ワンダフルなにか ビューティフルだれか

並べてみると 輪郭がつかめるかもしれない

久保克彦遺作画集

2015-08-15 01:25:39 | 美術


会田誠椹木野衣「戦争画とニッポン」でその存在を初めて知った久保克彦。東京芸大工芸科図案部を主席で卒業し、1944年中国の戦場で側頭部を撃ちぬかれ25年の生涯を閉じた画家。


この薄さと軽さが戦前からあったモダンなデザインの中にあっても新しいと会田誠が言っていたが全くその通りでこんなに洗練された戦争画は見たことがないし戦争画以外の作品も今の作家が描いたと言われたって納得してしまうデザインセンスだと思う。

作品数は多くなく、山口県徳山市の実家も戦災にあい多くの作品が失われたという。生き延びていたら戦後の世界にどのように反応しどんな作品を創っていただろうか。






戦争画を見る 国立近代美術館常設展

2015-08-14 01:00:35 | 美術



この時期にどこの美術館に行きたいかと聞かれれば(聞かれたことはないが)、近代美術館の常設展だと迷わず答える。


敗戦後にGHQが接収した戦争記録画153点が無期限貸与というかたちでこの美術館に保管されており、普段の常設展でも展示はされているが特にこの時期は多く展示される。藤田嗣治や宮本三郎、鶴田吾郎に中村研一などの有名な作品が並んでいた(小磯良平はなかった)。会田誠・椹木野衣「戦争がとニッポン」に、今回展示されていた「哈爾哈(ハルハ)河畔之戦闘」の他に藤田がノモンハンを描いた幻の作品があると書いてあったが、そちらは日本兵の無残な姿が描かれているらしい。藤田の戦争(画)に対する本心が垣間見れるかもしれないその作品を見てみたかった(行方不明らしい)。


戦争画の中でもインパクトがあったのは古沢岩美だった。↑の「餓鬼」には観光で来ていた欧米の家族も釘付けになっていた。古沢岩美の回顧展って過去にやってるんだろうか。ともに画家としてではなく一兵卒として同じ部隊で戦争を経験した岡本太郎との二人展なんてあってもよさそうだが。一度見てみたい。


戦争画を見に行ったのだが、実は一番良かったのは竹内栖鳳の「草相撲」↓だった。おそらく何かのための習作と思われる墨と朱墨で描かれたドローイングなのだが、色も線も余白の具合もとても良い。完成画より習作の方が好きになるケースは結構ある。舟越保武が島原の乱をモチーフにした彫刻も良かった。








14歳

2015-08-10 01:18:21 | 音楽
GapKids × ED #heyworld meet Mappy, 14 year old jazz pianist




GAPのCMに抜擢された14歳のジャズピアニストがいるというニュースで知ったのだが、
モデルとして既に有名らしい。

全然知らなかった。

可愛いだけじゃない独特の雰囲気とセンスありまくりのファッションに加えてセロニアス・モンクとバド・パウエルが好きって(そしてまだ14歳って)将来が楽しみすぎる(山口小夜子と比較されそうだ)。

個人的にはスカジャン姿にグッときた(カッコイイ)。



人気モデル達がYouTuberに挑戦! ~マッピーがジャズピアノを披露?~


Thelonious Monk - Live in Norway & Denmark '66.Intimate TV Concerts.