全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

認定こども園

2006-02-14 05:03:34 | 気になる 教育行政

 幼稚園と保育所の機能を一元的に提供する総合施設について、文部科学、厚生労働両省が通常国会に提出を予定していた新法案だが、どうなったのかな?

 施設の名称は認定こども園(仮称)で、今年10月からの施行を目指す。

 これしかわからなかった。

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 時間がなくて、あまり詳しく調べられず困っていたが、朝日新聞のウェブサイトで記事を読むことができた。それによると、、、
 ①認定こども園は都道府県知事が認定する。
 ②認定の条件は、以下の二つ。
  (1)親の就労状況は不問。教育・保育を一体的に提供
  (2)子育て相談など地域での子育て支援の実施
 ③認定方式は、以下のどちらか。
  (1)現在の認可幼稚園や保育所が連携、または機能拡張
  (2)新規に認定こども園として設置

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 認定こども園は、少子化で定員割れが進む幼稚園と、働く親の増加に伴う保育所の待機児童解消二つのニーズが相まって検討されていた施設・制度。
 今年度35カ所でモデル事業を実施(知らなかった)した。2006年度中に本格導入することになっていた。

 職員免許は幼稚園教諭と保育士の併有を義務づけないが、0~2歳児は保育士が担当することが望ましいとの中間報告も出たそうだ。
 この件に関しては現在大学・短大で幼稚園・保育園の先生をめざしている者はあまり心配がない。卒業時、両方の資格を取れるようになっている学校が多いから。いずれは、認定こども園の「先生」を一元的に養成することになるのかな。。。

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 参考にした記事が朝日新聞のウェブサイトに掲載されたのは、1月21日。文部科学省と厚生労働省が検討結果を発表したのがその前日。新法案は今年の10月からの実施を目途としているから、平成18年度予算案に関連予算が計上されているはず。まさか両省とも今国会が、3点セッドだ、4点セットだ等とどたばたするとは思わなかっただろう。皇室典範改正案も秋篠宮妃紀子さまのおめでたで吹っ飛んじゃうし。。。
 法案、通るんだろうか。
 前途多難である。


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