歴歩

歴歩 歴史は歩く。ゆっくりと歩く。それを追いかける。

ツタンカーメンの母は父アメンホテプ4世の姉妹

2010年02月17日 | Weblog
 17日付の米医学誌「ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(略称:JAMA)」は、ツタンカーメン(BC.1342?-1324?、新王国第18王朝)は、アクエンアテン(アメンホテプ4世、BC.1362?-1333?)とその姉妹の1人との間に生まれ、骨折にマラリアが重なって死亡した可能性が高いことが、エジプト考古学チームによるDNA鑑定やCTスキャンの調査で分かったと伝えた。イタリア、ドイツの専門家も加わり、ツタンカーメンを含むミイラ16体を2年がかりで調査した。母親の名は特定されていない。
 ツタンカーメンは、若く虚弱で、骨壊死症のために歩くのに杖を必要とし、ときにフライバーグ病(第2ケーラー病)の痛みに苦しみ、右足は欠指症で、左足は内反足だったとする。
 ■遺伝子検査の結果、ツタンカーメンが、致死性のマラリアを引き起こすことの多い熱帯熱マラリア原虫(plasmodium falciparum)に感染していたことを示す痕跡が見つかった
 ■ツタンカーメンが、一族の多くがかかった複数の疾患を抱えていた。疾患には、骨疾患や内反足などもみられたという。
 ■ツタンカーメンには2人の女児ができたが、いずれも母親の胎内で亡くなった。
[参考:時事通信、AFPニュース]

ツタンカーメンはきょうだい婚の子=死因は骨折とマラリア-米医学誌(時事通信) - goo ニュース

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