歴歩

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天理市・ヒエ塚古墳 後円部直径を69mと推定

2019年02月22日 | Weblog
 天理市教育委員会は20日、同市萱生町の前方後円墳「ヒエ塚古墳」(全長130m、3世紀後半~4世紀初め築造)の後円部直径が、地中レーダー探査の結果とこれまでの発掘調査から約69mと推定されると発表した。
 現地説明会が23日(土)午後1時半から3時半に開かれる。
[参考:毎日新聞、奈良新聞]

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天理市・ヒエ塚古墳 箸墓古墳とほぼ同時期の築造の可能性

2017年02月17日 | Weblog
 天理市教委が16日、大和古墳群の北端にある天理市萱生(かよう)町にある前方後円墳「ヒエ塚古墳」の後円部が、想定より10m大きい直径70m規模であることが分かったと発表した。
昭和52年と平成14、25年に行われた測量・発掘調査の結果、全長約130m、後円部は直径約60mと推定されていた。平成25年度の調査で埴輪が出土せず、今回も見つからなかったことから、埴輪が普及する前の古墳時代前期前半(3世紀後半~4世紀初め)に築造された可能性が高まった。箸墓古墳(桜井市、全長280m)とほぼ同じ時期の築造。
 今回、後円部北側で行った調査で、後円の周囲を囲う周濠(幅約5.8m、深さ約50cm)と墳丘を覆っていた葺石を確認。これらの位置から、後円部は想定より大きい直径70m規模であることが分かった。
 発掘調査現地説明会が19日(日)午後1時~3時30分に行われる。
[参考:奈良新聞、産経新聞、読売新聞、NHK奈良ニュース、天理市HP]

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天理市・ヒエ塚古墳 古墳時代前期前半(3世紀半ば~4世紀初)に築造された前方後円墳の可能性が高い

2014年02月25日 | Weblog
 天理市教委は24日、大和(おおやまと)古墳群の北端にあるヒエ塚古墳(同市萱生町)の発掘調査を1月末から行い、後円部南側から墳丘を覆っていた葺石や周濠とみられる溝跡を確認したと発表した。 埴輪が見つかっていないことなどから古墳時代前期前半(3世紀後半~4世紀初め)に築造された可能性が高いと確認された。
 ヒエ塚古墳は、全長130mの前方後円墳で、1977年に県立橿原考古学研究所が調査している。 後円部南側に南北約29m、幅約2m、深さ約1・5mのトレンチを掘った。
 墳丘の裾部から多数の10~20cm大の石と、それを支える長さ約30cmの基底石が出土した。 いずれも自然石で、葺石とそれを下部で支える基底石とみられる。
 すぐ南側には幅4・1mの溝跡が長さ2m分あり、周濠の遺構とみられる。
 基底石と周濠の間に幅1mの基壇状の平坦な部分も確認できた。
 さらにその南側では、幅14・5mの谷状の流路の跡も見つかっており、今後、川か周濠かを確かめるという。
 市教委は、古墳時代前期に築造されたことはほぼ確実で、すぐ南東にある西殿塚古墳(約230m、3~4世紀)の被葬者を盟主に初期国家形成にかかわった人物の墓とみている。
 現地説明会は3月2日(日)午後1~3時に開かれる。
[参考:共同通信、朝日新聞、読売新聞、MBS毎日放送、奈良新聞]
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