歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

三重県玉城町・田丸道遺跡 川跡から1500年前の堰が見つかる

2011年01月22日 | Weblog
 県埋蔵文化財センターは、度会郡玉城町妙法寺の田丸道遺跡で、約1500年前古墳時代後期の川跡から木組みの堰(せき)が見つかったと発表した。 昨年末までの調査で古墳時代後期の円墳2基が見つかっており、今回新たに川跡3筋と堰などが見つかった。
 現場は、町立有田小学校の通学路の下。川幅約40m、水深約2・5mの外城田川が流れていた場所とみられる。
 見つかった堰は川底にあり、幅2m、長さ2・3m。直径10cmほどの木の杭を組み合わせて造られていた。堰は田畑に水を導く役目があり、周辺には水田が広がっていたと推測される。
 南勢地域で木組みの堰が見つかったのは初めて。県内では伊賀市の北堀池遺跡や松阪市の片部遺跡、貝蔵遺跡などで発掘されている。
 付近からは、土器やげた、ドングリや桃の種なども見つかっている。
 説明会は23日(日)午前10時から11時まで。
[参考:中日新聞、朝日新聞、三重県埋蔵文化財センター]


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 釜山市温泉洞 三韓時代前期の... | トップ | 行橋市・矢留堂ノ前遺跡 弥... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事