庶民派な外交官

 

サイバトロン大使～

ピュルリリリ～♪　ピュルリリリ～♪　ピュルリリリ～♪

コンボイ司令官が呼んだ～♪　セイバートロンの外交官♪

今宵も銀色の日本車ネタで、２００２年にｅ－ｈｏｂｂｙより限定販売された、サイバトロン大使、クロスカット（９４、ロードレイジ＆９５、クロスカット、６０００円）の紹介でござる！

 

本品は１９８２年に販売されたダイアクロン・カーロボット・ホンダ・シティＲ（ＮＯ，６、ホンダ・シティＲ、１５００円）の成型色変更品の特別限定仕様ダブルセット（４ＷＤレッカー車＆ホンダ・シティＳ、３３００円）版の銀色ボディをイメージした商品でござる。

そう！　本品は日本車であるために、米国では販売を見送られトランスフォーマーとして販売されなかった商品なのでござる。

 

それが、２００２年にトランスフォーマー・コレクターズエディションとして遂に日の目をみたのでござる！　無論、箱はＴＦコレクターズエディション共通の箱でござるが、シールや説明書は専用のモノが作られており、ダイアクロン隊員は削除されているものの、モトコンポは残されたままという、何ともファンには有り難い商品仕様なのでござる。　（商品はチト隙間が目立つノノは難でござるが・・・　）

今のタカラトミーにも見習ってほしいモノでござるな。

さて、付属のモトコンポは、後部トランクに収納可能で、実車同様ハンドルが折りたたまれるでござる。　（タイヤ形状が異なるのは御愛嬌！）

モトコポの名称は、ドローンと呼ばれており、版権関係も有るのために、ホンダ・シティＳ（多分シルバーのＳ）ではなく、コンパクトカーの表記でござる。　（笑）

その為に、ダイアクロン版ではフロント部分にＨのエンブレムがシール処理されていたものが、Ｃに変更されているでござる。

なお、付属カードの表記によれば、ドローンは、「内臓ドローン」と表されており、非常時にはクロスカットの記憶と外交データーをドローンに転送し、緊急脱出が可能とあるので、ドローンは、クロスカットの一部であるから、内蔵ではなく内臓であっているのでござろうな？

拙者もワザと意味を持たせて誤字で表記するでござるから、たぶん同じ理由でござろう。　（笑）

本品は一応ホンダ・シティＲと言う事で、トランスフォーマーとして販売されたスキッズ（ＶＳＺ、サンストリーカー・スキッズＶＳバズソー、３９８０円）の、ホンダ・シティターボとは、外見上フロント部のエアインティークやロボット頭部が異なっているでござる。

 

まあ、日本では人気のあるシティでも米国では無名の大衆車だったので、新型のシティターボ（ＮＯ，９、ホンダ・シティターボ、１５００円）の方が選ばれたのでござろうな？

 

ロボットモードのカラーリングは銀・赤・黒の御馴染みの配色であり、派手ながら無難な色合いであり、威圧感が無いデザインでござる。

 

最初に彼が、地球との外交の為にセイバートロン本星より呼ばれた外交官であると聞いた時は、まあ、外交官といえば、普通は黒塗りの高級車をイメージするものでござるから、なんとも外交官らしくない庶民派な車種だと思ったでござるよ。

 

まあ、ただでさえ威圧的なロボットと地球人の外交になるので、温和なイメージを作るには高級車よりはコンパクトカーの方が受けがいいかもしれないし、単独行動も多くなるのでござるから、目立つ高級車よりは隠れやすい実用性も兼ね備えたデザインなのでござるな。

無論、これは後付けの設定でござるが、商品から来るイメージでキャラクターを作り上げたセンスは評価したいでござるよ。

  

しかも、武器類は電磁パルス・エミッターと二連バーディゴ・ゴン及びスタン・グレネード（スプリング式ミサイル発射×３）と身体に似合わぬ重武装であるが、単独行動は多く、敵も多いとならば防衛には重装備になるでござろうな。　無論、外交に置いても２５０以上の地球言語と６３０００異星人言語に精通し、優れた外交手腕も武器でござるが、一番分かりやすい外交手段でござろうな。　（笑）

 

まあ、武装面ではスキッズと同じく、全部の武器を一度に装備できない重装備であり、彼の補佐兼護衛役には、スポーツカーに変形するロードレイジが随伴するようでござるが、外交官としては、ぶっとんだ組み合わせでござるな。　（笑）

 

設定上は、地球人との同盟や、サイバトロンシティの建設交渉等を執り行った影の立役者だそうでござる。

なるほど、トランスフォーマーの物語を理解するうえでは、描かれない物語も多くあるので、興味深いトランスフォーマーの一人でござるな。

因みに、相方のロードレイジも、普段は世話好きで、有機生命体の文化・風俗に造詣が深い女性なのだが、変形すると視野の狭い粗暴なドライバーになるそうでござる。　う～む・・・　ハンドルを握ると人格が変わるヒトと同じでござるか。　（笑）

映像作品にしても面白いキャラクターになりそうでござる。