探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

「探墓巡礼顕彰会」の公式ブログです。巡墓会企画の告知など活動報告をしています。

お盆休み〆はふるさと a Shizuoka

2017-08-26 00:28:01 | 会員の調査報告
会員のカトケンです。

この夏休みの〆は地元へ帰って、丸1日身体が空いたので、おふくろの車で東へ。

まずは県立図書館。なんでも、底が抜けたとかで一切本は見られない。これでは意味がないからと、さらに東へと車を走らせる。

清見潟まで来て元勲の別荘を廻る。例の雷親父のところは埋蔵文化センターになっている(=写真)



閉まっていて世外公の座像は見られなかった。

続いて坐漁荘へ。4年前の東軍慰霊祭以来である。西園寺公の杖に目をやると、何やら漢字が彫られている。

いくつかの漢詩だそうで、ボランティアの方が親切に教えてくださる。

それからはかつてこの辺りが海岸だったことなどを教えていただき、幼い頃の思い出を聞き、のどかだった頃に思いを馳せる。かつてリゾート地だったこの辺も最近では空き家ができ、ご年配の方ばかりになっている由。静岡市といえども課題が多いと実感。

2階から公望公が客人を招いた絶景を想像する(=写真。現在はこんな具合)。



改めて外から建物を眺め(=写真)、粋な造りを堪能しつつ、絶筆の書の碑(=写真)を見てここを後にした。





解説で教えていただいた井上馨の実子で伊藤博文養子である博邦の別荘(=独楽荘)跡地へ行くと柑橘類の農業実験所になっていた(=写真)。



そこから今度は由比宿を巡って、薩唾峠を少し味わってから(あいにく富士の山にはお目にかかれなかったが)一気に沼津へ。

明治史料館で同通信を一つ一つ拾う。またこの作業が楽しく、今回も同じ寺院の異なる墓が縁戚であることを知り、新たな系図づくりや文筆の種を植えることができた。

最後に好きな場所、原の松蔭寺へ。白隠禅師や玄峰老師の新たな発見、また今回は白隠禅師の生誕地碑を初めて訪ねた。

史跡整備の途中のようで、工事現場の囲いに覆われていた。白隠禅師で街おこしでも企てているのだらうか。

母の帰りに合わせて静岡駅へ迎えに。親友と清里へ行ってきて3人で晩飯を食おうと約束していたのだ。

御門台のカトウ家御用達ラーメン屋で土産話に花が咲いた。これでまた仕事をがんばらうと思えるのだ。ふるさとはまだまだ発見が引きも切らない。

*****************************************************************
探墓巡礼顕彰会では11月12日(日)に第15回巡墓会「大圓寺・豪徳寺巡墓会 「直虎」から「西郷どん」へ~幕末明治を彩る薩摩・彦根の群像~」を開催します。
詳しくは下記開催要項をご覧下さい。
第15回巡墓会「大圓寺・豪徳寺巡墓会 「直虎」から「西郷どん」へ~幕末明治を彩る薩摩・彦根の群像~」開催のお知らせ
参加申込みは下記フォームよりお願いします。
第15回巡墓会「大圓寺・豪徳寺巡墓会 「直虎」から「西郷どん」へ~幕末明治を彩る薩摩・彦根の群像~」開催のお知らせ申込みフォーム
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今夏四国での取材で感じたこ... | トップ | 愛媛の華族墓調査 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

会員の調査報告」カテゴリの最新記事