ごきげんようでござる!
2010年12月より展開された「トランスフォーマー ユナイテッド」は、さまざまな時代・舞台で展開するG1の世界観を、新たな玩具(再販品含む)で再現するシリーズでござるが、ネタ的には海外展開商品である「GENERATIONS」や「REVEAL THE SHIELD」を優先するので日本販売では日本で紹介されていないアメコミ出身のトランスフォーマーも販売されているでござる。
今宵は白いスポーツカーに変形するオートボット・侍、ドリフト(UN-08、オートボットドリフト、2415円)の参上でござる!
本品は「トランスフォーマー ユナイテッド」第1弾商品として2010年12月に販売された訳でござるが、先行して海外で販売された「GENERATIONS」版オートボットドリフトとはパッケージだけでなく本体仕様も若干塗装箇所に変更があるでござる。
また、日本販売の特徴であるSEGAゲーム筐体対応が付属しないのが惜しまれる一品でもあるでござるな。
しかし、ボディカラーをメタリック仕様に変更しなかった事には敬意を払いたい一品でもあるでござる。 (笑)
そう、日の丸(日章旗?)をイメージしたかのような配色にはメタリックは似合わないでござるよ!
ただ・・・ 本品のカラーリングはレース仕様というよりも族車使用ぽい感じがするでござるが、これも勘違い日本文化ぽくて好きでござるよな。 (笑)
なお、ヴィークルモードでのギミックは武器パーツである長剣・脇差(×2)を収納可能でござるが、転がし走行以外のギミックはないでござる。
余剰パーツの発生しない設計は評価したいのでござるが、フロント部分の隙間が生じてしまう事が残念でござる・・・
ロボットモードの変形先ず下半身のボリュームに驚かされるでござるが、なかなかバランスの良い体形に仕上がり、変形機能上ドアパーツのみを独立させなかった腰アーマー(鞘)もデザイン上ポイントが高いでござる。
侍風(?)のキャラクター性を持たせたデザインの勝利だと思うでござるが、実は本品はユナイテッド版ブラー(UN-16、オートボットブラー、2415円)と共通金型で、頭部及び武器パーツを変更した成型色変更商品でもあるでござる。
ただ、ユナイテッド版ブラーは2010版ブラー(C-70、ブラー、1500円)と可也イメージが異なるアレンジになるでござるから、本品はドリフトがメインに設計されたよな感じになるのでござるかな?
そう、若干クセが有るものの可動範囲が広い腕は剣を持たせるのに十分な設計で絵になるポージングが可能でござる。
一昔前までロボットが剣を振り回すのは野蛮だと言っていた米国人も今では考え方が変わったようで合理性よりも様式美を理解したようでござるな。
そう、拙者はアメコミの方を読んでいない詳細はわからないでござるが、彼は元々ディセプティコンの兵士で、デッドロック(未販売)と呼ばれる残忍な兵士だったそうでござるが、正義の心に目覚めてオートボット戦士として生まれ変わったようでござる?
能力値は体力(6)、知力(8)、速度(6)、耐久力(7)、地位(2)、勇気(10)、火力(5)、技能(10)で設定されており、武器は2本の脇差と刀のみで、的に一瞬の隙を与えず切り捨ててしまうそうでござる。
なお、性格はオートボットでは、侍としての屈強な精神と沈着冷静な性格のようでござるが、元ディセプティコン兵士で有った為に、まだ仲間から信用されていないようでござる。
うむ。
彼が如何にして自らを侍と名乗った経緯は分らないでござるが、あんがい一般的な米国人と同じくサムライ映画などで感化されたのかもしれないでござるな。 (笑)
そう、かなりイロモノ的なデザインで背中に背負った刀にも違和感を覚えるものの、ちゃんと2本挿しを再現できたりする設計は評価したいでござるよ。
コチラの方が侍ぽいので説明書にも紹介してほしかったでござる。 (笑)
ただ、本品は拘りの設計にもかかわらず、肝心の刀が米国安全基準を元に製造されたためにフニャフニャの軟質パーツ製なのでござるよな・・・
武士の魂である刀がフニャフニャでは武士道を理解しているとは言えないでござるな。
セメテ、メッキ仕様は無理でも硬質のプラスチック製で造形してほしかったでござるな。 (うん!)
拙者的にはドリフトの事はよくわからないキャラクターなので本品が元のアメコミのイメージ通りなのか分らないでござるが、本品のデザインを見る限りでは「ビーストウォーズ」のタイガトロン(C-8、タイガトロン、1500円)として塗装パターンを変更すれば十分通用しそうに見えるでござる。 (笑)