モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

ジャーマンダーセージ(Germander sage)の花

2008-09-08 08:49:29 | セージ&サルビア
(写真)ジャーマンダーセージの花


ジャーマンだーセージの花が咲いた。
鮮やかな青紫の小花であり、太陽の光を跳ね返し輝いていた。

これからブルーの競演となる。
メドーセージ、パープルメドーセージ、ラベンダーセージ等が夏から咲いており、
コバルトセージ、ジャーマンダーセージが咲き始めた。
コバルトセージとジャーマンダーセージは原産地がテキサスからメキシコと同じであり植生も似ている。
(※ コバルトセージは9月6日に掲載)

ジャーマンダーセージは、
灰緑色の丸めの小さな葉に特色があり、これだけでも彩りとして魅力があるが、
さらに、花の時期はシルバーグレイの葉が霞となり青紫の花を浮き上がらせる。

乾燥気味を好むので、ロックガーデン、玄関先など陽ざしがあり雨がかからないところが向いている。
ただ夏場は、水切れに注意する必要がある。


ジャーマンダーセージの発見
この花は、1876年メキシコのサン・ルイス・ポトシ(San Luis Potosí)の山腹で、
ウィルヘルム・シャッフナー(Schaffner, Johann Wilhelm(Guillermo ) 1830-1882)によって発見された。
彼は、1856年にメキシコシティーに住みついたドイツ人の歯科医であり植物学者でもある。

その2年後の1878年には、英国系アメリカ人のParry, Charles Christopher (1823-1890)も見つけている。
パリーは、コロンビア大学で医学・植物学を学び、アメリカとメキシコ国境の植物調査にかかわり、
数多くの新種を発見・採取する。
医者としてよりも、植物学者、登山家、プラントハンターとしての活動に魅力を感じ、
パリーの名を冠した植物、コロラドの山(Parry Peak 4,082 m )が結構ある。


(写真)ジャーマンダーセージの葉と花


ジャーマンダーセージ(Germander sage)
・シソ科アキギリ属の耐寒性がある多年草。
・学名は サルビア・カマエドリオイデス(Salvia chamaedryoides)。英名は、Germander sage(ジャーマンダーセージ)、Mexican blue sage(メキシカンブルーセージ)。
・原産地は、カリフォルニア、テキサスからメキシコ北部。
・-5℃以上の半耐寒性で、日当たりの良い乾燥した土壌を好む。
・草丈は、30~50cm程度でブッシュ状に横に広がる。
・開花期は、4~5月、9~11月からまでと長く鮮やかな青紫の小さな花が咲く。
・開花期は週1度液肥をあげる。

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