ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

イングリッシュ・モンスターの最強英語術

2014年10月13日 | 英語学習はミステリー

イングリッシュ・モンスターとは、すごい題名だ。

著者の菊池氏は、洋書店の営業マンだったが、
34歳で退社。その後、7年間の引きこみこもり
生活に入り、独学で英語を勉強したとのことだ。

そして、7年後に社会復帰初めてのTOEIC970点
をマークして、以後990点満点を24回記録した
ところから、イングリッシュ・モンスターと呼ばれる
ようになったとのことだ。

昔は、忘れ物やなくし物は数知れずのダメ人間
だったそうだ。今でも、電子辞書などの道具を
すべて紐で体に結んで無くさないようにしていると
いう。

忘れぽいのだから、一日10個の単語を完璧に
覚えるのは無理で、一日100個の単語を不完全に
覚えようと努力して、99個は忘れていい。
また、次に日にこつこつと、続けるのが大切という、
いたってオーソドックスな主張だ。

一方で、発音方法は、若干、ユニークだ。
”5つのア”の発音の仕方で、”梅干しのア”、”般若のア”、
”握りこぶしのア”、”アヒルのア”、”あいまいのア”の
口の形を自分の写真で載せている。

Rは、サザンの桑田のモノマネで!、Lは、山瀬まみの
ものまねで!という。

発音は苦手なので、なるほどと納得できる下地がなかった。

また、最後に、英語を勉強する気力を出すための”おまじない”が
あるそうだ。それは、「オトメギルル」という言葉だ。
これは、坂本龍馬が、勝海舟の開いた海軍学校で、英語を習って
いたときの単語帳に書かれていたらしい。

オトメ(処女)ギルル(GIRL)のことらしい。おそらく、英語の辞書も
ない時代なので、GIRLという単語の意味、読み方を聴きまくって
単語帳を作ったのだろう。

大和魂とは、①いいものはいいと受け入れること。②まじめに
コツコツ努力できる勤勉さを持つことだという。

この強い大和魂で、「オトメギルル」と唱えながら英文を読む
ということだ。

なかなか、ユニークで、さわやかな書だった。

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