トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

カラオケ戦士マイク硬頭

2010-02-23 13:45:05 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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用意はいいか~♪ 3・2・1・0~♪

君は変わる~ 心のままに~♪

ダッシュだ~♪ 加速だ~♪ ス~パ~カ~♪

地響き立てろ~♪ 戦車~♪

日本が世界に広めた発明品の一つにカラオケがあり、はるか宇宙にまでカラオケは広がったようでマスター星出身のヘッドマスターであるハードヘッド(C-102、ハードヘッド、2300円)もカラオケ好きなトランスフォーマーの一人でござる。 (笑)

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本品は1987年に「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」商品として販売されたのでござるが、日・米のマーケッテイングの違いから本年度より個別の展開が行われる事となり、本品は米国では「ザ・リバース」商品ハードヘッドとして販売され、同じ商品ながら異なる設定を与えられたでござる。

まあ、トランスフォーマーの改変された歴史で云えば、別次元の同一人物であるが、同一世界においては別人になる存在でござる?

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日本設定では、頭部に変型するヘッドマスターのロスが本体と成る訳でござるが、ロス自身はセイバートロン星を脱出してマスター星に移住した元セイバートロンの一般市民なのでござるが、400万年(氷河期による休眠期間有)の修行を経て戦士の証であるトランステクターとの合体を可能にした若き戦士でござる。

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対して海外設定では、ハードヘッドの本体は胴体部の戦車で、頭部に変型するのはネビュロン人のデュロスなのでござる。

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ヘッドモードの変型も、日本版のロスの場合は修行(?)によりヘッドモードへの変型を身につけたという、如何にもならではの発想でござるが、超ロボット生命体であるトランスフォーマーとしては要領が悪いでござる。

しかし、米国設定の機械化したネビュロン人がバイナリーアーマー(エクセルスーツ)を着こんでヘッドモードに変形して合体するというのも、一見理に適っていそうでござるが・・・ まわりくどい設定でござるよな?

そもそも、自分の頭部を差し出して、パートナーが頭部になる必要が有ったのかと疑問に思うでござるよ。 (笑)

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まあ、ようするに本品は日本設定では一人なのでござるが、海外設定では二人になるのでござるよ。

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日本設定では高速戦車に変形するトランステクターは自己意識のない支援マシンでござるが、遠隔操作による自動操縦も可能だそうでござる。

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商品サイズ的に見れば、従来のオートボットより大型な商品でござるが、同一スケールにした場合は乗用車並の小型戦車になるのでござる。

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高速戦車のデザインもSF風でござるが、造形は大味故に体感スケールが把握できないでござる。

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パイロットを乗せるアイデアはダイアクロン商品のカーロボットのダイアクロン隊員の再来なのでござるが、商品の大型化はハズブロ側の依頼でござる。

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なお、ヘッドマスター商品は従来のトランスフォーマー商品と比べると明かに完成度が落ちた商品でござるが・・・

これも、ハズブロからの依頼で、商品の変型は難しいから簡略化させろとか、大型化しても販売コストを下げろなどの要望により、完成度の下がった大味な商品が誕生するのでござる。 (笑)

以後トランスフォーマー商品は大型化し、変形が難しいと云うので無変型なアクションマスター(日本未販売)や、変形構造が単純で小型化したマイクロマスター(日本名、マイクロトランスフォーマー)などなどが登場し、日本では合体戦士が主力となるなど独自の展開が行なわれるのでござるよな。

まあ、価値観の異なるお国柄の要望に応えるとドチラかが分が悪くなるので当然の結果でござるよな。

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なお、ハズブロ側の要求は改悪だけでもなく、ミサイル発射ギミックの廃止や武器パーツなのの余剰パーツ対策などなども盛り込まれており、本品でもロボットモードの武器となるハードレーザー(×2)はヴィークルモードでも取り付けられるのでござるよ。

まあ、技術者としては制約が無く伸び伸びと自由な発想で商品を開発するのも良いが、制約が有る事で多くの工夫が生まれてドンドンと変型ロボット玩具の技術は向上するのでござるから悪い事だけではないのでござるよな。

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実際、ロボットモードの完成度の悪さに評価を落とすヘッドマスターでござるが、ヘッドオン合体によるパラメーターギミックなどは多いに評価できるもので、アナログギミックでは一番凝った仕掛けの一つでござるよ。

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しかしまあ、ロボットモードの大味な造形が全てをぶち壊しているので、やはり外見のデザインや造形は大事でござるよな。

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拙者的には、現在の玩具技術であれば納得のできるヘッドマスターがリニューアルできると思うのでござるが、新作的には如何なものでござるかな?

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さて、日本設定ではロスがトランステクターにヘッドオンすることで、サイバトロン・地上攻略員、ハードヘッドと成るので基本性格はロスのままで自然とカラオケを愛する温厚な戦士でござるが、海外設定だと無口で他人の指示には従わない頑固者のサイバトロン・陸上攻撃員に同じ様な性格のベテランの戦闘員であるネビュロン人のデュロスが合体するもドチラが主導権を握ると云う事は無い如何にも個人主義らしい米国の合体戦士設定でござる。

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なお武装は右肩の120ミリハードキャノンで設定上は、ナパーム弾、音響弾、ミサイル弾の砲弾を使い分け、両腕にハードレーザーを装備するでござる。

両腕武装もヘッドマスターの特長でござる。

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まあ、ヘッドマスター商品は両腕に武器パーツを取り付けないとイマイチでござるから、苦肉の策かもしれないでござるよな。 (笑)

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しかしまあ、拙者も何だかんだ言っているでござるが、日本版ヘッドマスターは好きなので、支持をしたいのでござるが、商品完成度の為に現在でも人気が無く再販が行われないのが辛いでござるよな。 

・・・まあ、再販されたところで売れない事は間違いないでござるが。(笑)


忍者参謀 驚異の6段変型!

2010-02-12 05:23:31 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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驚異の6段変型!凄いヤツが現れた!

デストロン忍者参謀シックスショット(D-98、シックスショット、3980円)見斬!

1987年! トランスフォーマー史に新たな歴史が生まれたでござる。

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本品は「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」商品として販売された6段変型ロボット玩具で、変形を立体パズルとして例え「君は説明書を読まずにトランスフォームできるかな?」のキャッチコピーと絡めて説明書は封印された常態で封入されていたでござる。

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先ずは、箱に入った常態のジェット機モードから変型スタートでござる!

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ジェット機モードは長距離空中移動やシックスショットの基本系でござるな。

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余談でござるが、本品の収納状態は羽を開いたジェット機モードを斜めに配置していたりするので無駄に箱が大型化しているでござる。 (笑)

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続いて空中奇襲攻撃より、地上にて撹乱するバトルカーモード!

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多段変型の各種変型形体は、実用的に如何こうではなく、それっぽく見えるが基本でござる。

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故に、バトルカーとは如何なる車種を指すのか不明でござるが、ようするに戦闘用車両の事でござろうな?

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因みに、今回使用した写真のバトルカーモードは、説明書指示と異なる車輪固定位置で撮影しているでござる。

←が車輪固定位置をずらした状態で、→が説明書の指示通りなのでござる。

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どうも説明書指示(パッケージ写真)のバトルカーモードはバランスが悪いような気がするのでミスっぽい感じがするでござるが、個人の主観による違いもあるので間違いとは断言できないでござる?

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続き、オオカミモードに変型して接近戦!

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オオカミと呼ぶには体型らしからぬデザインでござるが・・・

同じくオオカミのトランステクターを駆るウィアードウルフ(D-86、ウィアードウルフ、2300円)でさえオオカミに見えないデザインだったのでドッコイドッコイでござるよな。 (笑)

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まあ、トランスフォーマーではオオカミは人気のモチーフでござるが、当時はオオカミらしい造形の商品は少なかったでござるよ。

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スロットルボット販売促進キャンペーン

2010-01-30 14:45:30 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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ごきげんようでござる!

「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場したスロットルボット部隊は国内TV放送中に販売されず1987年度の「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」展開時に販売されたでござる。

まあ、1987年度は日米で作品内容が異なる展開となるのでござるがシリーズの流的には前作を引き継いでおり、スロットルボット部隊も登場するので問題はないでござる。

が!

海外であれば一括して「THE TRANSFORMERS」いわゆるG1商品として分類されるのでござるが、日本のコレクション分類だと「2010」商品か「ザ☆ヘッドマスターズ」商品に分類するかが問題なのでござるよな?

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そう!

スロットルボットのパッケージ裏のイメージイラストは「2010」仕様のデザインなのでござる。

なお、海外販売品も明らかではないでござるが、日本版と異なり「ディコイ」と呼ばれるPVC製の未彩色フィギュア(消しゴム人形)がランダム(全53種?)で1個付属するブリスターパック仕様のパッケージで販売されていたそうでござる?

日本版は残念ながら付属品はカードのみの単品販売だったのでござるよな。

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ちゅー事で今宵は、サイバトロン・スロットルボット部隊監視員

ルックライト(C-93、ルックライト、500円)の紹介でござる!

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スロットルボットはミニボットの後続商品で、ディフォリメされた簡易ボディながらプルバックモーターを内蔵したチョロQティスト溢れるトランスフォーマーでござる。

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ルックライトのヴィークルモードはフォードRS2000で、日本では馴染みのない車種でござるが、フロント部に増設されたラリー仕様(?)の補助ランプ(スペクトラムライト)が印象深いデザインでござる。

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しかしまあ、大雑把な造形に加えて白い成型色でござるから余計にチープに見えてしまうのは仕方が無いとして・・・

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ロボットモードの造形も大雑把でござる。 (笑)

数あるトランスフォーマー商品でも1・2を争う簡易構造のトランスフォーマーでござるよな。

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ロボットモードでの可動箇所はないでござるが、ロボットモードでもプルバック走行が可能なので少々ぶつけたくらいでは壊れない堅牢な造形でござる。

デザインは兎も角、丈夫な設計は評価したいでござるな。

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ルックライトの性格設定は、何でも興味を示し、どのようなつまらないものや無関係なものでも彼の興味を引かないものはないそうでござる。

特殊装備としては、双眼鏡タイプのデジタルカメラ、分光ケミカルアナライザー、放射能探知機を装備しており、フルカラーの10000ワットのスペクトラムライトで相手の目をくらますそうでござる。

残念ながら、TVアニメ本編ではスロットルボット部隊での行動が多く個人での印象がないのでござるよな?

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さて、拙者がスロットルボットを「ザ☆ヘッドマスターズ」商品として分類している理由でござるが、スロットルボット販売当時一部の店舗にて「スロットルボット販売促進キャンペーン」が行われており、スロットルボット商品購入でホワイトバージョンのサイバトロンマスター戦士(全6種、非売品)が配布されたのでござる。

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1987年販売のサイバトロンマスター戦士(全6種、各250円)とスロットルボットには関連性がないのでござるが、何故か販売促進用景品となったのでござるが・・・ まあ、「ザ☆ヘッドマスターズ」商品を強調したかったのでござるかな?

サイバトロンマスター戦士は説明書もないビニール袋に入れられた店頭配布方式で、告知すらなく行なわれキャンペーンでござるから拙者も1種しか入手できなかったでござる。

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本品はサイバトロンマスター戦士ローファー(サイバトロンマスター戦士、ローファー、250円)の未彩色・成型色変更ホワイトバージョン商品で特に名称や設定は存在しないでござる。

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無論ヘッドモードにも変型できるので、別売りのヘッドマスターとクロスヘッドオンが可能でござる。

なお、本品は年月劣化の為に少々黄ばんでいたりするのでござるよな。 (笑)

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本キャンペーンでは何個配布されたのか不明でござるが、現在高プレミアが付く、サイバトロンマスター戦士6種類のホワイトバージョン6種をコンプリートできたコレクターは如何程存在するのか分からない今となっては超貴重な商品でござる。

転売目的の景品狙いは分からなくもないでござるが、本来の販売促進の意味を考えるのであれば正規のルートで手に入れたいものでござるよな。

まあ、拙者も中古品での購入は行うでござるが、明らかな転売胃商品には手を出さないのがコレクターとしてのプライドだと思うのでござるよな! (笑)


誤射

2009-12-21 00:58:32 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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ごきげんようでござる!

色彩感覚は人種により異なり好みの色や色使いには御国事情が反映される事を教えてもらったのがトランスフォーマーなのでござるよな。

今宵はドハデなカラーリングのエアージェットに変形するデストロン軍団のターゲットマスター迎撃兵、ミスファイアー(D-89、ミスファイアー、1980円)の紹介でござる!

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本品は1987年に販売された日本版「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」商品でござる。

と、言っても海外版「ザ・リバース」商品とは箱及び付属カードや説明書が異なるくらいでござる。

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本品のヴィークルモードはエアージェットと表記されるSFチックなジェット戦闘機でござるが、赤紫というかハードピンクというか、それまでに目にした事のないカラーリングには驚かされたでござる。

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まあ、デザインは如何にもなSFアニメに登場する戦闘機でござるが・・・ だいたい日本ではいカラーリングの場合は指揮官用だったりエース仕様の専用機だったりするのでござるが、ミスファイアーは一介の兵士にすぎず、デストロンのターゲットマスターでは迎撃兵の役職でござる。

そう、当時の青系の多いデストロン航空兵では極めて目立つカラーリングなのでござるよな。

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商品本体には米国安全基準に準じている為にミサイル発射ギミックなどはないでござるが、転がし走行用の車輪のアレンジは上手いと思うデザインでござる。

なお、機首部分にはシークレットエンブレム貼り付け位置が設けられており、カタログ及びパッケージ写真では貼り付けられているでござるが、商品ではシークレットエンブレムは廃止されているでござる。

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さてさて、パートナーのエイムレスは日本設定ではマスター星の一般市民(技術者)として一纏めで紹介されており、機械言語による会話である為に他のトランスフォーマーとは会話できないようでござるが、パートナーとは意思疎通が可能なようでござる。

まあ、日本設定だと没個性で武器・道具の延長にしかすぎない印象があるでござるが、海外設定だとエクソスーツを着たネビュロン人の元建設技師で臆病な性格だそうでござる?

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武器モードの変形はイオンブラスターとなるようでござるが、日本設定(アニメ版)だとパートナートランスフォーマーの右腕に融合合体される訳でござるよな。

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なお、エイムレスミスファイアーのコクピットに搭乗(収納?)されているのでござるが、玩具では搭乗ギミックはなく、武器モードで直接取り付けられるでござる。

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まあ、アニメやマンガでは嘘の描写は可能でござるが、実際に玩具だと、コクピット収納ギミックに伴うターゲットマスターギミックは、更に大型化(?)や複雑な設計が要求されているにも拘らず、米国では玩具の簡略化の要求が強かった為に今の形で商品化し、コンセプト的にもヘッドマスターの簡易版という立場でござる。

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しかし・・・ 日本版では、プラズマ爆弾の爆風の影響で両軍のトランスフォーマーとマスター星の一般市民が融合されて誕生した奇跡の戦士という大層な設定が付け加えれれたのでござるよな・・・

う~む・・・ 確かに面白い設定でござるが、その場にいた全員が影響を受けたのであれば奇跡でもなんでもない軌跡の大安売りだと思うのでござるよな。

ちゅ~か、日本産アニメの場合は奇跡が多すぎるのでござるよ。 (笑)

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そう! 拙者的にはターゲットマスターの設定に関しては「ザ・リバース」版を支持したいのでござるよな。 (笑)

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さて、ミスファイアー本体のロボットモードはデザインの奇抜さがない平凡なロボットでござるが、造形的には大腿部が長すぎるもののバランスが良い体型でござる。

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まあ、旧商品改造組でないターゲットマスター商品の完成度はデストロン側に軍配があがるので本品も当時としては完成度の高い商品に分類されるでござる。

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なお、劇中での描写ではターゲットマスターの肩にパートナーを載せている場合が多く描かれているでござるが、玩具では再現できないでござる。

まあ、ロボットの肩にパートナーを載せる描写としては信頼関係を表現する萌える(?)表現なのでござるが・・・

日本版ターゲットマスターの場合は、なんだか主従関係ぽく、悪く言えばペット扱いのような漢字なのでイマイチ好きになれないのでござるよな?

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まあ、パートナー描写に関しては「マイクロン伝説」にも言える事でござるが、日本版は下手としか表現できないでござるよな。

無論、メインキャラクターでも主役を引き立てる背景にしかならないキャラクターも存在するので主役至上主義も考え物でござる。

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ミスファイアーの性格は、仲間の援護を行うが、射撃の腕が悪く、友軍に当てる事も多々あり、ミスファイアーの前には立てず、援護を拒否されていたりするでござるが、本人は腕は上達していると言っているようでござる。

まあ、「名は体を現す!」を的確に表現したキャラクターでござるよな。 (笑)

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商品の可動に関しては、当時の商品では多い方で首が回らないのが唯一の欠点でござるよな。 まあ、欠点は他にもイロイロあるでござるが当時の商品でござるから評価が甘いでござる。

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なお、ミスファイアーのカラーリングは日本なら女性キャラクターでも通用するイメージでござるが、当時の商品ではピンクとか赤紫などの色使いはデストロンカラーなので女性をイメージした色使いでないのでござるよ。

まあ、これも色によるイメージを定着させる某戦隊シリーズなどの日本と、あくまで個人を表現する為の延長である色使いにすぎない米国との色彩感覚の違いでござる。


キ〇ガイに刃物

2009-09-17 20:34:09 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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ごきげんようでござる!

拙者は猫派でござるが、しばらく猫科動物が続いたので、今宵は犬科動物の狼型トランステクターを駆るデストロン軍団・戦闘指揮官、ウィアードウルフ(D-86、ウィアードウルフ、2300円)の紹介でござる!

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本品は1987年販売の「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」商品で、日本展開ではデストロンの新戦力・中核商品として販売され、本体のマスター星出身小型トランスフォーマーのモンゾが頭部に変形し、狼型トランステクターと合体するヘッドマスターでござる。

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デストロン陣営のヘッドマスターは動物型のトランステターを使用する事で、同じシステムなれどデザインの差別化により、特長の差異を表現していたりするのでござるが・・・

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はっきり言って、差別化・異文化思想・等の表現は成功しているものの、肝心の商品完成度は低く、オオカミにしてはプロポーションが悪い造形でござる。

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四肢及び顎と尻尾(テールサーベル)は可動するのでござるが、ポーズ的には決まらず・・・

前脚肩部にはミサイルランチャー(?)が隠されているスライドギミックが有るのでござるが、成型色が同じなので目立たないでござる!

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更に! 折角のトランステクター搭乗ギミックでござるが、ウィアードウルフのコクピット部分には普通の搭乗姿勢(↑写真)でモンゾは搭乗できても、クリアパーツのフタが閉まらなくなるので、搭乗姿勢を天地逆(逆立ち)にしなければフタが閉まらない欠点があるのでござるよな。

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さて、本体のモンゾデストロン・ヘッドマスタートリオ(クレージートロン)のリーダーであり、メガザラック(D-93、メガザラック、6980円)の部下であるから、態度が大きく、横柄で我がままな性格でもあるが、デストロンのリーダーの座を狙うような野心もない典型的なチンピラ的悪役でござる。

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故に、戦闘能力の高いトランステクターを与えちゃったモノでござるから、増徴して更に我がまま性格になり、マスター星を追放され、逆恨みされてデストロンに居座り、セーバートロン星を破壊するのに一役買うなど正にクレージートロンなのでござるよな。

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なお、モンゾはヘッドモードに変形し、ウィアードウルフの頭部としてヘッドオン(合体)する訳でござるが、なぜかヘッドモードの顔のデサインはTVアニメと異なるでござる。

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更に・・・ ロボットモードは、御世辞にもカツコイイと言えず、オオカミらしい俊敏差が感じられないのでござるよな・・・

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狼の頭部及び尻尾の処理は何とかならなかったのでござろうか?

本品もTVアニメとのギャップが激しい商品でござる。

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なお、拙者は尻尾部分を背中に折りたたんでも、見栄えが変わらないので、開き直って尻尾に見立てているでござる。 (笑)

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因みに本品(シリーズ)より採用された尻尾武器は後のビーストウォーズにも引き継がれており、G1キャラとしては数少ない剣技の達人(?)として設定されているでござるが・・・

まあ、クレージートロンなだけに「キチ〇イに刃物」なイメージが強いのでござるよな。

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なお、ウィアードウルフの設定では、「殺しの口笛をくちずさみ、狙った獲物は必ずしとめる!」と云う、ダークヒーロー的なイメージを狙っていたのでござるが・・・ 本編(TVアニメ)の自称主人公(C-101、クロームドーム、2300円)からは、ライバル視されず、ライバルキャラ的ポジションはシックスショット(D-98、シックスショット、3980円)に奪われるなど、愛される悪役キャラにもなれない、チンピラキャラの手本でござるな。

しかも能力値は、体力(6)、知力(10)、速度(6)、耐久力(10)、地位(6)、勇気(9)、火力(5)、技能(6)に加えてモンゾのヘッドオン効果はSPD(6)、STR(6)、INT(10)であることから能力を活かしきれていないのでござるよな。

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まあ、キ〇ガイと野獣には社会的ルールなど通用しないので、生活圏より追い出した一時しのぎでは解決にならないものでござるよな。

拙者も人権は尊重すべきと思うでござるが、話が通じず逆恨みされて痛い目にあうのであれば、死刑とまでは言わないが、追放でなく管理・隔離などの制限を設けるほうが本人の為になると思うのでござるよな。

人権尊重のタテマエの優しさは、被害者ではない善人が言えることであり、問題をすりかえるだけで解決策になっていない事でござるよな。

故に、拙者はキチ〇イ相手の根拠が無い「友愛政策」ちゅーのは反対でござる!