る」
が入りました。大きなリスクでしたが、私は「どうしても走りたい」のです。
それが8ヶ月経ってバドミントンを始めるきっかけになりました。
栗本氏と私の大きな違いは、この「走る」をしたか否かによるものが大きいと思いました。また、「走る」ために外に出ることになります。外に出ると、いろんな出来ない事が
判ってきます。最初は「小走り」です。これは、なかなか難しい。次は、「真っ直ぐ歩く
或は走る」こと。麻痺した側の歩幅が短いからだと思います。それから、高さはなくて良い
のですが「平均台みたいな細いところを歩く」こと。これは麻痺した側の足が真っ直ぐ
前に出なくて、外側へ大きく廻ってしまうから。
私は、「走る」ことをしたことによって、リハビリが大きく変わりました。バドミントンを始め、前だけでなく、前後左右に動くようになりました、が今でも完全では」ありません。バドミントンでは数回転びました。大事に至らなく、よかったと胸をなでおろしています。なんにしてもリスクは伴います。家の中にいても、家の外にいても。
栗本氏の著書を読んで、私は回復することを知りました。
著書の中で、鏡を使った回復法があります。理論は外国の学者が発表したようですが。
私もしました。装置は買いませんでした。我が家の鏡を利用しました。
いたって簡単です。テーブルに座って、身体のまんなかに身体と直角に鏡をおきます。
鏡の面は右から見えるようにおきます。(私は左半身麻痺なので)
鏡を真ん中にして両手を鏡と平行におきます。鏡を見ると右手が映っています。それは
あたかも左手のように。高さのある鏡ですと本物の左手は鏡があるのでみえない。
それで、右手を動かします。鏡を見ると、左手が動いているように見えます。
この時、右手は見ないようにします。鏡に映っているものだけを見るようにします。
そして、鏡を見ながら左手が動いていると強く思うのです。
左手はどうするかと言うと、右手と同じ動作をするのです。一人ですると左手は
動きませんので、介添え者が必要です。私の場合、妻がやってくれました。
約15分程度行います。これは効果があります。やる価値は絶対あります。
健康な人が、効果があるか確認のためやってみてもなんの効果もありません。
脳の障害がある人だけに効果があるのです。これも毎日続けないと効果は小さくなります。
この単純な作業につきあわせられる介添え者は、ほんとに効果があるのだろうか?と
疑問に思うかもしれません。その時は、右手との同じ動作を左手にするのを一時停止
するのです。すると患者は「ギャー」と叫ぶと思いますよ。そして「早く動かしてくれ」
と懇願するでしょう。栗本氏は指を動かしましたが、私は肘を動かすのを勧めます。本当
は肩を薦めたいのですが。
足も出来ると思いますが、工夫が必要かも。後は鏡。
どうでしょうか?やってみては!
なお、病院の担当者はご存知ないようで!
教わってないことは、しないようだし、回復するなんて思ってもいないようだし。
先日、なにげなくテレビを観ていると、タモリが出演している
「脳梗塞」の番組にぶつかった。我が家ではTVの番組表はあまりみない。
妻がガチャガチャとリモコンを押しながら面白そうな番組を探す。
それに偶々ヒットしたのだ。例のごとく面白、おかしくやっている。
それに、「脳梗塞になり回復した人」として栗本慎一郎氏が登場したのだ。
彼は患って11年を経過している。私は6年目である。
私は、彼の体験談の著書を読んで勇気付けられリハビリに励んだのだ。
ただ、11年経過した彼の現在の姿を見て失望した。どうしてあんな歩き方
しか出来ないのか?あのゴルフのスウィングはなんなんだ。彼の著書を読んだ
(約5年前)頃とあまり変わってないのでは、と思った。
何故だろう?彼は言っていた。「走れない」と、いや、走る練習をしていないという
ニュアンスだったかも。多分、リハビリのメニューの中に「走る」という項目が
なかったに違いない。走るという行為は、半身麻痺の人には、とても大きなリスク
を伴う行為でしょう。私も最初の病院で断られました。
「歩く」というリハビリは、どの段階で終わるのでしょうか?
① 杖を突きながら一人で歩ける。
② 杖なしで一人で歩ける。
③ 杖を突きながら1Km歩ける。
④ 杖なしで500m歩ける。
何かルールはあるのでしょうか?
私が退院しても良いと進言されたのは、杖を突いて一人で歩けるようになった
時でした。その後もリハビリは必要という言葉はありましたが。でも、退院してからは、
OT一人になりました。以前はPTとOTの二人でした。
つまり、曲がりなりにも一人で歩けるようになれば、歩くことに関しては、自主リハビリの
様相になってしまう。歩くリハビリでは、前に歩くことしか教わりません。後ろや横は
自分の才覚でやるしかなくなるかもしれません。
私の場合、三ヶ月程度で病院を替わりました。そこではOTとPTの二人体制に
なりました。そこで一月経って「走りたい」と言うと「走りましょう」と言ってくれました。それから毎日「走り」がメニューに加わりました。自主トレの中にも散歩中に「走る」
が入りました。大きなリスクでしたが、私は「どうしても走りたい」のです。
それが8ヶ月経ってバドミントンを始めるきっかけになりました。
栗本氏と私の大きな違いは、この「走る」をしたか否かによるものが大きいと思いました。また、「走る」ために外に出ることになります。外に出ると、いろんな出来ない事が
判ってきます。最初は「小走り」です。これは、なかなか難しい。次は、「真っ直ぐ歩く
或は走る」こと。麻痺した側の歩幅が短いからだと思います。それから、高さはなくて良い
のですが「平均台みたいな細いところを歩く」こと。これは麻痺した側の足が真っ直ぐ
前に出なくて、外側へ大きく廻ってしまうから。
私は、「走る」ことをしたことによって、リハビリが大きく変わりました。バドミントンを始め、前だけでなく、前後左右に動くようになりました、が今でも完全では」ありません。バドミントンでは数回転びました。大事に至らなく、よかったと胸をなでおろしています。なんにしてもリスクは伴います。家の中にいても、家の外にいても。
栗本氏の著書を読んで、私は回復することを知りました。
著書の中で、鏡を使った回復法があります。理論は外国の学者が発表したようですが。
私もしました。装置は買いませんでした。我が家の鏡を利用しました。
いたって簡単です。テーブルに座って、身体のまんなかに身体と直角に鏡をおきます。
鏡の面は右から見えるようにおきます。(私は左半身麻痺なので)
鏡を真ん中にして両手を鏡と平行におきます。鏡を見ると右手が映っています。それは
あたかも左手のように。高さのある鏡ですと本物の左手は鏡があるのでみえない。
それで、右手を動かします。鏡を見ると、左手が動いているように見えます。
この時、右手は見ないようにします。鏡に映っているものだけを見るようにします。
そして、鏡を見ながら左手が動いていると強く思うのです。
左手はどうするかと言うと、右手と同じ動作をするのです。一人ですると左手は
動きませんので、介添え者が必要です。私の場合、妻がやってくれました。
約15分程度行います。これは効果があります。やる価値は絶対あります。
健康な人が、効果があるか確認のためやってみてもなんの効果もありません。
脳の障害がある人だけに効果があるのです。これも毎日続けないと効果は小さくなります。
この単純な作業につきあわせられる介添え者は、ほんとに効果があるのだろうか?と
疑問に思うかもしれません。その時は、右手との同じ動作を左手にするのを一時停止
するのです。すると患者は「ギャー」と叫ぶと思いますよ。そして「早く動かしてくれ」
と懇願するでしょう。栗本氏は指を動かしましたが、私は肘を動かすのを勧めます。本当
は肩を薦めたいのですが。
足も出来ると思いますが、工夫が必要かも。後は鏡。
どうでしょうか?やってみては!
なお、病院の担当者はご存知ないようで!
教わってないことは、しないようだし、回復するなんて思ってもいないようだし。
私は5年前に脳出血し、右半身がマヒし、脳は疾風怒濤の状態です。
○○さんも同じように苦労されているようですね。
私の我流苦労話は
http://homepage3.nifty.com/magia/
です。よろしければご覧ください。