歴歩

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武蔵国分寺~武蔵府中熊野神社古墳散策

2009年12月23日 | Weblog
 武蔵国分寺跡から武蔵府中熊野神社古墳へは直線距離で約3kmです。
 残念ながら石室は見ることができません。府中市のホームページには、
 「市では、平成20年から古墳の保存整備工事を行ってきましたが、平成21年8月30日に竣工しました。上円下方墳の築造時の姿を、ぜひ、ご見学ください。古墳の外観はいつでも見学することができますが、横穴式石室は、保存のため埋め戻しをおこなっておりますので、内部の公開はしていません。境内にある現場事務所に仮設展示室を設け武蔵府中熊野神社古墳の解説パネル等を展示しています。」
としています。
 古墳の前にも説明板が設置されています。 

 武蔵府中熊野神社古墳の最寄り駅は南部線「西府駅」です。帰りがけに、「御嶽塚」も見てきました。
 途中、府中第五小学校の北東隅で発掘調査が行われていました。現場のお知らせ看板が見当たらず、何の発掘調査かわからないので、調査現場にいた方に聞いたところ奈良から平安時代にかけての遺跡ということでした。(それ以外は不明)

2011.3.7
 府中市郷土の森博物館で開かれている特別展「発掘!府中の遺跡2010 古代国司館と家康御殿」に行ってきました。そこで購入したパンフレットに「西府の中世遺跡」[1477次調査]が載っていました。すなわち、前述の府中第五小学校の北東隅で行われていた発掘調査のことでした。まだ、遺跡名がついていないようです。
 パンフレットでは、「中世の遺跡の姿をあらわしてきている」とし、「おびただしい数の建物の柱穴が見つかった。」と記しています。
 西府駅前の「御嶽塚」(直径25mの円墳)の前に立つ説明板には、
 「(略)、その後、中世になると屋敷を壕で囲む約200m四方の区画の中心に位置することになり、さらに、江戸時代には信仰の対象として祀られることになったと考えられます。(略)」
 と記されており、これらから、中世のイメージがぼんやりと浮かんでくるような気がします。

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