伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

海上自衛隊の驚くべき実像

2013年08月19日 | パソコン

8月18日  (日)   

盆休みも終わり、ようやく朝夕涼しくなった。夏の盛りもどうやら超えたようだ。

現在、息子・娘と孫たち9名が夏休みできており、11名の大人数で全室満員、書斎以外には私の居るべき場所がなくなった。戸外に出て園芸作業やウオーキングをやるには日中の気温はまだ高く、それもできない。

しかたなく、一日書斎にこもってパソコンを前に、あれこれ操作し時間を潰している。

パソコンの世界に遊べば、やるべきことに事欠かない。若い人たちはパソコン・ゲームで時間を潰す人が多いと聞くが、私はパソコン・ゲームに全く興味はなく、試してみようとする気持すら持てない。

やることといえば、wordやexcelを使っての「物書き」をするか、インターネットの「検索」を使って知的好奇心を満たすための情報の探索をするかである。

今日の関心は、このところ気になっていた最近の中国、韓国の政治・経済・社会の現状を知ることで、webの文字情報、youtubeの動画のなかから関連情報を検索していた。

当然のことながら尖閣や竹島問題も視野に入り、そこから日本の海上における安全保障態勢を調べていたら、これまでの私の認識を一変させるなんとも驚くべきyoutubeにぶち当たった。これまで見たyoutubeの中で、これほど私を驚かせたものはない。

それは「海上自衛隊の実力」という題で、動画の長さは43分、海上自衛隊が持つ現在の戦力など詳細に物語り解説するものである。

自衛隊に関する私の認識がひょっとしたら一般の人に比較してかなり偏っていたのかもしれない。そんなことは大抵の人は知っているといわれるかもしれないが、私にとって「眼からうろこ」、端的にいえばビックリ仰天の映像の連続となった。

私の自衛艦のイメージといえば、伊東港外でときどき見かけた大型漁船並みの小さな大砲を備えた軍艦ぐらいを漠然と考えていたのである。

だが、とんでもない、いつの間にこんな大艦隊が成立していたのであろうか。旭日旗をはためかせ波を蹴立てて走る姿は、旧帝国連合艦隊すら連想させる堂々たる大艦隊群で、尖閣諸島で緊張が高まっている今日、当面の対応に苦労している海上保安庁の後ろにこんな自衛艦群が存在していたとは!

ヘリコプターを搭載する大型自衛艦が最近、就航したという話はどこかでぼんやり聞いていたし、東日本大震災の救援に向かったそうした自衛艦の姿をちらとテレビで見かけはしていたが、それが「ひゅうが」と名付けられたヘリコプター搭載型自衛艦だという。

改めてよくみればなんと物資を運搬するヘリコプター搭載艦どころか本格的な「空母」そのものではないか。(後で知ったことだが、現在は「ひゆうが」の後継艦としてより大型の「いずも」22DHがすでに就役しており、さらに同型艦24DDHは近く完成するという。24DDHはほぼ2万トン、旧帝国海軍の本格空母「蒼龍」より大きく、アメリカ空母の「ヨークタウン」と同規模だという。)

最近になって中国がロシアの空母を購入し改装して配備したというニュースを聞き、「これは偉いこちゃ」、尖閣問題とからめて日本の海上安全保障は本当に大丈夫だろうかと気にしていのだが、なんのなんの「ひゅうが」はそんな一昔前のチャチな空母とは大違い、最新装備を備えた最新鋭の本格的空母、これにあと2隻、さらに強力な「ヘリコプター搭載自衛艦」こと大型空母が備えられるなら日本の海上防衛は万全だと安心した。

また、イージス艦という名を知ってはいたが、私はなんとなく中型の自衛艦を想像していた。しかし、がっちり艦隊編成されたその姿をみると旧帝国艦隊の再来を思わせる迫力がありこれにも認識を改めさせられた。

それに、海上自衛隊は高性能の大型潜水艦を18隻も保有していた。ちかく22隻に増強されるという。

さらに驚いたのは、海上自衛隊が「航空集団」として陸上基地から発着する対潜水艦用大型航空機を保有していることである。「対潜哨戒機」といえば、海を監視し潜水艦を発見してその位置を報告する程度のものと考えていたのだが、これは敵潜水艦を発見するだけでなく魚雷を装備し即座に潜水艦を破壊する機能をもった大型陸上航空機ではないか。

しかも、その訓練状況の映像をみると、我が家からいつも見ている利島が見る場所で行われており、そんなごく近くの海域で対潜攻撃訓練が行われていることを知ったのも驚きだった。

なんとも、驚きが続く43分の映像、これまで自衛隊に対する認識不足だった私でなくとも、改めて海上自衛の実力を知る上で、このyoutubeは一見する価値があるのではないか。

(youtubeのアプロード時間は15分限りと漠然と思っていたが、いつの間にか1時間に及ぶアプロードもできるようになっていた。これも驚きの一つ。)

尖閣近辺で緊張が高まる昨今、この自衛艦の実力を知り、大変心強くおもったが、ふと心の片隅をかすめた不安は、これから日本が「軍拡」に走ることはないだろうか、ということである。

「備えあえば憂いなし」だが、「平和と独立を守り、国の安全を保つ(自衛隊法)」に十分な実力・装備の限度を超えてはなるまい。

 

※ 以下のアドレスをクリックするとyoutubeに飛び、43分の動画をみることができる。 

http://youtu.be/LM11Ak2xWMg

 


朝食時、一族全員11名集合 (これだけの人数が一つの家の中に満ち溢れている!)

 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする