峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

産地直送みかん

2010年11月30日 | 
 和歌山から宅配便で注文の品が届いた。段ボールの箱詰め、10㌔の有田みかんである。近くの果物屋でもみかんは買えるが、ここ数年お取り寄せを続けている。糖度が違う。外見は同じようでも、味の差は歴然。甘いのだ。

 みかん狩りに行った栽培農園(栗山園)での印象が強かった。以来、“忘れ難い味”になり、シーズンにはリピーターとして送ってもらっている。今年も農園から、はがきが来た。リマインド・メールみたいなものだ。ちゃんと顧客リストに載っていて、以前に送った何カ所かの送付先も保存しているらしい。電話のやりとりだけで注文が済んでしまう。

代金は後からの振り込み。用紙も箱の中に用意してくれている。互いの信用取引である。コタツで頂く宅配みかんも、せいぜい12月中旬まででなくなってしまう。昨年の方がもっと甘かった? いや、気のせいか。今年のも十分おいしい。孫たちの反応はどうだろうか。
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記念写真

2010年11月29日 | 
 七五三のお参りを28日の日曜日に無事にすませた。数え年3歳の孫娘のお祝い行事である。赤い晴れ着姿だと、神社では普段と一変してしぐさも“しとやか”になる。無口で終始“よそいきの表情”だった。というより緊張していたのだろう。髪をアップに結い、頭にいっぱい髪飾り。やはり女の子。頬紅や口紅を「ぬりぬり」してもらうのは、気に入っていたよう。

 生後1カ月のお宮参りをしたのと同じ地元の茨木神社だ。早いものだと改めて感じる。3歳というのは、最近は数え年か満年齢、それぞれの都合でどちらでもよいという。成長して7歳のお祝いもすぐやってくるだろう。周囲の家族の年齢状況なども配慮して、娘は口には出さないが「早い目がいい」と“数え年派”だ。

 茨木駅に近い写真館での記念撮影もお祝い行事の都度、恒例になっている。スタジオでは背景の色合いや明暗、小道具も工夫。少々高くつくけれど、プロの写真は上品で上手に仕上がる。写真館は繁盛していた。神社もまた大賑わい。七五三の日取りは「11月15日」の前後だが、今では10月から12月初旬まで範囲が広がり、そこへお宮参りも加わる。境内はまるでシロウトの写真撮影大会だった。我が方も数えたら5台カメラで…。小さなモデルもさすがにお疲れ。夕刻6時前には、眠気に負けていた。
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2つの火山

2010年11月28日 | インドネシア語
 インドネシアの中部ジャワで大きな被害をもたらしたムラピ山の噴火。死者は324人(11月24日現在)になっている。それに続いて、警戒されていた東部ジャワのブロモ山が26日夕、小噴火した。もくもくと噴煙をあげて、活動はさらに活発化している。(写真はKOMPAS紙27日の電子版から、噴煙を上げるブロモ山)

 ムラピ山(2968㍍)の方は10月下旬に噴火し、現在活動は小康状態だが、最高の4レベル“awas”の「厳重警戒」警報が出されたまま。ブロモ山(2392㍍)は11月8日から火山活動の兆しが現れ、23日にはムラピと同様の「厳重警戒」と火口から3㌔内の住民に避難勧告が発令されていた。

 両火山は約275㌔離れている。だけど近いといえば近い、同じジャワ島内の活火山である。テレビ・新聞は連日、地元の情報・状況を詳報している。灰をかぶって、人も周辺の家屋も痛ましい“灰色の風景”。土石流の被害もひどい。長く続く避難生活。そして救助対策も。ジョクジャでは地震の教訓から、揺れに強い「竹の家」が数多くつくられたが、皮肉なことに、その家屋は火山の“上からの災害”に弱かったという。
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人気でもブエナ軸

2010年11月27日 | ギャンブル
 28日に東京競馬場で「ジャパンカップ」(GⅠ芝2400㍍)が行われる。外国馬が8頭参戦して賑やかだが、初めての日本のスピード競馬に対応できるかどうか。日本馬の競馬になりそう。過去15戦して[8-4-3-0]、全て馬券に絡んでいるブエナビスタは1番人気で配当的魅力は少ないが、やっぱり信頼度は高い。軸にしてヒモ穴を狙う。
ブエナビスタ
シンゲン
ペルーサ
オウケンブルースリ
エイシンフラッシュ
ローズキングダム
× ナカヤマフェスタ

  ブエナビスタの2400㍍の持ち時計(2分26秒1)は威張れたものではない。しかし、1走だけの勝ちタイム。今回、良馬場なら1分22秒台の想定としても、スピードが優れていて速い時計決着にも問題ない。“着外に外れるまで買い”で行こう。

 相手筆頭に抜擢したいのはシンゲン。この馬も2400㍍は1戦1勝。未勝利を抜けたあとのテビュー4戦目、4歳初めの勝ち時計(東京競馬場)である。その後14戦。2200㍍は2走してともに2分11秒台。11カ月ぶりの2走前はドリームジャーニーを抑えている。7歳馬でもレース数はあまり使っていない。脚質は自在。先行することもできる。スローペースが予想される今年のJC。人気薄の中で先行して残る可能性は大。

 ▲ペルーサ。ゲートで出遅れグセがある。発馬が5分ならという条件付きだが、前走ブエナに迫った末脚が怖い。△オウケンブルースリは昨年ウオッカのハナ差②着。今度は10カ月半の休養明け2走目で、前走よりはよくなっているはず。エイシンフラッシュとローズキングダムの3歳有力馬は、速い時計勝負になったときがどうか。ナカヤマフェスタも時計がかかる競馬でこそ持ち味を発揮する。ただ、凱旋門賞のアタマ差②着は重みがある。外国馬はマリヌス(フランス)がかろうじて時計的に勝負になりそうだが、この馬ならメイショウベルーガの方をとる。

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本を聴く!?

2010年11月26日 | スペイン語
 インターネットで利用できるオンライン「電子書籍」(E-book)が、最近は随分読みやすくなっている。紙の本と似た感覚でページをぺらぺらとめくるタイプが増えた。iPad(アイパッド)の登場などで今後、需要がますます増えるだろう。著作権切れの古典などは、費用もそうかからないはず。事実、無料版も多い。“サービス加工”はなくても、端末側で見やすくできるようだ。

 スペイン語の本でネットを探していたら、あの有名なセルバンテスの代表作『ドン・キホーテ』のウェブサイト(http://www.cervantesvirtual.com/FichaObra.html?Ref=1270)があった。原題は「El ingenioso hidalgo Don Quijote de la Mancha」。1605年に前編が発行されている。原書でも分厚いが、その全編を収録。それだけではなく、本文全てに朗読の音声が入っている。語学独習者に喜ばれるに違いない。400年経ってもスペイン語は大きく変化していない言語である。

 トップページにある「読む」(Leer、本のマーク)をクリックすれば本文テキストが出てくる。そして「聴く」(Escuchar、スピーカーの絵)で、各章ごとに朗読が流れてくる仕組みになっている。加工サービスは不要と言いかけたが、このサービスなら大歓迎だ。本を“読む”のと“聴く”のが両方できる。むろん、料金は一切かからない。他の言語でも同じようなものがないかなぁ…。
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対比

2010年11月25日 | 

 大阪・梅田の阪急三番街ウインドーギャラリーにいま展示されているアートである。タイトルは「日の出に甘蕉船図屏風/月に甘蕉船図屏風」(六曲一双)。屏風と絵本を組み合わせて、見る方向によって、2つの“顔”が出る仕組みになっている。動物たちが乗って荒波の中を進むバナナの船は、場面が変わった夜には飛行船として月に向かっている。

 絵本作家・谷口智則さん(金沢美術工芸大卒)の作品。「朝と夜、海と空、白と黒、月と太陽、波と雲、それぞれに対比させ角度によって全く違う表情を見せる新しい屏風です」というコメントを添えている。

 遊び心が感じられて、なかなか面白い。人間だって、異なる局面では隠れされた力を発揮する。2つの顔どころか、もっと様々な表情が見えて、驚くことがある。≪写真には地下街のライトが映り込んでしまっている。作品の味を損なっているようで申し訳ない≫
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自然災害

2010年11月24日 | インドネシア語
 インドネシア・中部ジャワのムラピ山が10月下旬に噴火して約1カ月。火山活動はようやく小康状態に入った。しかし、火砕流(Awan panas)などによる死者はとうとう300人を超え、依然多くの人が不自由な避難生活を強いられている。新聞・テレビでは支援の輪を伝え、特別なコーナーも設けられている。

 「国はひとつ 自然災害の被害者のための募金」(Satu untuk Negri Galang Dana untuk korban bencana alam)。TVone局では24日朝も、各地から義援金を持参した人たちをスタジオから放送していた。日本で見る愛の寄金“24時間テレビ”のような感じ。また、「中部ジャワのハッジ(Haji)がムラピ募金に5億6千万ルピア」とSuara Merdeka紙。メッカ巡礼を終えた人たち(378人)が、サウジアラビア滞在中に決め、帰郷したソロの空港で明らかにした。

 今年は16日がメッカ巡礼のピーク。この11月の巡礼期間に世界から約300万人、インドネシアから22万人が訪れている。今回の中部ジャワのハッジの中には、家や財産の被害を受けた26人が含まれていたという。ムラピ山以外に東部ジャワの活火山・ブロモ山がいま活動を活発化。観光登山も禁止になり、警戒体制が取られている。

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E-Paper

2010年11月23日 | Weblog
 インドネシアの新聞社のウェブサイトが魅力的になってきている。競ってデザインを刷新し動画を多用しているが、それ以上に「E-Paper」の充実がうれしい。上から下にスクロールして見る通常のサイトスタイルとは別に、新聞を紙面の形で読めるのだ。ページをめくるように工夫したのもあり、現地発行の新聞全体の状態がよく分かる。

 漫画や株式欄まである。ドラッグして移動、必要なところを拡大でき、プリントも簡単。日本の新聞でも日経や産経などで同様の紙面スタイルのものが開発されている。ただ、新聞閲読料の関係で残念ながら有料のE-Paperだ。インドネシアは無料サービス、「Gratis」である。海外どこにいてもパソコンで読める。ちなみに、Gratisはラテン語からの言葉で、英語、スペイン語などと同じくインドネシア語としても通用する。

 具体的なインドネシアの例は一般紙KOMPAS(http://epaper.kompas.com/home.php)が先行して実施。経済紙のKONTAN(http://epaper.kontan.co.id/)も続いた。共に登録が必要だが、新聞社側の読者確認のためだろう。料金が発生することはない。そのままHPからクリックひとつでE-Paperを楽しめるところはINDOPOS(http://www.indopos.co.id/news/index.php)=カット写真=のほか、Suara Pembaruan(http://www.suarapembaruan.com/home)やSuara Merdeka(http://suaramerdeka.com/v1/index.php)など。一度ご覧になってみてははいかが。

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バリの爆弾テロ事件

2010年11月22日 | インドネシア語
 インドネシアのバリ島で2002年10月12日に起きた爆弾テロ。死者202人、ほぼ同数の傷者を出した衝撃の事件を題材にした映画「LONG ROAD TO HEAVEN」を見た。大阪・北区のビジュアルアーツ専門学校ホールで上映会(11月21日)があり、監督のEnison Sinaro氏も会場に足を運んでいた。2007年1月に劇場公開された作品だが、日本では初公開だった。

 穏やかなバリの風景。ケチャダンスの激しい動き。世界有数の観光地で賑わうディスコが事件の舞台だった。突然、壮絶な爆発・炎上の場面に変わる。映画はその7カ月後にオーストラリアの女性記者が取材をするという設定。タクシードライバーは、実は事件で弟を亡くしており、バリ人の複雑な気持ちを演じていく。捕まった犯人の1人が護送されるのを追いかけ、なぜバリがターゲットになったかなど犯人グループの動きをさかのぼって“再現”し、事件全体を振り返る。(カットは映画のポスターと主役2人の最終に近いシーンのスチール写真から。もう1枚は挨拶するSinaro監督)

 バリでは2005年10月にも死者20人を超す爆弾テロが起きている。住民感情を考慮してバリでの上映は禁止になったが、映画制作に警察は協力してくれたという。「公判記録などに基づき80%はトルー・ストーリー、20%がフィクション」「制作中、特にテロリストらの恐怖は感じなかった」と上映会のあと語るSinaro氏。ジャカルタでは40万~50万人に上る観客だったとか。タイトルは英語だが、ポスターには「MAKNA DIBALIK TRAGEDI」(悲劇の裏側の意味)という副題がついていた。いずれにしても、2時間程度にまとめるには難しいテーマの映画化ではある。
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黄葉

2010年11月21日 | 花木
 イチョウの葉が色づいてきた。まだグリーンの色合いが残っており、これからさらに鮮やかな黄葉を見せてくれるだろう。池田市の辻が池公園の遊具が設けられているあたり。イチョウの木のそばに、自転車が2、3台。その向こうのブランコで子どもたちが遊んでいた。

 中国原産の落葉高木。ここのイチョウは10㍍程度だが、落葉の度に新生して、これからまだまだ背も高く成長するはず。葉はアヒルの足に似た形をしている。中国語では「鴨脚」(yājiǎo)。それが転じて「イチョウ」と呼ばれるようになったという。

 大阪府の木に指定されており、御堂筋のイチョウ並木はよく知られている。大阪大学の学章もイチョウの葉を2枚あしらったもの。かつての大阪外大はラテン語の花文字「OL」がデザイン化されていたが、07年10月の大学統合で消えた。新生阪大のイチョウはどう伸びていくか。
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