ヘタレ創作ヤログ~人生これでいいのだ!!

原点に立ち返った、創作ヤロウのブログ!
「負け組プータログ!!」からタイトル再変更。でも、今まで通り幅広くいきます~

今平さん

2006年05月30日 18時52分20秒 | コラム
映画監督・今村昌平さんが亡くなられた。

自分は今平さん(監督の近しい人は皆そう呼んでいた)の映画に特別な思い入れはないが、にっかつ芸術学院(現・日活芸術学院)に入る年に、最初に「日本映画学校」に行こうと思って、受験する前に当時日本映画学校の校長だった今平さんの「黒い雨」を見た。正直いまいちピンとくるものがなかったので、面接で「あまり感じるものがありませんでした」と正直に感想を言ったところ、面接官だった監督さん(名前忘れた…。新城さんだったかな?)に「面白い子だね」と言われたのを覚えている。
結局不合格だったが。

今平さんの作風は、ハリウッド映画とはかけ離れたものだが、アンチハリウッドではなかった。
受験前の学校見学に行ったとき、今平さんは日本映画についてこう語っていた。
「今の日本映画は、ハリウッド映画に負けている。でも、演出や撮影技術に差異があるとは思えない。ハリウッドとの大きな差があるとすれば、やはり脚本と役者だと思う」
今平さんの危惧が、いまだ改善されていないことが残念でならない。

で、にっかつに行くわけだけど、今平さんは元々日活の監督さんだったので、講師の方も今平さんのチーフ助監督だった人だったり、美術を担当した人だったりと、何かとあの当時は今平さんと縁があったようだ。

それから、テンプル大で日本文化の授業を取ったとき、今平さんの代表作のひとつである「楢山節考」を見た。
今平さんは、リアリストなんだなぁ、とにっかつ当時とは違う印象を受けた。
思えば「黒い雨」も、妙なヒューマニズムを一切排したドキュメンタリーのような映画だった気がする。

色々評価はあるだろうが、日本を代表する映画監督だったことに間違いはない。

後進育成にも積極的だった「今平さん」に、改めて哀悼の意を評したいと思う。

今年は結構

2006年05月27日 21時55分29秒 | 雑談
ツイてるかもしれない。

まずアメリカのエージェントと契約できたし、今仕事で新たなコンテンツ企画が動き始めようとしている(詳細は内緒)。

とにかく今年は英語シナリオ書きまくって、批評をもらいながら売り物になるようにエージェントとがっちり組んでやっていこうと思ってる。
2本くらい売れれば、本土に渡ってガンガンいくで~

それまでは、今のコンテンツ企画や他のライティングの仕事などを地道にやっていこう。

がんばりまっす

今日は

2006年05月26日 21時23分31秒 | 雑談
嬉しいことがひとつあった。

「俺的映画人生」のカテゴリを全て読んでくれればわかるけど、俺は旧城南高校(現六本木高校)映画部の部長を務めてて、当時は後輩の女の子達と衝突が多かったことを書いたが、その中で最も衝突した女の子から、本家サイトを通じてメールが届いたんだ。

もう18年もたっているから忘れてるだろうと思っていたけど、結構映画部については覚えていて、彼女サイドからみた当時のこと、そして非礼だったとお詫びの言葉が綴られてあった。

非常に丁寧な文面に、正直感銘を受けた。
「DRAMA FACTORY」を開いてもう9年になるが、この9年で一番感動したことだね。

当時のことに関してはこっちの方がお詫びしたいくらいなので、早速返信したけど、彼女はどう受け止めるだろう?

「俺的映画人生」で書いた当時のスタッフィングに、一部誤りがあることが彼女のメールからわかったので、早速修正しておいた。

彼女は、確かに当時一番辛くあたってきた子だったが、それだけ映画部のことが好きだったのだろう。
高校が廃校になったので、フィルムがどうなったのかを気にしていた。

フィルムはほぼ全作品俺が持っているけど、保管状態に自信がない。
映写機も売っちゃったし、見られるようにするにはフィルム会社でDVDに変換してもらうしかないが、果たしてどこにフィルムがあるかも不明。4つあるダンボールのどれかには間違いなく入っているはずだけど

こまっちゃんからメールもらった時もそうだったけど、やっぱ長いこと個人サイト持っていてよかった。

再会(メールで)するのに18年は、嬉しいけど切なくもあるね。
喧嘩別れしていなければ、もっと長く交友できていただろうし、他の先輩部員の方たちのように連絡も取れたかもしれない(2000年に一度数人と再会している)。

これからは「一期一会」の気持ちで人付き合いをしていきたい。
20年後に後悔しないために。。。

はりーぽった

2006年05月23日 19時24分09秒 | コラム
って、まだ映画の4作目も見てないし、本も5巻、6巻と読んでいない。

もう飽きちゃった、というのが正直なところ。

で、今回新しく作ったカテゴリ「コラム」では何をするか、というと映画とか話題のものについて独断と偏見で書きたいことを書く、というもので、必ずしもレビューではない。

今回の「ハリポタ」について言えば、今回の話題はその内容じゃなくて、出演者の今後をずばり予想

・ダニエル・ラドクリフ~「出世作となるか、それともシリーズとともに消えるか?」
 彼の場合は、ヤングハリウッドスターというわけでもないし(大体イギリスだし)、「ハリポタ」以外の作品に出演しているわけでもないし(ハリウッドではね)、俺の感触としては、「第二のマーク・ハミル」説が濃厚だな。妙に演技派目指して悪役やって、そのまま忘れ去られそう。。。「いい子」をやっちゃうと後が大変なんだよね。もうハリーのイメージが定着しちゃってるし、このままだとマーク・ハミルどころか、ETのヘンリー・トーマスの後を追っちゃうかも?ひょっとしたら30代くらいで、キアヌー的存在にならないとも限らないけど、恐らく彼は本国イギリスでのキャリアを選ぶだろう。

・エマ・ワトソン~「中途半端な魅力がハリウッドに通用するか?」
 彼女は確かにルックスはそれなりにかわいい。だが、あの程度のルックスの若手女優はハリウッドには腐るほどいるのが現実。たまたま「ハリポタ」のハーマイオニー役に抜擢されたものの、「この子ならでは」という個性を発揮できずにいるのもまた事実。彼女もダニエルと同じで「いい子」のイメージが定着しちゃってるから、そこからの脱却が成否を握る鍵だね。いっそハリウッドでの次回作は官能映画にするのもいいかもしれない。少なくとも俺は見る でもそれだとドリュー・バリモアを想像しちゃうな~。まあ第二のドリューなら20代後半で成功するかもしれないね。同じイギリス出身の女優としてはヘレナ・ボナム・カーターがいるけど、ティム・バートンと結婚してからはイマイチだしね~。ヘレナの方が遥かにルックスでも演技力でもエマより上だから、それだけハリウッドでは難しいってことだね。エマの場合も、やっぱりハリウッド進出よりも本国のテレビドラマなんかで人気を博しそうな感じがする。

・ルパート・グリント~「そもそもこいつは何者だ?」
 彼の場合は、まず主役は無理だろう。ただ、こういう抜けた感じの青年って最近のアメリカ人にはあまり見かけないので、助演ならハリウッドでもやっていけるかもしれない。ルックスや演技力からして、ハリウッドでも本国でも微妙なところ。「ハリポタ」が遺作にならないように頑張って欲しい

と辛口になってしまったが、事子役に関してはいい話を聞いた事がないんだよね。日本もそうだけど、特にハリウッドはひどい。
まあ、三人ともイギリスの子役なので、ハリウッドでの成功は視野に入れてないかもしれないけど、「ハリポタ」俳優になっちゃうと、本国での活躍も期待できなくなっちゃうので、要注意

まあ、がんばれ

がんばれ、ゴマさん!

2006年05月18日 14時24分27秒 | 雑談
BBC、やっちゃいましたね~

でも全然謝罪にも堅苦しさや悲壮感がないところが、どこかの国営放送との大きな違いだね。

ガイ・ゴマさんはBBCのIT部門に就職するため面接(英語では「interview」)に来ていたところ、生番組インタビュー(英語でやはり「interview」)出演予定だったIT専門家のガイ・キューニーさんと間違えられ、バカPに連れられスタジオへ。
スタジオで、いきなり生本番が始まり、インタビュアーが「IT専門家のガイ・キューニーさんです」と紹介し、ガイ・ゴマさんは動揺を隠さなかった。
でも彼は頑張った!
スペシャリストでもないのに、インタビュアーの質問に無難に答え、番組は無事終了。
BBCは8日後に謝罪コメントを出したが、ガイ・ゴマさんの採用合否はまだわかっていない。
でもガイさんは話題の人になったらしく、テレビ出演の依頼が相次いでいるという。
もうBBCなんかいいじゃないか。
フリーITジャーナリストとして頑張っていけば

頑張れゴマさん

俺、貴方のような人好き

映画「蝉しぐれ」

2006年05月18日 14時11分32秒 | オススメ商品
蝉しぐれ プレミアム・エディション

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これはテレビ版もあるけど、敢えて映画版をオススメするのは、映画の脚色術の限界ともいえる脚色の上手さから。テレビなら尺的にほぼ原作通りに描くことが出来ても、映画には3時間を超えない(今のところ)という限界がある。
だからどうしてもはしょらなければならないし、はしょった分、どこかで原作とは違った面白さを出さなければならない。
日本映画は、大抵この脚色で失敗しているが、この「蝉しぐれ」に関しては見事な脚色だった。
ストーリーは、好き嫌いだから(時代劇が嫌いとか、人物に現実味がないとか、現代のリアルを求める人には不向きな作品。あくまでファンタジーです)賛否が分かれるところだけど、映画を志す人は見ておくべき作品なので、要チェック!

売れないシリーズ最終回

2006年05月18日 00時40分56秒 | 売れたい脚本家の売れない理由
新しく作ったカテゴリだけど、あっというまに終了

後ろ向きはいかんよ、やっぱ。

ということで、最終回の売れない理由はズバリ「脚本家として売れたい、と思わなくなったから」。

ブログのタイトルは「売れたい脚本家のブログ」。
開設当初の意味は、「売れたい脚本家」の「ブログ」。つまり、脚本家として売れたかったわけだな。
この「売れたい」というのがくせもんなんだけど、何をもってして「売れてる」と自分は判断してたかっていうと、多分皆さんと同じでテレビ番組のレギュラーライターや2Hの脚本書いて、とにかく金を稼げる脚本家で、できれば連ドラもやれればベターという安易な考え。

そもそも脚本家が自分のゴールではないのね。
自分はずっとアメリカ時代も含めて自主制作映画を撮っていたから、理屈よりも感性で映像をとらえている。
自主時代は、脚本は役者のためにしか書かなかった。
つまり台詞を覚えてもらうためね。
役割的には脚本というより台本。

「脚本は物語の設計図」と以前書いたけど、ホントにただの設計図だった。
だからストーリーや芝居の肉付けはすべて絵コンテきってやってた。
単純にそのほうがイメージが伝わるから。

以前教えてた学校で、漫画家志望の生徒のほとんどがシナリオ書けなかったのも、文字より絵にした方が、彼らにとっては早かったんだよね。

「俺も実はそうだ」と思い始めたのがつい最近。
ホンの書き方がどうこう、とかプロットの書き方があーだこーだ、って俺にとってはどうでもいいこと。
いい映像を構築していきたいのよね、つまり。
誤解を恐れずに言えば、ストーリーの運びなんておまけ。

だって、映画は芸術ですよ。
芸術に理屈は不要じゃないですか?

っていうふうに考えていくと、そもそも脚本家として売れること自体相当無理があるわけ。
だって、「脚本なんていらねー」って言ってるのと同じことだからさ。

でもこのブログ開設当初は、やっぱ仕事欲しかった。
ホントに駆け出しだったし、「やっぱ下積みだよな」とか本気で考えてた。

でも映画監督やりたい奴が、脚本家の下積みしてどーすんの?って思ったんよ。
変なプロダクションでVシネの企画やってるとき、ホント業界人っていう人の志の低さに驚いちゃった。
テレビのDの人に実際のテレビドラマの現状を聞いて、「ああ、テレビってもうただのサラリーマン社会なんだな」と思った。
金はテレビの方がいいし、やりたかったんだけど、正直幻滅した。

「これじゃあ売れてもしょうがない」というのが、俺の下した結論。
なら、面白そうな企画がきたらやろう、そうでなければ書かないと決めたわけ。
エラソぶってるわけじゃなくて、少しでも興味をそそられないと書けないんだよ。
やるやらないの問題じゃなくて、可能不可能の問題。

金目当ての仕事なら脚本じゃなくたっていいじゃない?
他にも手に職もってるし。

だから、今のこのブログのタイトルの意味は「売れたい」「脚本家のブログ」ってわけ。
つまり一脚本家が「脚本家としてじゃなくていいからとにかく売れたい」っていう

「売れたいヤロウのブログ」でもいいわけよね、タイトルは。
でも今更変更するのも面倒くさいからタイトルは変えない。

だから、映像に関してはインディーズに戻ろうと思ってる。

物理的な制限は商業映画より遥かに多いけど、その中で表現したいことを表現するのが表現者の醍醐味だし。

だから、日本では脚本家として売れなくていいのよ、もう。
理由を考える必要もなくなった。

というわけで、このコーナーはこの記事をもっておしまい。

今後のブログの内容は、もっと幅広い「日記&コラム」的なものにしていくつもり。

ちなみに「オンラインシナリオ講座」は継続するよ。
ノウハウを知っているのは確かだし、それを人に教えるのは嫌じゃない。
特にハリウッド留学を目指している人は大歓迎だな。

ということで、勝手ながらこの記事はgooID持ってる人のみコメント受け付けます。

自主だ、映画だ、Web配信だ!!

2006年05月13日 23時44分45秒 | 俺的映画人生
久しく映画を撮ってない。
脚本家も映画監督へのワンステップだと思ったんだけど、押井作品で苦悩した伊藤和典さんじゃないけど、「絵でしか表現できないものをどうやって文字にするんだ?」って思った。
特に映画を見てると、お話も重要だけど、やっぱ芸術はセンスよね。
いい悪いはともかくとしてセンスで作るもんだと思うのよ。

で、商業は無理だから、とりあえず自主やりたいね~。
もうDVとかフィルムじゃなくたっていいじゃない~?
デジカメのムービーモードで撮ってさ、音なんて音楽かぶせちゃえばいいし、上映はWeb上でやれば、かなり制作費節約できる。
ってかほとんどかかんないんじゃないか。

よし、やろう!
ってスタッフはどこだ?
キャストは?

やっぱ人集めを地道にやろう。

自主制作映画監督復帰や~

もうこうなったらマジメにブログのタイトルを「売れたいヤロウのブログ」に変更することを検討します

今は

2006年05月12日 22時54分50秒 | 雑談
英語シナリオ書きながら、「MOTHER3」をプレイ中。
やっぱゲームはこう!って思った。
俺は「MOTHER1、2」はあまりやってないから、そういう意味で懐かしいとは思わないけど、あのゲーム臭さが懐かしい。
余計なムービーや見づらい3Dじゃなくて、ああいった2Dでも面白ければゲームは成立するんですよ。「脳トレ」なんかそのいい例。
画像をどうきれいに見せるか、とかハードにあわせてシステムを複雑にしていくより、単純にゲームに嵌れて、何よりも「遊べる」ゲームを作れるか否かが今後のゲーム業界の方向を決めていくんじゃないかなぁ。

まあ、ゲーム論はこのくらいにして。
やっぱロックやりたいなぁ。
もうこのブログのタイトルを「売れたいロックシンガーのブログ」にしちゃおうか、ってくらいHRのバンド組みたい。
前期ラウドネスとかDOKKENとか、BADLANDSみたいなのもいい。
今の日本にあまりないようなサウンドを演奏できるバンドが組めればいいなぁ。

誰かおじちゃんハードロックバンド組みません?

ゲームはやっぱ

2006年05月11日 21時58分41秒 | ゲームという娯楽
映画とは違うエンターテインメントだと思う。
映画は「遊べない」からね。

ゲームは「遊ぶ」メディアだから、映画とは違うよ。
シナリオライティングも当然、遊ぶことを念頭に入れて書くわけだし、企画自体そういうものが売れている。
「映画みたいな~」的な作品で売れてるのはFFぐらいじゃない?
ゲームユーザーが「映画みたいなゲーム」をやりたければ、XBOX360はもう少し売れてもいいでしょ?
でもそうなってない。
それどころか、映像的には全く問題にならない携帯機、特にDSが売れてる原因は、やっぱりゲームとして楽しめるゲームをユーザーが求めてる結果じゃないかな。
DSは、DSのソフトもGBAのソフトも楽しめるし、色々なソフトが出ている。

これからはゲームも携帯派と次世代機派に大きく分かれていくかもしれないね。