よこはま物語

コザクラインコ“たらぼ” ホオミドリアカオウロコインコ“うるい”と、お世話係“ばっけ”のまったり3人暮らし♪

うるい、皮下気腫になる。。。

2021年06月13日 | うるい通院日記
ではでは、
我が家の次男坊、うるいのお話。
 
通院記録を残したいと思っているので、病気の話が続きます・・
実は、ブログを再開しようと思ったきっかけは、
このことを残しておきたいと思ったからでした。
 
昨年5月、うるい6歳のお誕生日の頃。
いつものようにバードドックを予約しました。
 
何の気なしに行った病院で
たらうるの主治医の先生から「今日はバードドッグは止めておきましょう」と。
 
えっ!!!
 
そりゃあ、もう驚きましたよ・・
 
てっきり、「おデブ、、、ダイエットしようね!」
・・・って言われるんだろうなと思ってばかりいたものですから。。。ね。
 
 
あとで見返してみると・・・
 
 
この写真では分かりにくいかもしれないんですが
頭の後ろ部分、少しいびつに盛り上がっているのが分かるでしょうか。
 

「皮下気腫」と言われました。
 
羽をかきわけた状態で見せてもらったうるいの頭の後ろ、確かに空気の袋が見えました。
まるで風船を背負っているみたいな。
 
鳥さんたちは、飛ぶために身体にいくつかの袋を持っているそうで
それがふくらんだままになっていたそうです。。
 
皮下気腫は、鳥さんにはそう多い病気ではないようで、
診断されてからインターネットで調べても、
ウロコインコの症例は発見できず、鳥さん自体の症例も数例見かけただけでした。
 
 
今回の原因は、副鼻腔炎。
鼻の粘膜に炎症が起こり、鼻水、鼻づまりが起きます。
 
今回のうるいは、副鼻腔、鼻の奥の粘膜が炎症を起こしてしまったことによって傷つき、
そこから空気が皮下に侵入してしまったことによるものであるとの診断でした。
 
空気がたまりっぱなしになってしまった場合は、うるい自身のQOLを考えて、
(うるいは、頭の後ろだったので、常に前傾姿勢みたいになる)
針を刺して抜くという物理的な治療もあるようですが、
保定して、首の部分が少し圧迫すると、すーっと抜けていくので、
この時点、針を刺すような処置の必要はないだろうとのことでした。
 
 
うるいの場合は、左の鼻の穴に炎症が起こっていました。
この日、うるいの鼻の穴の中から鼻くそ(!)がいっぱいほじりだされました。
 
先生、この鼻の穴の中になんか器具いれて、かき出すんですよ、びっくり
ちょっと鼻血出ちゃいましたけどね。
 
これで多分、かなり呼吸が楽になったと思いますって!
 
 
実は・・・
少し前から、ぷぷぷぷという異音がしていたことには気がついていました。
言い訳になってしまいますが、ちょうど緊急事態宣言が出ていた頃。
うるいは元気だったし、食欲もあったので、バードドックのときに
見てもらおうと思っていたことが、症状の悪化・・・
そして、このあと長引かせることになってしまう原因となりました。
 
本当にうるいに申し訳なくて、
いつも元気っ子だとばかり思っていたうるいに辛い思いをさせてしまった。。。
苦しいよ、って言えないんだから、ちゃんと気づいて対応してあげるべきだった。。。
かなり落ち込みました。
 
この日、バードドックは中止となり、まずは治療、投薬開始となりました。
抗生剤です。
 
たらぼと同じように、飲水投与ではなく、経口投与を選択。
2週間後に再通院。
少しよくなっていたように感じていましたが、
先生によると、薬への反応があまりよろしくないとのことで、別の抗生剤に変更となりました。
 
その後、変更したお薬が奏功し、副鼻腔炎自体が治り
それと共に皮下気腫もおさまっていました。
 
お薬を切って様子見ということになり、1か月ほど経った頃、
また、あのぷぷぷぷという異音が。。
 
再発でした。
 
 
副鼻腔炎は、くせになりやすいと聞いていたので、すぐに病院へ。
またお薬生活が始まりました。
 
副鼻腔炎は再発しやすいとは聞いていましたが、薬を切ってすぐとは・・・
最初のときほど、ひどい感じではなかったのですが
首の後ろが空気でふくらんでくるので、人相というか、鳥相が変わります。
ああ、再発だなと。
 
同じ薬を再開して様子見となったのが、夏の終わりでした。
 
この写真でもなんとなく頭の後ろが膨らんでいます。
 
 
 
経口投与していたお薬。
変更された、うるいにあったお薬はかなり苦かった(←なめてみた!)ので
さすがのうるいもかなり嫌がりました。
 
お薬タイムを察すると、逃げ惑う!
こういうとこ、ウロコインコってホント頭よいです
 
そこで先生に相談すると
前の晩にペレットにお薬を浸み込ませて、乾かしてから食べるという方法を教えてもらいました。
お薬自体の成分は変わらないので、液体を飲ませるよりお互いに楽なのでは・・・と。
 
さっそく試してみたところ、全く問題なく、お薬が浸み込んだペレットをぱくぱく。。
保定の必要もないので、指の傷ともさようなら(笑)
 
食いしん坊のうるいならでは、かもしれませんが
この方法でかなり投薬の負担を減らせたので、おすすめです!
 
 
 
それからまた1か月の投薬。
この方法は本当にグッドアイディアで、
私にとっても、うるいにとっても負担なく続けることができました
 
やはり、この薬はよくうるいにはよく効くようで、1週間した頃には
ほぼ症状がなくなり、鳥相も元に戻っていました。
 
・・・とは言っても、前回の再発。
簡単に薬を切れるとは思ってませんでしたが、抗生剤の常用もできれば避けたい。
そこで、先生からの提案がまた
 
この先ずっと続けることになるかもしれませんが鼻の洗浄をするのはできますか?
 
薬を飲み続けるよりも、ずっとずっといいと思ったので
 
やります!即答!!
 
鼻の穴に消毒薬をてんてんと垂らすのですが、初めは慣れなくて大変でした。
左の鼻の穴の中に炎症が起きていたらしく、少しはいりづらかったですが
だんだん入りやすくなることも確認できて、改善していく様子も分かりました。
 
最初は朝晩の2回、今は先生の指導の下、夜1回になり、
今も続けていますが、再発はありません。
 
最初こそ、うるいとの信頼関係が壊れるかも。。。と思いましたが
当のうるい、もう慣れたもんです
 
 
そして、今に至ります。
点鼻薬自体は続けていますが、すっかり習慣となり、
信頼関係は健在・・・多分
 
副鼻腔炎、皮下気腫とも、今はすっかりよくなっていますので、ご心配なく。。。