ごきげんようでござる!
前回は、バンダイ製のフェアレディロボ(MR-48、フェアレディロボ、600円)だったので、今宵はトランスフォーマーの、フェアレディZを紹介でござる。
さて、1984年にトランスフォーマーとして米国で販売されたダイアクロン及びミクロマン商品は米国でのセールスを重視し、米国人に馴染みの無い日本車両の処遇は芳しくなく、未販売だったり、通販扱いだったり、全くデザインを変えられてTVアニメに登場した等の冷遇をうけていたでござるが、その中でも日産のフェアレディZをヴィークルモードとする、ストリーク(08、ストリーク、1800円)、プロール(09、プロール、1800円)、スモークスクリーン(45、スモークスクリーン、1800円)の3人は中心人物として描かれていたオートボットでござる。
そう・・・ フェアレディZは、販売価格と性能により米国では「庶民のポルシェ」と呼ばれ知名度のある日本車だったのでござる!
ちゅー事で、今宵はサイバトロン射撃手、ストリークの紹介でござる!
本品は、1982年にダイアクロン・カーロボット(NO,7 フェアレディZ、1700円)を基にした成型色変更し、ダイアクロン隊員の削除とシールの図柄を一部変更して、シークレットエンブレムを追加した商品でござる。
ダイアクロン商品のカラーリングはフロント部が銀色で青い車体の商品とフロント部が黒く銀色車体の2種が販売されており、トランスフォーマー版商品は銀1色ボディでござる。
なお、ストリークの海外名はブルーストリークといい、元々は青いボディで販売される予定だったらしく、パッケージ写真やイラストは、フロント部が銀色のダイアクロン版でデザインされているのでござる。
無論、この青いカラーリングの商品は日本ではダイアクロン商品として流通しており、海外・・でももダイアクロン商品で販売されていたのでござるが、初期出荷のトランスフォーマー商品として青いブルーストリークが海外で販売されたとかいう話もあるでござる。 (?)
日本名のストリークは青いボディでは無い為の改名でござるが、TVアニメに登場したストリークは、フロント部分が黒い銀色のダイアクロン商品版のカラーリングで描かれていたでござる。 その為に本品はファンの間でシルバーストリークと呼ばれる場合もあるでござる。
そう・・・ 本品は黒&銀のダイアクロン版に準じているものの、第三のカラーリングとして販売されたのでござるが、変更理由などは分かっていないでござる。
ただ・・・ わかっている事はTVアニメ版の作画が間違っていた事でござるな。
なお、TVアニメの配色のストリークは、2002年にe-HOBBYより、ダイアクロンキャンペーン商品をイメージしたマイスター(06、マイスター・ゴールドバージョン&08、ストリーク・アニメカラーバージョン、6000円)と共に販売されており、同じくダイアクロンキャンペーン商品をイメージ(08、ストリーク・シルバーバージョン、3000円)も販売されているでござる。 更に未確認でござるが、ダイアクロンキャンペーン版には金メッキのフェアレディZも存在していたらしい(?)でござる。
まあ、近年の意図的な成型色変更商品以外では最もカラーバリエーションが多い商品と呼べる存在でござる。 しかも! 彼はTFコレクション版で再販されておらず、順次販売されるのであればTFアンコール版で再販される可能性も高いでござる。 その暁には是非ともブルーストリーク仕様にて販売されるか、e-HOBBYより別バージョンで販売される事を願いたいでござる。 (笑)
さて、ロボットモードの変形は当時としては凝った変形方法を導入しており、1983年にポピーより販売された、フェアレディ280ZTバールーフ(MR-DX02、フェアレディ280ZTバールーフ、1800円)とは同じ車種ながら、全く違うシルエットとなり、明らかに完成度ではカーロボット側に軍配が上がる事と成るでござる。
しかし! 武器類はヴィークルモードでは余剰パーツにしかならない欠点があるでござる。
が、デザインに関しては当時の目で見れば間違いなく良いモノでござる!
ゆえにトランスフォーマーでもオートボットの中核をなす同型機3体がソレゾレに登場できた訳でござるな。
しかも、彼等の顔がサイバトロン(オートボット)マークの元になっており、正に元祖オートボットと呼べる存在なのでござるな。
なお、手持ち武器はビームガンであり、両肩のショルダーランチャーはミサイル弾(×3)をスプリングで発射するスタンダードなギミックでござるが、海外販売版では安全対策の為にスプリングが弱められている商品も存在するようでござる。
因みに、能力設定では、80000ボルトのビームで遠くまで照らす事ができるそうなので武器ではなくヘッドライトと思われるでござる。 更に海外設定ではビームの色が青いので、そこから銀色ボディにも関わらず、ブルーストリークと呼ばれると云う御都合主義な設定も存在するでござる。
彼の性格は明るく陽気でお喋りだが、彼の故郷はデストロンに破壊されており、その記憶から立ち直れておらず、それを隠す為に明るく振舞い、戦いを嫌いながらも、デストロンの驚異より自分の故郷の二の舞にならぬよう奮起しているようでござる。
まあ、ブルーストリークのブルーは望郷の念なのかもしれないでござるな?
しかし、ややこしいから日本版のストリークの名前正解だと思うでござる。
さて、本品はコンパチ仕様の先駈けでもある訳でござるが、様々なバージョンで個別の仕様があり、兄弟・親族でもないでござるが、フェアレディZを原点とする3人が再び同一車種で揃えて見たいものもファン真理でござる。 果たして「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」では3人が揃うでござるかな?
まあ~最近のサイズに慣れたせいですかね。
ドチラもソレゾレの魅力は有るでござるよ。