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多治見市・古窯跡「北丘30号窯・大針起4号窯」 山茶碗窯と灰釉陶器窯を確認

2010年10月13日 | Weblog
 多治見市教委は、同市北丘町と大針町で発掘調査を進めていた古窯跡「北丘30号窯・大針起4号窯」について、調査結果を発表した。
 北丘30号窯は、鎌倉時代12世紀後半に築かれた全長12・4m、最大幅2・6mの山茶碗窯(穴窯)で、焚口には排水溝が造られていた。両脇には大型の土壙があり、作業場として火を炊いたとみられる跡も見つかった。無釉の碗や、宋代の中国製白磁をまねた珍しい玉縁碗も出土した。
 大針起4号窯は、平安時代10世紀前半から中期にかけて築かれた全長5・9m、最大幅1・2mの小型の灰釉陶器窯(穴窯)で、灰釉を施した碗、皿、鉢、広口瓶などが大量に出土した。
 現地説明会が16日(土)午後1時から開かれる。
[参考:毎日新聞]

過去の関連ニュース・情報 (山茶碗)
 2010.4.21 牧之原市・白百合遺跡 榛原庁舎で土器(壺)棺、長頸瓶、山茶碗など出土品を展示中
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