歴歩

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全北全州・完州新豊遺跡 初期鉄器時代の土壙墓70基以上と青銅鏡が出土

2010年08月10日 | Weblog
 湖南文化財研究院は9日、昨年12月から全北全州完州革新都市開発地一帯を発掘調査し、完州新豊遺跡(완주신풍유적、全州市徳津区半月洞)で紀元前3世紀以後の初期鉄器時代の土壙墓(토광묘)70基以上と青銅鏡を確認したと発表した。韓国国内で発見されたこの時期の土壙墓群としては最大規模で、新豊遺跡から西3kmのところにある葛洞遺跡(갈동유적、完州郡伊西面盤橋里)などと共にこの一帯が初期鉄器時代遺跡の中心地で、最も速い段階に該当する遺跡という。
 ほかに、青銅器類20点、鉄器類9点、土器類41点、玉類90点など合計160点以上の遺物が発掘された。
 また、2003年と2005年にも細形銅剣(세형동검)と鋳型(거푸집)、細文鏡(세문경)などが出土している。
[参考:聨合ニュース]

過去の関連ニュース・情報
 2010.5.9 全北完州郡龍進面・上雲里遺跡 全北大が発掘報告書を発刊

備考:全羅北道東京事務所(東京都新宿区四谷)HPでは、遺跡名をシンプン遺跡ではなく、新豊遺跡としているので、それに名称を併せた。

2013.9.26追記
 ガラス・ネックレス セット90点余りが出土しているが、ガラスを製作できた技術力を持った集団がここに明確にいたことが立証されるとしている。 [キーワード:완주 신풍유적유리 목걸이(完州 新豊遺跡 ガラス・ネックレス)]




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