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「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

広がる暗黒の中世化現象─NHKのナチス化・大江健三郎”天皇弑逆小説”をナチス中国人に公言!!

2009年10月07日 | 市民のメディアリテラシーのために
(写真:NHKが台湾で書かせようとした抗議取り下げの念書:産經新聞
1.強権にものを言わせる悪辣"無"道なNHK
 台湾でNHKによる台湾人への重大な人種差別と人権抑圧が問題になっている。産經新聞の報道では、以下のようになっている。産經新聞の継続取材に心から感謝と敬意を表したい。

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NHKの台湾偏向報道 抗議者に「不問」求める 訪台の番組関係者ら
10月6日7時56分配信 産経新聞
 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」(4月5日放送)の番組内容に偏向・歪曲(わいきよく)があったと批判が相次いでいる問題で、番組制作の中心となった番組プロデューサーらが、出演した台湾人らを現地に訪ね、抗議を取り下げるよう持ちかけたり、不問に付す文書にサインするよう求めていたことが5日、分かった。NHKはこの時点で、ホームページ(HP)上などで、番組制作や内容には問題はなく、「台湾人出演者からの抗議などはない」と視聴者向けに説明しており、こうした姿勢が台湾人らの不信感に拍車を掛けている面もあるようだ。
 訪台したのは番組のチーフプロデューサーとディレクター。
 関係者によれば、プロデューサーらは、東京地裁に国内の視聴者が集団訴訟を提起する直前の6月22日ごろ、番組に出演した台北一中の卒業生らに接触した。自宅などを訪ね、番組制作の趣旨などを説明し理解を求めたという。
 抗議と訂正を求める文書をNHKに送付した台湾人の中には、プロデューサーらから文書を見せられ、それにサインするよう求められた人もいた。
 文書は「NHKに対し『抗議と訂正を求める要望書』に署名・捺印(なついん)しましたが、これは私の意見です」などとしてあり、「事実関係や用語に関しては、NHKの説明を聞き、納得しました」「私はNHKに対して抗議する気持ちはありません」と書かれたうえで日付と署名する欄が用意されていた。
 番組で使用された言葉のうち、(1)台湾統治下の暴動・鎮圧を『日台戦争』と表現(2)日英博覧会での民族紹介を『人間動物園』と表現し見せ物にしたとコメント(3)台湾語の使用を制限したのを中国語を禁止したと表現(4)台湾人を漢民族と表現-などの点が疑問視され、日本の台湾統治をおとしめる作為的な番組だったとする批判が起きていた。
 NHKが接触した台湾人のなかには、NHKに訂正や善処を求めた者もいたが、NHK側は「勘弁してほしい」などと答えたという。
 NHKの説明をつかみどころがない弁解ととらえ、「台湾人の立場を無視している」「誠意がない回答」と不信感を募らせ、サインしなかった人もいたが、なかには情にほだされサインした人もいたという。
 NHK広報局は「台湾の方々からの抗議や疑問には誠意をもって説明、回答し、理解いただくように努めてきた。出演者にお会いし、納得いただいた場合もある。問題を不問に付すような要求や要請を行ったことはない」としている。
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 台湾でもこの問題は波紋が広がっており、議論がネットで行われている。
 Google:nhk "亞洲一等國"
 日本のこのニュースはリアルタイムで翻訳されており、産經のニュースも当日、中央社から報道された。4月以降「ジャパンデビュー第1回」に関しては、こうした即時報道が続いており、台湾でもこのニュースが注目されている現れと言えるであろう。
 ただし、誰が知りたがっているのかは、分からない。ひょっとすると、こうした事件を仕組んだ側(某大陸、某党)の可能性も高いからだ。

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節目引抗議 NHK曾要求受訪台灣人取消抗議 時間:2009/10/6 11:58
撰稿‧編輯:吳寧康   新聞引據: 中央社
有8300多人認為NHK於4月初播放的日本統治台灣史特別節目是扭曲的報導,擬提出集體訴訟。 圖為抗議團體5月中旬在「產經新聞」刊登的抗議廣告。  日本「產經新聞」6日報導,「日本放送協會」(NHK)由於4月播放有關日本統治台灣的內容偏頗不實,引起抗議,曾在6月派人前往台灣要求上這個節目的台灣人取消抗議。
  NHK在4月播出「亞洲的一等國,日本最初的殖民地—台灣」特別節目中指出,日本為成為世界的「一等國」,以武力鎮壓台灣的反抗勢力;還將台灣的原住民帶到博覽會「展示」,藉以誇耀統治的成功。
  這項節目內容偏頗不實,引起日本和台灣人士的強烈指責,日本的歷史研究者和觀眾等8,389人,在6月25日針對這個節目,指出內容捏造事實違法,向東京的法院提出集體訴訟,要求賠償每人1萬日圓,總額8,389萬日圓,約合新台幣3千萬元。
  產經報導,NHK節目的有關人士,在日本民眾集體訴訟稍前的6月22日左右訪台,前往曾上這個節目的前台北一中畢業生等人家中,提出文件要求簽名,以示取消對NHK的抗議。
  文件內容是,「(我)曾對NHK特別節目『亞洲的一等國』要求抗議和更正的要求書簽名,這是我對節目中使用的四個用詞的意見,有關事實關係和用語,接受NHK的說明,並對NHK無抗議之意」,文件上設有簽名欄。
  這四個用詞分別有關以「日台戰爭」形容對台灣的鎮壓、在日英博覽會以「人類動物園」來形容表演節目的原住民演出者,把限制使用台灣話說成禁止使用中國語,以及把台灣人稱為漢民族。
  產經指出,受訪的台灣人士有的要求NHK更正內容而拒簽,但也有人簽了名,NHK曾在網站向觀眾說,沒有來自上節目台灣人士的抗議。報導指出,NHK這種作法引起觀眾更大不滿,控訴NHK的原告團今後可望加。
  包括曾任牡丹鄉鄉長和春日鄉鄉長等5名台灣的排灣族代表,已經抵達日本,將向NHK提出訴訟,控告NHK的不實報導及對排灣族的名譽和驕傲造成損害。
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 以上のように、中央社の報道は、今までの「ジャパンデビュー第1回」への告発の流れを紹介し、先に挙げた産經新聞の内容をほぼ忠実に翻訳したものである。
 今までもお伝えしてきたように、この4,5年、マスコミによる市民の思想や言論への弾圧、圧迫、改竄、捏造が露骨に行われる事態が頻発しており、今回の「ジャパンデビュー第1回」でのNHKによる台湾側の取材相手への、実質的な告訴取り下げ要求は、その端的な事例と言える。(本ブログでの解説は以下。)
 民主党、ファシストの詐欺の手口1─進む言論思想統制の動き─
 産經新聞が公開したNHK側の念書は、手書きの読みにくい日本語文で、台湾人側に日本語がかなり達者で法律にも詳しい立会人がいなければ、これを出された台湾人には内容が十分に理解できない恐れが高いものである。台北中学の卒業生ならばたしかに理解は出来るだろうが、「念書」がどんな法律的意味を持つかは、そうした仕事をしていない限り理解できないだろう。そこにNHKがこうした破廉恥で言論弾圧まがいの行為をした詐術的意図が隠されている。
 産經の報道した文書が本物であるとすれば、その内容が示すところは、明らかに台湾人の被取材者にたいする不当な圧力によって、抗議の撤回を迫ったものであり、すなわち「脅迫による意思表示」あるいは、相手に分からない内容を故意に隠蔽して裁判資料になりえる念書に署名させた「不当要求」にあたるとも言える。
 強迫による意思表示
 不当要求に対する応答事例集(PDF)
 これはNHKという税金で運営されている公共組織が、番組のチーフプロデューサーとディレクターという組織の責任者のもとに組織的に犯した重大な国際犯罪事件にあたる行為であり、すでに正常な報道や取材の範囲を完全に逸脱している。
 こうした犯罪行為に手を染めだしたNHKには、もともとこうした強権的な犯罪体質が内在していたと判定せざるを得ない。今までも繰り返しNHKのこうした「自分に都合の悪い事件はすべて圧殺する」体質はことある毎に露見してきた。
 NHKを考えるさん:大麻所持事件から見えたNHKの体質

2.人権抑圧と差別者としてのNHK
 さらに、今回の「ジャパンデビュー第1回」事件を見ていると、NHKの中に巣くう人種差別体質はすでに宿痾とも言える状況で、それが益々エスカレートしているのが分かる。
 
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「客観的判断」とNHK 怒り収まらぬ台湾の人々
配信元:
2009/10/06 01:50更新
記事本文 NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」の番組内容に偏向・歪曲(わいきょく)があったと批判が相次いでいる問題は、国内だけでなく台湾人社会でも批判が広がっている。彼らは何に怒り、なぜ怒りが収まらないのか。
 番組への批判は台湾要人からも相次いでいる。
 「制作者に問題がある。NHK全体の問題か、制作者本人の曲がった考えに根ざすのか。いずれにしても彼らの手にかかると曲解された形で放送されてしまう。報道に携わる人間のあるべき態度ではない」
 訪日した台湾の李登輝元総統は離日直前の9月9日、記者会見で番組をこう批判した。
 駐日大使館にあたる台北駐日経済文化代表処の元代表、許世楷(きょ・せいかい)氏もTV局「チャンネル桜」のインタビューで「営々と築きあげた両国の関係を壊す番組。台湾統治に限らず、歴史事象には一様に明暗があり、取り上げ方が重要。この番組はネガティブな要素ばかりをクローズアップしている」と指摘。「番組制作者が一体どこまで作為的だったのか。とても気になった」と憂慮する。
 「出演者の発言は普段の言動と全く違う発言だった」。こんな違和感も台湾人から多く聞かれる。
 さらに台湾人の怒りを増幅させているのがNHK側の対応だ。
 《パイワン族の人たち自身が当時どう受け止め、感じたかということは、「人間動物園」の事実を左右するものではありません。こうしたことは台湾の方々にとっても心地よいことでないことはもちろんですが、番組は当時の状況の中でおきた事実としてあくまでも客観的に伝えたものです》(NHKのHPより)
 NHKは、1910(明治43)年の日英博覧会のパイワン族の写真に、「人間動物園」の文字をかぶせ、ナレーションで《イギリスやフランスは博覧会などで植民地の人々を盛んに見せ物にしていました。人を展示する「人間動物園」と呼ばれました》と放送した。
 英仏の動物園では植民地の人間を見せ物にすることがあり平成になって仏人学者が「人間動物園」と称した。NHKはこの学説などを根拠に、パイワン族の展示も「人間動物園」にあたるとした。しかし、自分たちを世界に知らしめた栄誉な機会と今でも考え、美しい記憶として伝えてきた台湾南部の高士村の多くの人は収まらない。パイワン族からは「NHKに聞きたい。日本政府が当時、『人間動物園』などという言い方をしていたのか。あの展示が『人間動物園』と呼ばれること自体、パイワン族の尊厳を傷つける番組で、私たちには理解できない」と怒る。
 日本李登輝友の会の柚原正敬事務局長は「NHKは学者に依拠して客観的というが、それが紛れもない客観的事実だと判断したのは他ならぬNHKなのです」と指摘。「パイワン族が当時、どう思ったかは事実認定を左右するものではない、というのも民族差別的な意識をNHKに感じ、人権侵害と感じている」と現地の思いを代弁する。
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 産經の記事で、「パイワン族が当時、どう思ったかは事実認定を左右するものではない、というのも民族差別的な意識をNHKに感じ、人権侵害と感じている」と言う意見を取り上げているように、NHKが今回の事件で反復している、”被差別者のパイワン族の人々がどう思っていようとそれは関係なく、歴史を断罪する権利はNHKにある”という主張は、傲慢を通り越して、すでに独裁者の領域に入っている。
 NHKの言い分は、言ってみれば、すべての決定権は取材するNHKにあって、取材された側はNHKの思うように操作されてかまわないという発想だからである。果たしてマスコミにこんな権利があるのだろうか?目的の前には、一切の法律を守る必要はないという、似権派や民主党的な発想とも通じるこうした、民主主義の原則の否定は、今やマスコミの市民社会に対する公敵化とも言える状況を生み出しつつある。
 さらに、こうしたマスコミの独裁者的越権行為は、学問や研究、思想の自由も脅かしている。「人間動物園」などという極めて特殊な一部の学者の主張、つまり完全な解釈、意見であり、独断と偏見にすぎないものが、「英仏の動物園では植民地の人間を見せ物にすることがあり平成になって仏人学者が「人間動物園」と称した。NHKはこの学説などを根拠に、パイワン族の展示も「人間動物園」にあたるとした」というように、NHKの演繹=推論によって、「歴史的事実」にされてしまったからである。「意見=事実」という主張は、近代以前の世界に戻ることを宣言したのと同じ事だ。
 「学説=意見=仮説であって、決して学説=事実=真実ではない」ということは、近代以降の大学人や言論人にとってもっとも基本的な互いの共通了解事項であり、言論と思想の自由を守る原則だった。誰もが意見を自由に言いえるというのは、こうした前提があるからで、「私が真実」というのはナチス中国や北朝鮮のような世界最悪の品性下劣な19世紀的独裁政治体制にもっとも相応しい考え方である。これは、もっと言えば、中世以前に人類文明を逆行させる歴史上いまだかつてない最悪の犯罪行為である。中世ヨーロッパの末期、人々を恐怖のどん底にたたきこんだ「魔女狩り」の根元も、発想は同じである。
 近代以前のヨーロッパ社会では、「信仰(聖書)=言語=事実=哲学=真理=世界」でそれを決めるのは、教会であった。従って、意見(主観)と事実(客觀)との区別は実質的には存在しなかった。逆に言えば、意見を言えば事実を変えてしまう事になり、当然、自由に何かを書いたり発表したりすることは、事実の破壊と見なされることになった。キリスト教的「言霊思想」とも言える。
 天動説をめぐる悲惨な闘争はそこから来ている。
 地動説
 ガリレオはまだ幸いなほうで、ジョルダーノ・ブルーノは火刑に処せられた。

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 ジョルダーノ・ブルーノ
ブルーノの著作のすべては1603年に禁書目録に加えられた。それでも、著作のほとんどはパリ・ロンドン・フランクフルトなどイタリア半島の外で出版されていたため、わずかではあれ流通しつづけた。
17世紀から18世紀にかけては、ピエール・ベールやマラン・メルセンヌが、著作のなかでブルーノ哲学をとりあげた。ヨハン・ベルヌーイはライプニッツ宛の書簡で、デカルトの渦動説がブルーノ宇宙論の剽窃だと書いた。ジョン・トーランドは、ブルーノ著作を英語訳し、積極的な普及活動を行った。そのトーランドの影響もあってか、フランスの匿名の自由思想家によって地下文書『ジョルダーノ・ブルーノ復活』が書かれ、広範な読者を得た。
19世紀からは、ドイツでの汎神論論争のなかで『原因・原理・一者について』の抜粋がドイツ語訳され、ドイツ語圏の哲学者たちの関心を惹くことになった。なかでもシェリングは、ブルーノを主人公とした対話篇『ブルーノ』を著した。また、イタリア統一運動(リソルジメント)が高揚するなかで、イタリアでもブルーノへの関心が高まり、著作集の編纂や伝記考証など実証研究が行われるようになった。
20世紀になると、カトリック教会の歴史における負の遺産の清算を訴えた教皇ヨハネ・パウロ2世のもとで、ブルーノに対する裁判過程も再検証され、「処刑判決は不当であった」という判断が下された。この動きはもともとナポリ大学の神学部のドメニコ・ソレンティーノ教授らによって始められたもので、カトリック教会が公式に判決を取り消したことでジョルダーノ・ブルーノの名誉が完全に回復された。
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 名誉が回復されたのは、ごく最近のことである。400年近くも、学説を発表すらできない状態だった。「意見=事実」思想を認めることは、人類の生存を根底から脅かす、世界最悪の思想である。
 それをNHKのごとき腐臭を放つ低能で墮落したマスコミが「学説=事実=真実」として、「人間動物園」の恣意的拡大解釈という捏造を行ったのは、近代社会の否定であり、民主社会の市民の言論と思想の自由への最大級の犯罪行為と言える。
 それが意味する問題の性格から、NHKのこうした行為を決して許してはならない。これを認めるのは、自ら100階建てのビルから飛び降りるようなもので、自殺以前の、破壊行為である(原理から見て、強風で飛び降りた身体は物体として運動し周囲のビルを直撃することになる)。超えてはならない一線があることを知るべきだろう。

3.似権派に共通する「意見=事実」思想
 今、台湾に来ている大江健三郎も同じである。大江健三郎は、台湾に来てナチス中国系作家と天皇を殺害する小説について、談笑していたという。

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大江健三郎:若二戰時把天皇炸死
【聯合晚報╱記者林進修/台北報導】 2009.10.07 10:24 am
「如果二次世界大戰後期,神風特攻隊把載滿炸戰的飛機往東飛,飛到東京上空,把天皇炸死,日本會不會往更強盛的方向發展?」大江健三郎今天在與小說家朱天文對談時,首度透過最新小說「水死」的情節,表達他對日本天皇制度的深沈看法。
(「もし第二次大戦の後期、神風特攻隊が爆弾を満載した爆撃機で東に飛び、東京上空に行って、天皇を爆殺すれば、日本はもっと発展していたのではないか」大江健三郎は小説家朱天文と対談したとき、最新小説「水死」のストーリーを語り、日本の天皇制度に対する深い見方を示した。)
大江健三郎說,「水死」是他現在正在寫的一本小說,小說意象群的背後,有一個是艾略特的名詩「荒原」,詩中的敘事者歷經漫長痛苦的旅行。他這本小說中的父親角色就是如此,對日本天皇有著強烈的愛恨情仇,常常想著如果要死,到底要「赴死」的死?或是「被殺」的死?
小說背景是二次世界大戰後期的1945年,當時不少神風特攻隊員從九州起飛,直往美國戰艦撞去,為國殉死。小說中的父親角色於是突發奇想,如果飛機往東方一直飛去,就會到達東京,只要往皇宮的防空洞撞去,也許會把天皇撞死,戰後的日本也許會不一樣。
然而,小說中的父親最後卻選擇駕船出海,不知所終。參與對談的大陸小說家莫言建議大江健三郎,是不是可以把結局改一下?比如讓父親航海到美國,或是到中國,最後再白髮蒼蒼地回到故鄉,劃下不一樣的句點。
大江回應,他這本小說「水死」分三個章節,至今仍反覆修改,尚未定稿。這次他首度來台參加研討會,除了一套西裝外,行李裡面放的就是這些文稿,而這兩天他也一直在決定如何定稿。他笑著說,也許朱天文和莫言的建議會帶給他啟發,如果真是這樣,「今天在座的所有人,都將是這本小說的見證者。」
(大江は笑って言った。「朱天文と莫言の提案には啓発された。もしそれが本当なら、「今日同席の人は、みなこの小説の生き証人になるだろう」。 )
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 朱天文は外省人作家で、莫言は人民解放軍出身の国粋主義作家である。
 ナチス中国人と天皇弑虐について”笑って”語るという神経が、どこかの見るからに不快を催させる独裁者の風貌と似てきた、この作家の「晩期の悲劇(老耄の悲惨・老醜)」をよく示している。
 この人の「晩期の仕事」は”天皇の殺害”であると公言したのである。思想は自由だ、しかし海外の援助、教唆を受けて「9条の会」を使ってそれを実施するのは、すでに反乱ではないだろうか?
  


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3 コメント

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Unknown (kyouji)
2009-10-08 15:21:55
 もう自分たちの間違いを正当化するのに必死で、他はどうでもいいんだろうね。
 手段が目的化していて、目的が正しければ手段も肯定されると思ってる。
 左派の人たちによく見られる典型的な思い上がりです。
 法治と人権を無視した彼らのやり方の前近代性には恐怖さえ感じますよ。
 弱ったもんだ。
Unknown (蓬莱の島通信ブログ)
2009-10-10 23:51:16
kyoujiさん、最近こういう陰湿な陰謀、謀略の類が台湾でも増えているように感じます。1970、1980年代の国民党の恐怖政治の時代の雰囲気がまた広がりだしているのではないかと想像しています。(その時代は直接は知らなかったのですが。)今、19世紀に戻ると、子供たちの世代の未来も閉ざされてしまうことは確実です。
Unknown (FromA)
2010-03-16 21:14:23
支那は古代のまま、亜米利加は中世(カソリック文化)を否定したはみ出し・落ち溢れ者達(プロテスタント)の国と言われていますから、「中世だ」という感覚は正しいと思います。

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