日々のことを徒然に

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桜の開花

2017年03月21日 | 自然 季節

 冷たい雨の降る中で桜の開花宣言となったのは東京は靖国神社境内、平年より5日早く昨年と同じ日で、これは全国で最も早く出された宣言という。「えっ、雨の中でも桜は咲くの」と驚いた声がTV画面から聞こえた。年中晴れの日ではないから曇りだって雨だって咲くだろう。名勝・錦帯橋の開花予測は1週間ほど先になっているが、情報によると蕾は堅そう、今夜は霜注意報も出ており遅れるのだろうか。

 吉公公園には長寿桜としては日本で2番目いう木が数本ある。立札に詳しい説明が記され、根元を踏み固められないように囲いがしてある。藩政時代に植えられた桜は、代を重ね保存の手は加わっているが古を思うにはふさわしい。さて、今年はどんな開花になるのだろうか。

 まもなく華やぐ公園から離れると、素裸の樹木が春めきかけた空に向かって枝を伸ばしている。裸木はカエデ、幹と太い枝のそれが何十本も連なると意気盛んな連帯感を感じさる。そこには、あの独特な形状をした葉の生い茂る日の来ることを容易に想像させる。そして落葉するまで通りを和ませる。

 小学校の入学式の頃が桜の最盛期と思い込んでいたが、近年は少し早くなった感じがしている。桜のころの雨を桜雨というそうだが、菜種梅雨ともいう。花見の予定が変わる人もあろう。昨年の花見はその雨に見舞われだが、茶店の一角で桜雨をしのぎながら雨もまた「乙な味」と酌み交わし思い出の宴になった。さて今年はいかがあいなるか。
 
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