たろの日記ページ,gooブログ版

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痛し痒し

2008-07-13 22:42:13 | 時事
世の中には必要悪ってわけじゃないのだけど,よくないなぁとか,誰かが批判してるのをもっともだなぁと思いつつ,でも,それが完全になくなると困る人もいるだろうなぁとか思うものが結構あります。マスコミとか,素人のブログとかもそうですが,わりと物事を白黒つけて論じるので,まぁそれも一理あるけど,だからといって…,みたいな感じというか。
そういうのはたくさんあるのですが,ちょっといくつか。
最近良くわからないのが,カーボンオフセット。この記事自体が,いいことか悪いことかわからないという書き方をしてるので,まぁそういう意味では良心的なのですが,やっぱり良くわかりません。発展途上国に開発援助の変わりにお金を出すので,無理に近代化しなくていいという考え方もできるのですが,結局は先進国が途上国の発展を抑えるための施策とも取れるし。結局のところ良くわかりませんが,この取引権みたいのも結局は金融商品みたいになって高騰するんでしょうか?。
で,良くわからないのはおいておいて,医学用語。医者の使い言葉がわかりにくいというのは良く聞く批判ですが,じゃぁわかりやすく不正確にいわれたらいいか?といわれるとどうでしょうね?。円周率じゃないけど,わかりやすく説明するというのは,細かい情報を切り捨てるということですから,不正確になります。今の医者は訴訟が怖いので,間違ったことはいいにくい。自分ではアレンジせず,だから学会とかで言われている言葉そのもので説明せざるを得ないということもあるでしょう。
お年寄りとかは正確に知るよりも,なんとなく判った気になったり,大丈夫かどうかだけ知りたいのかもしれません。でも,わたしとかは医者に聞いた言葉を後でネットとか医学書で調べたりするので,難しくても正確な言葉で伝えてくれたほうが助かります。できれば紙で。
というわけで,わたしは医者の言葉が難しいのは仕方ないと思ってます。でも,自分で調べる手段が無い人がいるのもわかるので,やっぱりカウンセラーが必要なのかなぁ。でもそれは医者とは別の方がいい(保険利かないだろうけど)のでしょうね。
で,最後がマスコミの話。
わたしは結構マスコミが嫌いなので,良くマスコミの批判をするし,マスコミがある事件を大騒ぎして取り上げるのも批判します。ですから,マスコミが野次馬と変わらないというのもその通りとも思います。
でも,世の中で困っている人の中にはマスコミが騒いでいるから助かっている人たちもいるんですよね。一番思うのが,拉致被害者の家族。彼らは自覚もしてるようですが,マスコミが触るので国が対応してくれていて,マスコミが騒がなくなったらたぶん見捨てられるのでしょう。こういう人たちはマスコミにあえてアピールするし,政治の道具にされてるのもたぶん自覚してます。でも背に腹は変えられないってことでしょう。
もっとも,そういう実態があるから,何かにつけてマスコミに被害者的なアピールをして政治を動かそうとする人たちも結構いて,そういうのは観ていて不快に思うこともあります。そういう意味でも,やっぱり悩ましい。
おそらくマスコミはまったくいなくなると実際は困る。でも増えすぎて,一億総マスコミ化しても困るし,現状のようにゴシップ的な面が強くなっても困る。まぁ実際は今のマスコミが目に余るのは,彼らが自分たちが権力者であることを意識してないってことなんだろうけど。
なんとなくここ数日,ずばり批判している意見を読んで,それに反発するわけでも賛同するわけでも,無関心なわけでもないもやもやした感じだったので,少し書いてみました。
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