TICOブログ

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おやつの前に手を洗いましょう!

2014年01月27日 | TICO ザンビア

ザンビア事務所から、田村です
今日は、TICOが1997年から支援しているルサカのンゴンベ地区のコミュニティーセンターへ行ってきました。

こちらのセンターには、2-3歳の子どもたちが通う保育園も併設されています
子どもたち、とにかく、かわいいんです!

センターで洋裁や栄養といった知識やスキルを身につけた後、念願かなって職を得たお母さんたちからの、
「子どもたちを預ける場所がほしい」という要望によって開設された保育園です。



到着すると、ちょうど休み時間に入ったところ。
10時ごろの休み時間は、おやつタイムです。それぞれスナックや飲み物を家から持ってきています。


クラスの外では、子どもたちが一列に並んで手を洗っていました。

蛇口がないので、先生がコップからきれいな水を手に流し、子どもたちは手を洗います。

桶の水は随分汚いで・・す・・ね・・・やんちゃに遊びまわってますからねぇ~。


食べる前にはきれいに手を洗う。「きれいに」という部分には若干の課題はありそうですが、
小さいころから習慣を付けるということはとても大切ですよね

ンゴンベでの用件も済ませ、とっても癒されて事務所へ戻ったのでした~



コミュニティセンターで実施してきた事業についての詳細はンゴンベ地区民生改善事業をご覧ください


文責:田村(ザンビア事務所)


子どもの健康週間  郡保健局に同行してみた。

2014年01月22日 | TICO ザンビア
明けまして・・・ではなくて寒中お見舞いの時期になってしまいました・・・
ザンビア事務所の瀬戸口です。

今年の日本は寒いそうですね。
こちらは雨季真っ盛りで、事務所の庭にはマンゴーがたわわに実をつけています。
毎日一人10個は食べないとなくならないぞ、とザンビア人スタッフに言われております。
(日本で見るものよりずっと小ぶりです。念のため


今日は先月実施された「子どもの健康週間(チャイルドヘルスウィーク)」について
お話ししようと思います。

子どもの健康週間は、年2回、全国規模で実施されるキャンペーンで
はしかワクチンやビタミンAなどを対象とする子どもたちに一斉に投与し、
子どもたちの健康に寄与することを目的に実施されています。

いつもはプロジェクト対象地にあるヘルスポストの支援、つまりいわゆる「現場」に行くのですが、
今回はキャンペーン実施を支える行政側、郡保健局の活動に一日密着する機会がありました。

彼らは期間中、管轄するすべてのヘルスポスト/ヘルスセンターを回り、
きちんと業務が実施されているかどうか、
目標とする子どもの受診数の達成割合、などを確認します。


▲郡保健局の情報担当者と、現在までの受診数達成割合を確認する診療所スタッフ


また今回はロタウイルスワクチンの導入というのも大きなイベント。
本来であれば、キャンペーン実施前にヘルスポスト/ヘルスセンターにワクチンが配達され、
開始と同時に、対象年齢の子どもたちに投与されるべきなのですが、そうはいかないのがザンビア。

結局、キャンペーンが開始された月曜日に、州保健局まで取りに行き(州保健局に届くのが遅かったようです)、
火曜日から指導に回りながら、各ヘルスポスト/ヘルスセンターに配達することになりました。

これでは、ワクチンを受けられる子どもたちが地域によってかなりの差が出るのでは、、
と思ったのですが、すでに対象年齢を越えている子どもたちはいずれにせよ受けられないし、
「何もないよりはまし」と思えばいいのかしら、、と心のもやもやを納得させる私。


▲ロタウイルスワクチンについて、ヘルスセンタースタッフとボランティアに対して説明する郡保健局の母子保健担当者



▲チサンバ郡で初めてロタウイルスワクチンを投与された赤ちゃん


いろいろつっこみどころもあったのですが、
それよりも(大変失礼なのですが)ちゃんと仕事してる!と思ったことの方が多かったです。
本当に失礼ですね・・・

でも、次のプロジェクトでは、これまで以上に郡保健局との関わりが多くなってくるため、
ちょっと安心して、心強く思ったのも正直なところ。
1日密着したことで、だいぶ仲良くなったのも収穫。


チサンバ郡は新設されたばかりの郡で、スタッフはいるけど活動予算がない、
事務所がない、広大なエリアをカバーするのに移動するための車がない、と
ないない尽くしの状態で、前途多難ではありますが、一緒に盛りたてていければと思っています。


文責:ザンビア事務所(瀬戸口)

12月の地球人カレッジ

2014年01月15日 | 地球人カレッジ
お待たせしました久々のブログ更新です。

*テーマ:「ザンビアに行くことになったお父さんが考えたこと」 」
*日時:12月28日(土) 19:00~20:30
*参加人数:10人(発表者、ネットでの参加者含む)
*場所:さくらcafe
*発表者:杉本尊史 (さくら診療所医師/保健医療専門家)

昨年の4月からさくら診療所の医師として勤務されている杉本医師が12月に
ザンビアへ派遣されましたので、その報告も兼ねてお話をしていただきました。


2013年も残りあと数日という年末のそして徳島では珍しく雪が舞う中
国際協力について参加者で話し合いました。

ご自身のメールアドレスにTICO事務局からの「ザンビア行きチケット取りました」
というメールがかなり印象的だったようで、
1児の父である自分がザンビアへ行くことをとても実感されたそうです。

そして何のために国際協力をするのか
参加者の方々もそれぞれ意見を出し合いながら考えました。

自分のため、家族のため、学ぶため、現地の人のため、平和のため、etc...

もちろんすべて正解であり、大切なのは自分で見つけること、と先生はおっしゃいます


そして、杉本先生の見つけた答えは、お母さんと子どもが死なないため

これは、医者だからこのように考えたわけではないそうです。
もしかしたら、ご自身が父親だからなのかもしれませんね~

来年度から本格的にTICOの保健医療専門家として大活躍の杉本医師にどうぞ
ご期待ください

文責:事務局(近森)