渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

さようなら、2016年

2016-12-31 16:42:59 | Weblog
少し更新していない間にも、新たな加入選手の発表がありました。

ニコラ・アシチェリッチ選手は正式加入となればチーム初のセルビア出身選手となります。これは新監督の繋がりでの獲得なのか、定かではないですが、今迄に無かった方面への繋がりというか、拡がりが出て来たのなら悪い話ではない。

身長196cmとこれ又今迄に在籍したFWでは最高身長ではないかと思います。彼を上手く使いこなせれば、チームにとって大きな武器となる筈です。

とはいえ。セルビア以外の国でのプレー経験はほぼ無く、日本のサッカーはおろか、アジアのサッカーも経験がないので、先ずはJリーグのやり方に慣れる、その上で使えるか否かという話になりますので先は長い。

フィット出来ずにシーズンを棒に振る可能性も考えておかなければなりませんが。ここは期待を込めて、面白い存在、と言っておきましょうか。

そして、ガンバユースから小西雄大選手の加入が内定。彼もポジションはFW。今年はJ3での出場経験が僅かですがあります。

とはいえ、不勉強であまりプレーの印象がないのですが。ま、来季の楽しみという事で。

チームとしては来季のルーキー第2号ということですが。

何より。地元出身の選手の加入という所は大きいのでは。一輝がチームを去る事になり、淋しい思いをしていた方も少なくないと思いますので。

地元出身の選手が居るというのはチームにとっても大事な要素のひとつ。本当であれば下部組織から上げるのが良いのでしょうが、なかなか未だそこ迄育成が進んでいかないというのがあり。

いずれにせよ、大事に育てていきたい所です。

ヤキモキしていた方も多かったろう15人の選手について、来季の契約更新も発表されました。

あとの選手は越年となりそうです。良い方にニュースが向かえばよいのですが。

さて。契約話は一段落。ここで、簡単にですが、今シーズンを振り返っておきたいと思います。

チームは今シーズン当初、自動昇格の2位以上、勝ち点84を目標に設定していましたが、夏場には既に目標を下方修整。

プレーオフ進出、勝ち点67と再設定しましたが、それすら遠く及ばず。終わってみれば9位でのフィニッシュとなりました。

正直、今シーズンに関しては残留出来れば御の字と密かに思ってはいたものの、実際に順位が入れ替え戦ラインに迄落ち込んだ時には、やはり多少は焦りも感じました。

今季の低迷の原因に関しては、チーム作りが遅かったという一言に尽きます。

チーム戦術の核となる筈だったカルリーニョスが故障でなかなかチームに合流出来なかった事が結果としては大きく響きました。

その他にも、シーズン前半は怪我などによる離脱者もポロポロ出て、戦力を上げていけなかったというのがあり。フィジカルトレーニングやメディカル等、様々な問題があったのではないでしょうか。

後半になっても波には乗れず、最終盤になり、ようやく目指す形が体現出来る様な試合がありましたが、時既に遅く。

最終的に何とか去年の順位は上回ったものの、プレーオフ圏内にすら、シーズン中には1度も入る事が出来ず。

結果から言えば、惨敗。僅か2年前にJ1で戦っていたことを思うと、この聚落振りは如何なものか。

何処にこの散々たる状況に陥った原因があるのかを十分に分析しておかないとチームは永く低迷の一途を辿ってしまう。

取り返しがつかなくなる前に、しっかりと見つめ直して欲しいと切に願うばかりです。

振り返って、我々サポーターの側にも問題がなかった訳ではなく。

チームを支えるには余りにも貧弱なゴール裏であった様に思います。単純にチームの戦績だけではない原因があるのではないでしょうか。

誰もが、もっと気軽に参加出来る、楽しめる様なゴール裏の雰囲気作りを進めていく時では。

近年とみに、チームの力になる『熱さ』が足りなくなっている様に感じます。チームが昇格するには欠かせないサポーターの熱気。これ無くしては、昇格はない。それを今一度、ちゃんと考えてみる必要性を感じます。

クラブ、チーム、サポーター。この三位一体あって、初めて昇格はなし得るもの。今シーズンにおいては、そのどれもに覚悟が足りなかったのでは。自戒も込めつつ、そんな風に思います。

我が身を振り返ると。事情があり、アウェー遠征に行けたのは初戦のカマタマーレ戦だけと非常に寂しいものでした。

サッカーだけを純粋に楽しめる事の尊さを考える事も多く。

そして、どうしても触れずにはおけないのは熊本を中心とした九州の震災。近い将来、東南海地震の発生が危惧されているだけに他人事ではなく。

命を繋ぐという事に関しても、色々と考えさせられた1年でした。

更新もままならず、備忘録の体もなさなくなってきた、年寄りの戯言に本年もお付き合い頂いた方々には感謝の限りです。

ヴォルティスの来季が、未来がより良きものとなる様に願っています。





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