11月30日放送のクローズアップ現代 証拠は誰のものかを録画で見た。
検察官の証拠隠しが明らかになり、25年前の殺人事件の再審開始が決定した。
『有罪の立証に役立つ証拠・・だけを裁判に出すのは我々にとって当たり前だ』
・・と、公然と話す検察官。いわば裁判官を騙してまで有罪を勝ち取るのだ。
しかし今回の再審開始に奔走した吉村悟弁護士は語る。
『自分たちに有利な証拠だけを出して不都合な証拠を隠す・・
これは公益の代表者である検察官として許されないことである』
たろすけもまったく同感である。
加えて、そうまでして無実の被告を有罪に仕立て上げた検察官が
どうして何の罪にも問われることがないのか、甚だ疑問に思えて仕方ない。
見えてくるのは、検察官とは正義の見方なんかではないんだということ。
真実が何であるかなどうでもいい・・。“はじめに有罪ありき”とばかりに
与えられた強い権限をフルに利用して、狙いを定めた被告の一生を狂わせてまでも
刑務所にブチ込むこと!! ・・が、検察官としての至上命令なのだ。
それによって“有罪判決を勝ち取った実績”を積み重ねるのが一番の目的なんだと。
そう言えば被告に有利な証拠のフロッピーディスクを検察側に有利になるように
改ざんまでしたあげく組織ぐるみで隠蔽しようとしたエリート検察官集団もいたなぁ・・(笑)
そこには、無実の庶民をその強大な権力で足蹴にし、時には合法的殺人を行ってまで
自分の出世欲を満たすことしか考えない恐ろしい検察官たちの実態が見え隠れする・・。
権限を悪用し、自分の出世のためには手段を選ばず市民を陥れる・・
なんともおそろしい世の中になったものだ・・・。
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