先日は、久しぶりに燕の巣を見つけました。また、プランターの山椒の葉をアゲハ蝶の幼虫が食べ尽くしてしまいました。いかにも初夏という感じになってきました。以前、新聞の記事でスコップ三味線というのが載っていました。ユーチューブにもアップされています。スコップを三味線に見立てて、音楽に合わせて栓抜きで叩くという、どちらかというと宴会芸のようなものです。新しい物好きな私なので、コーナンでスコップを、ダイソーでコテを買い早速スコップ三味線をやってみましたが、微妙なところでした。実際に楽器をやっている者にとっては少し物足りないような気がします。工事現場で皆で揃ってやればネタとしては面白いでしょうが。６月、７月と琵琶の会があるのでこのところ同じ曲をずっと練習しています。同じ曲をする時は、機械的、義務的にならないように、新鮮な気持ちを維持することが必要です。考えながらやっていれば、毎回何か新しい発見があるものです。昔習っていた先生は、どんどん新しい曲をやったので、余り考える事がありませんでしたが、今の先生は同じ曲を細かいところまで掘り下げるので、違った意味で練習が楽しくなりました。とは言っても、この年になると、残された時間を考えるとこんな事をしていていいのだろうかと思う事もあります。でも、それなら何をするかと考えても何をしてよいか分かりません。余命を宣告されても、琵琶を弾いているかも知れません。
先週末は、子供の大学祭に行ってきました。子供はエレクトーンクラブに入っており、一曲演奏したので聴いてきました。クラブやクラスで模擬店を出しており、賑わっていました。今は、クラブ以外にも同好会も沢山あり、プログラムも盛りだくさんです。フォークローレの路上演奏その他、色々なところで音楽が演奏されていました。外部からの観客も多く、歩くのが大変でした。コスプレで歌って、踊っていたりと若者の熱気に圧倒されました。昔ながらの箏曲部などもありますが、私が大学の頃にやっていたものとは、曲も違っています。また、昔に比べ技術的にもうまいように思います。情報その他環境がよくなっているせいもあるのでしょう。私のやっていた頃の尺八などは、中年以降のおじさんが始めるような感じがありました。先生のところに行っても、大学生など若者は少なかったです。そして、おじさん達は、一部を除きいつまでたっても余り上達しないようでした。大学生は、練習時間にも恵まれているので、すぐに上達していきます。ライバルもいるので励みにもなります。ただ、大学を卒業すると止めてしまう者がほとんどなのが残念です。最近、団塊世代が昔取った杵柄で復活したりしているようです。今は女子学生にも尺八を吹く人が結構いるようです。あれこれ考えながら、感無量の思いで大学祭を楽しんできました。
連休中に茨木で音楽祭がありました。私の好きな激団モンゴイカというのが出ていたので聴きに行きました。今年も面白かったです。主にワールドというジャンルのを聴きました。テキサスの音楽をやっているバンドも聴きましたが、大音量に圧倒され途中で退散しました。私よりも年長の人が主体のようでしたが、すごいパワーでびっくりしました。今年は邦楽の団体も一つ出ていたので聴きました。女性ばかりで箏、津軽三味線、太鼓と踊りという構成でしたが、普段学校回りをしているようで、手馴れた感じでした。その他には、フラメンコのギターと歌も楽しかったです。最近は、各地でこのような音楽祭が増えてきているようで、有難いことです。また、連休の初めに上京してきました。少し時間があったので、いつものように御茶ノ水に行きましたが、そこでも御茶ノ水音楽祭というのをやっていました。特に、ステージがあったのではなく、楽器店が大売出しをしていたようです。ジャンベというアフリカの太鼓にくっつける、金属製のさわり発生器(要するに太鼓を叩いた時にジャラジャラ音がする)が一つ100円で売っていたので買ってきました。今度、ジャンベを叩く時に使おうと思っています。昨日は、琵琶仲間の人が音楽会をしたのに出演してきました。琵琶と笛で敦盛という曲を演奏し、終わってから一緒に出演した兄弟弟子と久しぶりに音楽の話をして盛り上がっていました。
