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高松市・稲荷山北端1号墳 双方中円墳と確認 全国4例目、積石塚として3例目(最古)

2015年11月16日 | Weblog
 高松市は13日、同市宮脇町の稲荷山北端1号墳について、「双方中円墳」だったと発表した。
 積石塚と呼ばれる石を積み上げて造った古墳で、昨年度、高松市の測量調査で、丸い墳丘の南側に四角い墳丘が続くことが確かめられ前方後円墳(全長45m)である可能性が高いとされていた。
 今年度、反対の北側を発掘調査したところ、丸い墳丘から、直線状に石材が延びていたため、北側にも四角い墳丘が続いていることがわかり、「双方中円墳」と確認された。
 築造時期は3世紀後半、古墳の全長は最大で70m近、3段構造と推定される。
 「双方中円墳」として全国で4つ目となる。このうち3つは、いずれも石清尾山にある積石塚の「猫塚古墳」と「鏡塚古墳」、それに、今回の「稲荷山北端1号墳」で、残りの1つは櫛山古墳(奈良県天理市)。
 現地見学会が21日に開かれる。
[参考:毎日新聞、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、NHK高松]

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