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京都市・最勝光院跡/法住寺殿跡 古墳時代と奈良時代の建物跡が出土

2012年05月10日 | Weblog
 今年3月に、平安時代後期、後白河法皇(1127-1192)の后で平清盛(1118-1181)の義理の妹、建春門院(平滋子、1142-1176)が造営し居住した最勝光院跡を掘り下げると、奈良時代の建物跡3棟分と、古墳初期(3世紀ごろ)の竪穴住居跡10棟分が見つかった。
 調査地は元、一橋小学校の跡地で東山泉小・中の校舎新築に伴い、京都市埋蔵文化財研究所が1月から約1500㎡を調査していた。調査は6月末まで行われる予定。
[参考:京都新聞]

過去の関連ニュース・情報
 2012.3.9 京都市・法住寺殿跡 南側の発掘調査で建春門院が造営・居住した最勝光院跡を確認
 2011.11.30 長浜市・塩津港遺跡 平安時代末期の津波による痕跡か、一様に北側に傾いた柱跡が見つかる
 元暦2年(1185) 7月9日(新暦8月13日)に起きた京都、滋賀方面に起きた大地震(M7超)で、『吾妻鏡』7月19日の条に、「地震良久。京都去九日午剋大地震。得長壽院。蓮華王院。最勝光院以下佛閣。或顛倒。或破損。(略)」と記されている。
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