日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

米廣杯テニス大会

2017年03月18日 | 社会 政治

 冠大会とは競技会や催しの呼称に協賛スポンサー企業名を冠した大会などを指す。国内はもとより世界に名を知られた企業などの名をかぶせた冠大会は国内でも数多くある。最近は五輪も協賛企業なしでは開催できない状況のようだ。参加することに意義がある、そんな五輪精神は消えたのだろう。

 どでかい冠企業協賛ではなく、知人の名前を冠した大会が開かれた。それは「第24回 米廣杯 大竹・岩国近郊中学ソフトテニス大会」。米廣さんは、広島県内の企業でテニス選手として活躍、1960、62、65、67年の4回皇后杯を制した実績を有する人。選手引退後もテニスへの情熱は消えず、後輩や若手の育成に力を注いでいる。今もウインブルドン大会などは徹夜してでもライブ観戦するという。

 試合には広島・山口両県から400名近い選手が熱戦を展開した。大きな声援、拍手、挨拶、作法など中学生にふさわしいふるまいに好感した。ラケットに打ち返されるボールの音に60年ほど前の「軟式庭球部」コートを思い出した。上級生が打ち損ね後逸したボールを集めに走る、そばの溝に落ち、濡れた球を懸命に拭いたことなどを。

 米廣さんの後輩で全日本実業団や日本リーグ、日本選手権などの優勝経験を有する後輩が試合前に講習会を開き参加選手らを喜ばせた。錦織選手らの活躍でテニスも盛んになっている。国の名勝・錦帯橋を見下ろせるこのテニスコートから世界に名を馳せる選手が現れるかも。米廣さんの夢は膨らむ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする