峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

勢い

2013年02月09日 | 東日本大震災

 10日の京都競馬のメーン「京都記念」。ディープ産駒が4頭出走する。その中ではまだ格下の身だが、サクラアルディートの勢いを買う。ここ3走の上がり3Fは33秒3~5。よく伸びて“らしさ”が出てきた。正念場。入試シーズンでサクラで咲けば…。ここでもきっと、いいところを見せてくれるのではないか。

  ◎サクラアルディート ○カポーティスター ▲ベールドインパクト
  △ジャスタウェイ ×ショウナンマイティ ×トーセンラー 

 相手も勢いと順調度を重視。前走勝ちのカポーティスターは京都コースとの相性もよく[2-1-0-0] 好調教。休み明け組では、やはり実績あるショウナンマイティが怖い。

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2012年11月01日 | 東日本大震災

    11月になった。下旬には紅葉の「箕面の滝」に行ってみよう。滝に通じるなだらかな坂。今年のモミジはどうかな。片道3㌔ほどだったはず。ウィークデイがいい。誘いをかけたように響いたか、相方が「大丈夫? 足の方は…」。自分としては、心配ないつもりである。でも、まともに聞かれると自信がぐらつき、返事に窮する。

 滝道を半分ぐらい歩くと、モミジの見どころがある。川沿いのコーヒー店も、かつては2、3度立ち寄った。新しいレストランもできているらしい。山歩きとか紅葉ではなく、「食事をしに行くこと」をメーンにすれば、話もつながっていく。その方が、気も楽だし、実際に楽しいかも。

  それにしても、情けない。42㌔を何度も走り、距離を延ばして60㌔や100㌔のウルトラマラソンにも挑戦した。健脚を自慢していたのが、十数年経ってこのザマだ。走るどころか、歩くのに杖を使うようになるとは、自分でも信じられない。しかし、現実は現実。見栄を張ってもしかたない。

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接戦の詰め

2012年03月27日 | 東日本大震災

 世界卓球の団体リーグ戦(ドイツ・ドルトムント)、D組男子は26日、2戦目のポーランドに1-3で敗れた。エースの水谷を休ませた。丹羽が立ち上がりよく白星をあげたが、岸川-吉村-岸川がいずれもフルセット(フルゲーム)の末、敗れて1-3のスコア。岸川の2敗は計算外だったか。最後は丹羽の下した相手ゴラクに終盤7-5とリードしながら悔しい敗北だ。

 わずかな1ポイントがリズムを狂わせる。ミスも強打による得点も同じ値打ち。格下とか格上とかは関係ない、瞬間の反応の積み重ね。肝心のところで流れを引き寄せられないと怖い。C組の女子もポーランド戦。3-0のスコアで日本が快勝のようだが、中身は大接戦だった。福原の後、平野と石川は5ゲームにまでもつれ込み、苦戦しながら勝利をもぎとった。


 石川の相手パルティカはパラリンピックのアテネ・北京では2大会敵なし。シングルスで連覇したサウスポー選手。右腕を欠くことなどはプレーを見ていても殆ど忘れてしまうほど。決着の5ゲーム目に1-4とリードされた石川がタイムを取った。1-5。パルティカが勝利を意識したのか、石川の気迫が優ったのか。11-9の鮮やかな逆転。歓喜の同僚に迎えられた。

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年に1度の「解禁」

2011年12月13日 | 東日本大震災

 インドネシアの東、マルク海に浮かぶ小さな「ハルク島」での“漁の話”を聞いた。イワシの仲間でロンパという魚が年に1度、膨大な群れで村の川に遡上してくる。ヤマ場はその解禁日の様子だ。先週(10)行われた鈴木隆史氏(桃山学院大講師)の講演は、DVDに説明が入る形だった。だから、聞くというより、映像を目で見て“驚く”ことになる。

 魚はピチピチ跳ねるどころではない。このロンパは宙を飛んでいた。川は歓声と笑顔で溢れている。詰めかけた村人の騒ぎにつられてか、魚の方も興奮。捕獲を逃れようとして凄いジャンプ力を見せる。現地語でsasiは禁止の意味。解禁はブカサシ(buka sasi)。村人には「海からの贈り物」だが、ロンパにとっては「大虐殺の日」である。

 村ではいろいろ決まりごとがあり、掟を破れば罰がある。取り締まり組織もできている。ロンパ漁の解禁についても同様。講演の前段では、掟のシーンやハルク島の自然、風景、生活ぶりを伝える映像が流れる。インドネシアは依然「研究テーマの宝庫」といわれる。映像を使う説明もなかなか効果的だ。でも、DVD撮影や編集も大変だろう。

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クレーン

2011年04月21日 | 東日本大震災
 重機が活躍する東日本大震災の被災地。テレビの映像で、クレーン車のクビがくねくねと動いている姿をしばしば見る。おびただしいガレキ、無残な乗用車や半壊した家屋の取り壊し処理…。福島第1原発にクレーン・アームを備えた無人ロボットも入った。

 クレーン(crane)は「鶴」と似ていることから名付けられた。だから長い首を器用に動かす鶴の英語は、同じスペルのcraneである。日本語の「ツル」の語源は、連なり飛ぶ▽群れになる「つるむ」▽氷柱(つらら)から-など諸説がある。

 日本では特にツルは“幸せの鳥”、折り紙の「千羽鶴」は“長寿のシンボル”とされている。家の屋根を壊すのは持ち主にとっては実に悲しいシーンだろうが、復旧・復興への過程である。これからまだまだクレーンが頑張るはずだ。
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四十九日法要

2011年04月20日 | 東日本大震災
 ダライ・ラマ法王による「東日本大震災犠牲者四十九日特別慰霊法要」が4月29日午後2時から東京・文京区の護国寺で営まれるという。3月11日の被災発生後49日目はその前日の28日に当たるが、翌日の休日だと参集しやすい。

 亡くなった方の遺体の中には身元不明がある。遺族の宗旨はまちまち。十分な葬送をできなかったケースも多い。仏式法要であっても御霊を慰霊し「復興に向けての励みになれば」というのはみんなの気持ちだろう。

 あの惨事、アメリカでの叫びなら「OH,my God!」だったかもしれない。Godはキリスト教の発想だが、言葉自体はどうやら慣用的な感嘆句らしい。「4月29日」は宗教を超えて犠牲者の冥福を祈る共通の“慰霊の日”になればよいと思う。
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復興

2011年04月13日 | 東日本大震災

 東北の仙台を本拠地とするプロ野球・楽天が、千葉で幸先のよいスタートを切った。対ロッテの開幕初戦は6413日の2戦目も512連勝を飾った。連日にわたって3ランが飛び出す。この日は山崎のバットだった。勢いがあり、投打ともまとまっている。

 昨季、楽天は結局パの最下位。対するロッテは日本一になっている。「1つでも多く貪欲に勝っていきたい」と今季から指揮官となった星野監督。仙台では“仙一”という名の店もあちこちにできているという。「仙台のチームが一番に」。監督の名前はこの略か?

 仙台空港が同じ13日午前、一部再開。羽田、伊丹との空の便がつながった。34日ぶり。災害直後の惨状を思えば実に「早かった」。ターミナルビルはまだ半分、爪痕が残ってままだが…。復興へ、地元を元気づけるのは、こうして大きく羽ばたくことなのかも。

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プロ野球開幕

2011年04月12日 | 東日本大震災

 東日本大震災から1カ月経ったが、余震は頻発している。大きな揺れの警戒もまだまだ必要だという。「M9.0」の巨大地震で“地殻のバランスが崩れている”らしい。そんな中、延期していたプロ野球が12日に開幕した。

 千葉のQVCマリン球場のロッテ-楽天は、被害の大きかった東京電力管内ということで、ナイターを避け、午後1時開始のデーゲームだった。午前中に千葉沖で震度5弱の地震。試合中にも揺れて2分中断して、関係者らも神経をとがらせたことだろう。

 一方、福島第1原発は依然深刻な状態のまま。この日政府が国際基準に基づく事故の評価を、チェルノブイリと同じ最悪の「レベル7」に引き上げ、発表した。政府と東電の対処のまずさが指摘されてきたが、こと原発に関しては「想定外」の言い訳が通用しない。

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原発

2011年04月08日 | 東日本大震災

 『地震と防災のミニ展』。東日本大震災後しばらくしてから近くの池田市立図書館の2階に、関連の本を集めた特別コーナーができた。書名などを記したプリントを見ると全部で95冊。「大切な家族の命と生活を守り、自分たちに合った備えを模索するための参考にしていただければ…」。図書館も工夫をしているのである。

 一般図書と同じように開架式で、貸し出しは自由。時間がある時に読もうとチェックしていた。ところが、原子力発電/原子力災害/放射能障害などは10冊余あるはずなのに、さあと思ったら原発関係は書棚にはゼロ。ほとんど先に借り出されていた。福島第1原発の事故はどうなるのだろうか。新刊書店でもそうかもしれないが、関心度は高い。

 図書館は同じ本を何冊も置いていない。人気のベストセラーは先着順の“競争”になる。値段が折り合えば、買う方が早い。しかし、書店では次々出版される新刊に押され、めまぐるしいほど“新旧の回転が早い”。図書館に足を運んで付き合うのもいい。思いがけない本と出会うこともしばしばある。

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心理

2011年04月06日 | 東日本大震災

 年を重ねると月日の流れを早く感じる。自分でも実感しているが、改めて他人から言われるとドキッとする。「70歳代はホントにあっという間だょ」。82歳になる人がしみじみと言う。同じジムでトレーニングしている先輩だ。70歳の私はあと10年無事に生きるとすれば、さらに“超高速”で過ごすことになるのか。

 「時間の心理的長さは年齢に反比例する」という。例えば、5歳の子の1年の長さは人生の5分の1でも、50歳の人には50分の1に相当する。フランスの心理学者が著作で紹介し、その名前から「ジャネの法則」と呼ばれている。ただ、それだけでは説明がつかないだろう。第一、その人の生活環境・体験が違えば、個人差もある。

 加齢とともに体のあちこちの機能が低下し、“心理的時計”が速く進むのは認めざるをえない。要は、充実して中身が濃いかどうか。東日本大震災はまだ現在進行形である。未曾有の悲惨な体験は、容易に忘れられない。復旧・復興へこれからの月日は「早く感じる」どころか、「長く」なるかもしれない。でも粘り強く、頑張ってほしい。

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