1.アメリカでの中国映画による「反日」情報工作:前回は、中国によるハリウッドでの”幻の”南京事件をテーマにした大作「南京・聖誕・1937」撮影が、主演・監督・製作クリントイーストウッドで行なわれるというのは、ネットでの元記事をコピー・要約して使っているうちに原意が変形された過程で生まれたデマだったらしいことをお伝えした。
中国の斜顔Ⅰ
産経新聞に連絡してみたが、「担当者に伝えます」とのことだったので、続報を待っていたところ、「東亜備忘録」kyoujiさんがいいニュースを教えてくださった。
=====
南京攻略描く米映画制作情報 在米反日団体が昨年流布
≪中国当局と密接に連携≫
【ワシントン=古森義久】日本軍の南京攻略を描く映画が米国ハリウッドの著名俳優、クリント・イーストウッド氏の監督で制作されるという中国発の報道が同氏の代理人によって否定されたが、その情報は最初、米国内に拠点をおき中国当局と密接に連携する反日団体から公式の「プレス発表」として宣伝されていたことが判明した。
「南京虐殺を題材とするハリウッド映画が『南京・クリスマス・1937』というタイトルでイーストウッド監督、女優メリル・ストリープ出演で制作される」との情報は上海の新聞「文匯報」が一月十八日付で報じたが、米国内の中国関連動向に詳しい専門家は、同趣旨の情報が「第二次大戦アジア史保存連盟」(ALPHA)という組織のロサンゼルス支部が公表した昨年12月10日付の「プレス発表」に記されていると指摘した。ウェブサイトに残る「発表」には「ハリウッドがついに『紫金山が燃えるとき』という小説を原作に『南京・クリスマス・1937』という映画を制作する」とある。
在米中国人を主体とするALPHAは活動目的について「日本は侵略や虐殺に対し公式謝罪も賠償もしておらず、その実行を求める」としており、中国当局が関与する「世界抗日戦争史実維護連合会」傘下にある。日本政府や企業を常に糾弾し、事実に反する主張で日本を攻撃する点では明確な反日団体といえる。
母体となる「連合会」は中国国営の新華社通信につながるサイトを持ち、中国主要都市で当局の支援を得て集会を開くなど、中国政府と密接なきずなを持つといえる。ALPHAは90年代後半、アイリス・チャン著の「ザ・レイプ・オブ・南京」の宣伝・販売に協力した実績もある。こうした政治的組織が「文匯報」より1カ月以上も前に「南京事件のハリウッド映画制作」の情報を流していたことは、この虚報が中国当局の意図をにじませたプロパガンダだった可能性をさらに高めることとなった。
なお、日本軍の南京攻略を主題とした「紫金山が燃えるとき」は昨年夏に米中両国で出版されたが、著者で南京出身の在米中国人文学者、祁寿華氏自身は、ALPHAの「発表」は事実に反すると強調していた。@ネットビュー
【2006/03/07 産経新聞・東京朝刊から】
(03/07 08:17)
=====
この記事を書いている古森義久氏は、NIKKEIBPの特集「セイフティーネット2005」でも連続コラム「外交小国日本の安全保障を考える」を出している。WIKIPEDIAでは、古森義久氏について、「親米保守」と評価して、特に「セイフティーネット2005」に出した「第6回ハリケーン被災であらわになった米国の人種問題~なぜ、特定の人種だけが略奪するのか~」を批判的に見ている。
しかし、WIKIPEDIAには、編集上の問題も指摘されている。2チャンネル「ウィキペディア (Wikipedia)英語版に挑む 」。同じ問題は日本語版でもあるようで、ここでの古森義久氏の評価は、問題のある第6回(私自身も移民で、「人種」の責任と言われると反論はいくらでもできる)だけを取り上げて、残りの15回を無視しているなど、いわゆる”偽善的人権論者”のしそうな詭弁(15例の内、誤った1例があるから、残りも全部誤っている)で、台湾という場にいることで中国と絶対的に利害が対立するから反中国=親米にならざるを得ない私のようなものからすれば、この項目は、日本の”親中派が書いた”ものだと言わざるを得ない。
氏の「外交小国日本の安全保障を考える」には、資料的によく集められた、「第11回偽造大国「中国」にどう対処すべきか?~米国に倣って直ちに強硬策に出ないと手遅れに~」や、また、人民解放軍将軍が行った日米を標的にした「核攻撃発言」を捉えた「第3回「中国の軍事」を語ることをタブー視するな~日本の安全保障上“最大の脅威”が迫る~」などもあり、問題のある事実を直感的に捉えようとする基本的なジャーナリズムの姿勢が見られ、”中国共産党中央委員会機関誌『人民日報』をホームページに掲載している”『朝日新聞』のように、学歴エリートが頭だけで机の上で言葉をいじくり回して書いている中国記事など足許にも及ばない、原点に立った一面があると思われる。
今回の氏の記事も、そうした”事実の探索”から生まれた成果だと思われる。
2.中国系「反日」組織の世界的広がり
今回の記事にある、「世界抗日戦争史実維護連合会」のホームページはこちら。The Global Alliance for Preserving the History of WW II in Asia (GA)このページは、昨年春の中国での「反日」暴動の時期、大陸の「反日」煽動サイト「918愛国網」のリンクをたどっていて、アメリカにあるらしいサイトとして見つけ、紹介したことがある。ちなみに、「918愛国網」の以下のリンクページには、「世界抗日戦争史実維護連合会」を含む世界のサイトにリンクが張られていて、昨年の「反日」暴動が世界的な広がりを持って、時間を掛け組織的に準備されたものだったことを推測させる。日本人による日本国内の関連サイトも多数である。
このブログの旧館に「世界抗日戦争史実維護連合会」が書いている対日要求などの内容について翻訳した記事あるので、以下をご覧いただきたい。
「世界抗日戦争史実維護連合会」の要求
「世界抗日戦争史実維護連合会」の目的1
「世界抗日戦争史実維護連合会」の目的2
「世界抗日戦争史実維護連合会」のリンク(変なスクリプトで飛ばそうとするので、コピー&ペーストで、末端のURLだけを取り出せば安全)の中にある「ALPHA」という組織は、2つ支部があるらしい。
カナダ支部Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asia CANADA
カルガリー支部は、大学の中だが、もうページはない。
googleで、”Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asia”を調べて、本拠らしい所が見つかった。
Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asia LA
このサイトの中に、確かに産経新聞社の指摘する文書があった。
3.アメリカで暗躍する中国系謀略組織の動き
記事にある「プレス」発表は、以下のような内容である。記事にあった映画の問題ばかりでなく、こうした中国系「反日」対米宣伝活動工作集団が何をアメリカでしているかよく分かる内容と思われるので、紹介してみる。
=====
12/10/2005:04:34:05AM 投稿
南京虐殺1937-68周年記念と対日勝利60周年と展示
2005年, 「アジア第二次大戦歴史保存同盟-ロスアンゼルスALPHA-LA」は、第二次大戦の間に日本軍によって犯された冷酷な野蛮な残虐行為について一般大衆を教育するために奉げられた民族グループを越えた非営利組織である。私達は、国連安全保障理事会の常任理事国になるための日本の投票に対して5週間未満で4200万の署名を集めた、世界的な他のNGOとの共同の努力のゆえに知られている。日本はすっかりその攻撃的な試みに失敗した。日本政府はこれまで、犠牲者に賠償することなく、75年前に始まったその戦争犯罪への公式謝罪を果たしてこなかったが、もうそれを終えてもよいころである。
ヨーロッパ戦勝記念日と対日戦勝記念日の60周年記念日の南部地方記念シリーズの一部として、 ALPHA-LAは、 いわゆる 「南京のレイプ」について, 大半は民間人の300,000人以上の中国人が、日本帝国陸軍の6週間続いた「すべてを殺し、すべてを焼き、すべてを犯す」方針においてされた南京虐殺1937の今年の記念日を誇らしげに発表する。
今年は68番目の記念日を迎えて、ALPHA-LAはモンテレー・パークでそれを再現する:記念行事、ドキュメンタリー映画試写、目撃者の証言、展示、および音楽演奏である。こうしたわけで、ハリウッドは最終的にジェラード・グリーンの2500万ドルの作品「南京クリスマス、1937」を制作することになる。これは、Bill Guttentagの「南京のレイプ」ドキュメンタリーとPatrick Kaipatrickの「アメリカ女神」と並ぶ“Purple Mountain burns”に基づいたものである。
記念行事は展示場(Chinese Daily News ビルの4階:1588 Corporate Center Drive, Monterey Park, CA 91745)で2-4pmから12月17日(土曜日)に催される。入場無料である。駐車場も多くあり、全階級・家族のための教育的な午後となる。
アキコ泉谷(若い独立ドキュメンタリー映画制作者)は、彼女の未完成作品「日本の戦争犯罪」ドキュメンタリー制作の軌跡を発表する。Frank Mason大佐は、戦争捕虜の生還者で、彼の個人的な太平洋戦の経験についての重要な証言をする。チェン将軍、チエンは、20,000人の強力な日本陸軍第13師団を破った有名なChangSha戦を含む彼の戦いの経験を報告する。
共同スポンサー:
Association for Preserving Historical Accuracy of Foreign Invasions of China,
Historical Justice Now,
Contemporary Sino-Japanese Historical Society,
All America Chinese Youth Federation,
Chinese Friendship Association of L A,
Angelus Plaza Chinese Residents Club & Choir,
Prof. Gao’s Musical Group,
Nanjing America California Association,
Marco Polo Brand Shrimp Chips,
Chinese Daily News (facility),
Rowland Evergreen Sr. Association Choir.
=====
読んでみて、いろいろ興味深い点が多いが、紙数も尽きたので、二点だけを指摘する。
①ハリウッドでの謀略映画「南京・クリスマス・1937」作製は事実
この文書には、以上のように、クリントーストウッドが参加するかどうかは別として、「ジェラード・グリーン」という人物が2500万ドルで映画を作ると書いてある。
中国の元記事には「アメリカハリウッドViridian娯楽会社代表取締役傑拉·格林」とあり、ここから、Gerard GreenとViridian娯楽会社代表取締役傑拉·格林が同一人物らしいと分かった。アメリカでの探索の糸が一つ見つかった。
②協賛団体の意味
この文書には、多数の協賛団体が出ているが、一つあげれば、Chinese Daily Newsはどんな会社だろうか。
中国日報
中国日報は、北京に本社のある中国本土系英語新聞社である。
大紀元によると以下の解説がある。
=====
中共は、中国政府をいかにうまく操作しているか
近年において、インターネットの発達にともない、中共はインターネット上の意見の管理に非常に高い優先性をおいている。2000年7月24日CCTVの副編集部長である、孫玉勝(音から翻訳) は、 中共中央委員会がサポートする五大ウエブサイト、人民日報ウエブサイト、新華報道社の新華ネット、中国日報ウエブサイト、中国国際ラジオウエブサイト、そして、中国インターネット・センターを発表した。その他、宣伝を強化しなければならないウエブサイトは、上海東部ネット、北京千龍 ネット、中京 ネット、CCTVウエブサイト、そして中央人民放送ウエブサイトの5つ。
=====
「反日」謀略活動に、こうしたほぼ準国営といえる中国系新聞社のロサンゼルス支社ビルが使われていることが、文書からは窺える。
これは、中国共産党および中国政府がメディアを陰に日向に使って、「反日」活動を組織的に行っている実態を示す、証拠の一端である。
こうした活動については、さらに、ネットの資料で分かるところを、探ってみたい。
=====
Posted - 12/10/2005 : 04:34:05 AM
Press Release Press Release Press Release
Memorial of the 68th Anniversary of “Nanking Massacre -1937”/Exhibit &
60th Anniversary of V-J day
(南京虐殺1937-68周年記念と対日勝利60周年と展示)
In 2005 Alliance to Preserve the WW II History in Asia ─ Los Angeles (ALPHA-LA), a multi-ethnic group non-profit organization dedicated to educate general public about inhuman brutal atrocities committed by the Japanese Military during WW II, has been known for its joint effort with likely other NGO worldwide to have collected 42 million signatures in less than 5 weeks in an effort to against Japan’s bid to become a permanent member of the UN Security Council. Japan failed its aggressive attempt totally. Japanese government so far failed to make official apology for its war crimes which started 75 years ago without reparation to the victims; it is time to end it.
As a part of a series of Southland’s commemoration of the 60th anniversary of V-E day and V-J day, ALPHA-LA proudly announce its annual memorial of Nanking Massacre-1937, so called “the Rape of Nanking”, where 300,000+ Chinese, mostly civilians were slaughtered in a 6 weeks of continuous “Kill all, Burn all, and Rape all” policy of the Japanese Imperial Army. This year marks the 68th anniversary and ALPHA-LA brings it back alive to Monterey Park: memorial, documentary film pre-view, eye-witness account testimonials, exhibit, and musical performances. That is why Hollywood finally will make a Gerard Green’s $25 million production “ Nanking-Christmas,1937” based on the novel “Purple Mountain burns”, so as Bill Guttentag’s “Rape of Nanking”documentary and Patrick Kaipatrick’s “American Goddess”.
The memorial will be held on Dec 17th ( Sat) from 2-4 pm at Exhibition Hall, 4th floor of Chinese Daily News Bldg, 1588 Corporate Center Drive, Monterey Park, CA 91745.Admission is free. There is plenty of parking space and make it an educational afternoon for the whole class or family.
Akiko Itsumitani, a young independent documentary film maker, will preview trails of her unfinished “Japanese War crimes” documentary. Col. Frank Mason, ex-POW, will give eye-witness key-note testimonial of his personal Pacific Theater experience. General Chen, Chien will give a report of his battling experience including famous ChangSha battles which defeated a 20,000 strong Japanese Army’s 13th Division.
Co-sponsors: Association for Preserving Historical Accuracy of Foreign Invasions of China, Historical Justice Now, Contemporary Sino-Japanese Historical Society, All America Chinese Youth Federation, Chinese Friendship Association of L A, Angelus Plaza Chinese Residents Club & Choir, Prof. Gao’s Musical Group, Nanjing America California Association, Marco Polo Brand Shrimp Chips, Chinese Daily News (facility), Rowland Evergreen Sr. Association Choir.
Contact: Jeannie Liu (310) 871-9762 www.alpha-la.org
Robert Tsang (626) 319-9856
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中国の斜顔Ⅰ
産経新聞に連絡してみたが、「担当者に伝えます」とのことだったので、続報を待っていたところ、「東亜備忘録」kyoujiさんがいいニュースを教えてくださった。
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南京攻略描く米映画制作情報 在米反日団体が昨年流布
≪中国当局と密接に連携≫
【ワシントン=古森義久】日本軍の南京攻略を描く映画が米国ハリウッドの著名俳優、クリント・イーストウッド氏の監督で制作されるという中国発の報道が同氏の代理人によって否定されたが、その情報は最初、米国内に拠点をおき中国当局と密接に連携する反日団体から公式の「プレス発表」として宣伝されていたことが判明した。
「南京虐殺を題材とするハリウッド映画が『南京・クリスマス・1937』というタイトルでイーストウッド監督、女優メリル・ストリープ出演で制作される」との情報は上海の新聞「文匯報」が一月十八日付で報じたが、米国内の中国関連動向に詳しい専門家は、同趣旨の情報が「第二次大戦アジア史保存連盟」(ALPHA)という組織のロサンゼルス支部が公表した昨年12月10日付の「プレス発表」に記されていると指摘した。ウェブサイトに残る「発表」には「ハリウッドがついに『紫金山が燃えるとき』という小説を原作に『南京・クリスマス・1937』という映画を制作する」とある。
在米中国人を主体とするALPHAは活動目的について「日本は侵略や虐殺に対し公式謝罪も賠償もしておらず、その実行を求める」としており、中国当局が関与する「世界抗日戦争史実維護連合会」傘下にある。日本政府や企業を常に糾弾し、事実に反する主張で日本を攻撃する点では明確な反日団体といえる。
母体となる「連合会」は中国国営の新華社通信につながるサイトを持ち、中国主要都市で当局の支援を得て集会を開くなど、中国政府と密接なきずなを持つといえる。ALPHAは90年代後半、アイリス・チャン著の「ザ・レイプ・オブ・南京」の宣伝・販売に協力した実績もある。こうした政治的組織が「文匯報」より1カ月以上も前に「南京事件のハリウッド映画制作」の情報を流していたことは、この虚報が中国当局の意図をにじませたプロパガンダだった可能性をさらに高めることとなった。
なお、日本軍の南京攻略を主題とした「紫金山が燃えるとき」は昨年夏に米中両国で出版されたが、著者で南京出身の在米中国人文学者、祁寿華氏自身は、ALPHAの「発表」は事実に反すると強調していた。@ネットビュー
【2006/03/07 産経新聞・東京朝刊から】
(03/07 08:17)
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この記事を書いている古森義久氏は、NIKKEIBPの特集「セイフティーネット2005」でも連続コラム「外交小国日本の安全保障を考える」を出している。WIKIPEDIAでは、古森義久氏について、「親米保守」と評価して、特に「セイフティーネット2005」に出した「第6回ハリケーン被災であらわになった米国の人種問題~なぜ、特定の人種だけが略奪するのか~」を批判的に見ている。
しかし、WIKIPEDIAには、編集上の問題も指摘されている。2チャンネル「ウィキペディア (Wikipedia)英語版に挑む 」。同じ問題は日本語版でもあるようで、ここでの古森義久氏の評価は、問題のある第6回(私自身も移民で、「人種」の責任と言われると反論はいくらでもできる)だけを取り上げて、残りの15回を無視しているなど、いわゆる”偽善的人権論者”のしそうな詭弁(15例の内、誤った1例があるから、残りも全部誤っている)で、台湾という場にいることで中国と絶対的に利害が対立するから反中国=親米にならざるを得ない私のようなものからすれば、この項目は、日本の”親中派が書いた”ものだと言わざるを得ない。
氏の「外交小国日本の安全保障を考える」には、資料的によく集められた、「第11回偽造大国「中国」にどう対処すべきか?~米国に倣って直ちに強硬策に出ないと手遅れに~」や、また、人民解放軍将軍が行った日米を標的にした「核攻撃発言」を捉えた「第3回「中国の軍事」を語ることをタブー視するな~日本の安全保障上“最大の脅威”が迫る~」などもあり、問題のある事実を直感的に捉えようとする基本的なジャーナリズムの姿勢が見られ、”中国共産党中央委員会機関誌『人民日報』をホームページに掲載している”『朝日新聞』のように、学歴エリートが頭だけで机の上で言葉をいじくり回して書いている中国記事など足許にも及ばない、原点に立った一面があると思われる。
今回の氏の記事も、そうした”事実の探索”から生まれた成果だと思われる。
2.中国系「反日」組織の世界的広がり
今回の記事にある、「世界抗日戦争史実維護連合会」のホームページはこちら。The Global Alliance for Preserving the History of WW II in Asia (GA)このページは、昨年春の中国での「反日」暴動の時期、大陸の「反日」煽動サイト「918愛国網」のリンクをたどっていて、アメリカにあるらしいサイトとして見つけ、紹介したことがある。ちなみに、「918愛国網」の以下のリンクページには、「世界抗日戦争史実維護連合会」を含む世界のサイトにリンクが張られていて、昨年の「反日」暴動が世界的な広がりを持って、時間を掛け組織的に準備されたものだったことを推測させる。日本人による日本国内の関連サイトも多数である。
このブログの旧館に「世界抗日戦争史実維護連合会」が書いている対日要求などの内容について翻訳した記事あるので、以下をご覧いただきたい。
「世界抗日戦争史実維護連合会」の要求
「世界抗日戦争史実維護連合会」の目的1
「世界抗日戦争史実維護連合会」の目的2
「世界抗日戦争史実維護連合会」のリンク(変なスクリプトで飛ばそうとするので、コピー&ペーストで、末端のURLだけを取り出せば安全)の中にある「ALPHA」という組織は、2つ支部があるらしい。
カナダ支部Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asia CANADA
カルガリー支部は、大学の中だが、もうページはない。
googleで、”Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asia”を調べて、本拠らしい所が見つかった。
Association for Learning & Preserving the History of WWII in Asia LA
このサイトの中に、確かに産経新聞社の指摘する文書があった。
3.アメリカで暗躍する中国系謀略組織の動き
記事にある「プレス」発表は、以下のような内容である。記事にあった映画の問題ばかりでなく、こうした中国系「反日」対米宣伝活動工作集団が何をアメリカでしているかよく分かる内容と思われるので、紹介してみる。
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12/10/2005:04:34:05AM 投稿
南京虐殺1937-68周年記念と対日勝利60周年と展示
2005年, 「アジア第二次大戦歴史保存同盟-ロスアンゼルスALPHA-LA」は、第二次大戦の間に日本軍によって犯された冷酷な野蛮な残虐行為について一般大衆を教育するために奉げられた民族グループを越えた非営利組織である。私達は、国連安全保障理事会の常任理事国になるための日本の投票に対して5週間未満で4200万の署名を集めた、世界的な他のNGOとの共同の努力のゆえに知られている。日本はすっかりその攻撃的な試みに失敗した。日本政府はこれまで、犠牲者に賠償することなく、75年前に始まったその戦争犯罪への公式謝罪を果たしてこなかったが、もうそれを終えてもよいころである。
ヨーロッパ戦勝記念日と対日戦勝記念日の60周年記念日の南部地方記念シリーズの一部として、 ALPHA-LAは、 いわゆる 「南京のレイプ」について, 大半は民間人の300,000人以上の中国人が、日本帝国陸軍の6週間続いた「すべてを殺し、すべてを焼き、すべてを犯す」方針においてされた南京虐殺1937の今年の記念日を誇らしげに発表する。
今年は68番目の記念日を迎えて、ALPHA-LAはモンテレー・パークでそれを再現する:記念行事、ドキュメンタリー映画試写、目撃者の証言、展示、および音楽演奏である。こうしたわけで、ハリウッドは最終的にジェラード・グリーンの2500万ドルの作品「南京クリスマス、1937」を制作することになる。これは、Bill Guttentagの「南京のレイプ」ドキュメンタリーとPatrick Kaipatrickの「アメリカ女神」と並ぶ“Purple Mountain burns”に基づいたものである。
記念行事は展示場(Chinese Daily News ビルの4階:1588 Corporate Center Drive, Monterey Park, CA 91745)で2-4pmから12月17日(土曜日)に催される。入場無料である。駐車場も多くあり、全階級・家族のための教育的な午後となる。
アキコ泉谷(若い独立ドキュメンタリー映画制作者)は、彼女の未完成作品「日本の戦争犯罪」ドキュメンタリー制作の軌跡を発表する。Frank Mason大佐は、戦争捕虜の生還者で、彼の個人的な太平洋戦の経験についての重要な証言をする。チェン将軍、チエンは、20,000人の強力な日本陸軍第13師団を破った有名なChangSha戦を含む彼の戦いの経験を報告する。
共同スポンサー:
Association for Preserving Historical Accuracy of Foreign Invasions of China,
Historical Justice Now,
Contemporary Sino-Japanese Historical Society,
All America Chinese Youth Federation,
Chinese Friendship Association of L A,
Angelus Plaza Chinese Residents Club & Choir,
Prof. Gao’s Musical Group,
Nanjing America California Association,
Marco Polo Brand Shrimp Chips,
Chinese Daily News (facility),
Rowland Evergreen Sr. Association Choir.
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読んでみて、いろいろ興味深い点が多いが、紙数も尽きたので、二点だけを指摘する。
①ハリウッドでの謀略映画「南京・クリスマス・1937」作製は事実
この文書には、以上のように、クリントーストウッドが参加するかどうかは別として、「ジェラード・グリーン」という人物が2500万ドルで映画を作ると書いてある。
中国の元記事には「アメリカハリウッドViridian娯楽会社代表取締役傑拉·格林」とあり、ここから、Gerard GreenとViridian娯楽会社代表取締役傑拉·格林が同一人物らしいと分かった。アメリカでの探索の糸が一つ見つかった。
②協賛団体の意味
この文書には、多数の協賛団体が出ているが、一つあげれば、Chinese Daily Newsはどんな会社だろうか。
中国日報
中国日報は、北京に本社のある中国本土系英語新聞社である。
大紀元によると以下の解説がある。
=====
中共は、中国政府をいかにうまく操作しているか
近年において、インターネットの発達にともない、中共はインターネット上の意見の管理に非常に高い優先性をおいている。2000年7月24日CCTVの副編集部長である、孫玉勝(音から翻訳) は、 中共中央委員会がサポートする五大ウエブサイト、人民日報ウエブサイト、新華報道社の新華ネット、中国日報ウエブサイト、中国国際ラジオウエブサイト、そして、中国インターネット・センターを発表した。その他、宣伝を強化しなければならないウエブサイトは、上海東部ネット、北京千龍 ネット、中京 ネット、CCTVウエブサイト、そして中央人民放送ウエブサイトの5つ。
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「反日」謀略活動に、こうしたほぼ準国営といえる中国系新聞社のロサンゼルス支社ビルが使われていることが、文書からは窺える。
これは、中国共産党および中国政府がメディアを陰に日向に使って、「反日」活動を組織的に行っている実態を示す、証拠の一端である。
こうした活動については、さらに、ネットの資料で分かるところを、探ってみたい。
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Posted - 12/10/2005 : 04:34:05 AM
Press Release Press Release Press Release
Memorial of the 68th Anniversary of “Nanking Massacre -1937”/Exhibit &
60th Anniversary of V-J day
(南京虐殺1937-68周年記念と対日勝利60周年と展示)
In 2005 Alliance to Preserve the WW II History in Asia ─ Los Angeles (ALPHA-LA), a multi-ethnic group non-profit organization dedicated to educate general public about inhuman brutal atrocities committed by the Japanese Military during WW II, has been known for its joint effort with likely other NGO worldwide to have collected 42 million signatures in less than 5 weeks in an effort to against Japan’s bid to become a permanent member of the UN Security Council. Japan failed its aggressive attempt totally. Japanese government so far failed to make official apology for its war crimes which started 75 years ago without reparation to the victims; it is time to end it.
As a part of a series of Southland’s commemoration of the 60th anniversary of V-E day and V-J day, ALPHA-LA proudly announce its annual memorial of Nanking Massacre-1937, so called “the Rape of Nanking”, where 300,000+ Chinese, mostly civilians were slaughtered in a 6 weeks of continuous “Kill all, Burn all, and Rape all” policy of the Japanese Imperial Army. This year marks the 68th anniversary and ALPHA-LA brings it back alive to Monterey Park: memorial, documentary film pre-view, eye-witness account testimonials, exhibit, and musical performances. That is why Hollywood finally will make a Gerard Green’s $25 million production “ Nanking-Christmas,1937” based on the novel “Purple Mountain burns”, so as Bill Guttentag’s “Rape of Nanking”documentary and Patrick Kaipatrick’s “American Goddess”.
The memorial will be held on Dec 17th ( Sat) from 2-4 pm at Exhibition Hall, 4th floor of Chinese Daily News Bldg, 1588 Corporate Center Drive, Monterey Park, CA 91745.Admission is free. There is plenty of parking space and make it an educational afternoon for the whole class or family.
Akiko Itsumitani, a young independent documentary film maker, will preview trails of her unfinished “Japanese War crimes” documentary. Col. Frank Mason, ex-POW, will give eye-witness key-note testimonial of his personal Pacific Theater experience. General Chen, Chien will give a report of his battling experience including famous ChangSha battles which defeated a 20,000 strong Japanese Army’s 13th Division.
Co-sponsors: Association for Preserving Historical Accuracy of Foreign Invasions of China, Historical Justice Now, Contemporary Sino-Japanese Historical Society, All America Chinese Youth Federation, Chinese Friendship Association of L A, Angelus Plaza Chinese Residents Club & Choir, Prof. Gao’s Musical Group, Nanjing America California Association, Marco Polo Brand Shrimp Chips, Chinese Daily News (facility), Rowland Evergreen Sr. Association Choir.
Contact: Jeannie Liu (310) 871-9762 www.alpha-la.org
Robert Tsang (626) 319-9856
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ミスって重複しても気づいたら消しますので、ヒマな時にでも、また何度か試してみて下さい。
これはやるでしょうね。
昔は不可能でしたが、今は中共はお金持ちになっちゃいましたから。
本当に大失敗ですよ。
でも、嘆いても仕方ないので、日本政府にこれからちゃんと対応してもらうしかないですよね。
本当に弱ったもんだ。
対して政府側答弁では大筋での現状認識はできているものの、かなり温いといわざるおえません。
画面の左端に時たま写る麻生大臣の表情から察するに「解っちゃいるけどね…」ってとこでしょうか。
(`ハ´ )ウッテ(`ハ´ )ウッテ(`ハ´ )ウッテ(`ハ´ )ウッテ(`ハ´ )ウッテ
なくそう北京五輪グッズ! 売らない 買わない 貰わない
(´∀`)イラネ (´∀`)イラネ (´∀`)イラネ (´∀`)イラネ (´∀`)イラネ(´∀`)
②あなたがたは歴史は道徳の問題だから、一度犯罪を犯したものは許す必要がないと主張しているのでしょうが、ならば、世界中で今犯しているあなた方中国人の犯罪の故に、永遠に中国は罸せられるということを貴方はみとめるのですか?自分の罪は罪ではなく人の罪は永遠に罪だという、あなたの醜悪さを、あなたがたのかつての偉大な文明をきずいた先人達は悲しんでいることでしょう。「恥は私達同様貴方も知るべきです」
お教えいただいた「サニー・ハリウッド」
http://blog.goo.ne.jp/bluela/
は、在米日系人の映画俳優のかたが書いているサイトのようで、中国で製作予定と伝えられたハリウッド委託映画「南京」の製作の様子を伝えています。それによるとドキュメンタリーのようで、やはり、中国の捏造「南京」事件を欧米に流布する目的のようです。今後とも監視が必要です。