SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

憧れと自分に合うもの

2014年11月29日 | 持論
ゴルファーなら誰しも、憧れのゴルファーやカッコいいと憧れるクラブなど、憧れがあると思います。タイガーウッズプロのような綺麗なスイングで打ちたい、L字マレットタイプのパターを使いたい、という思いは憧れであると思います。
この憧れというものは、諸刃の側面を持っていると思います。憧れているものが自分の身体的特徴や力量に合っていれば、どんどん上達していきますが、憧れているものが自分に合っていなければ、上達を阻害してしまいます。
スイングで言えばタイガーウッズプロのオーソドックスなスイングとジャンボ尾崎プロのうねるようなスイングは対極にあると言えます。池田勇太プロはジャンボ尾崎プロに憧れていたと聞きます。とあるスイング理論からの解説では「池田勇太プロは身体的にジャンボ尾崎プロのうねるようなスイングの方が合っており、それ故にプロゴルファーとして成功している」ということになるようです。
アマチュアでは「タイガーウッズプロのオーソドックスなスイングに憧れるも、そのスイングが向いてなくて、上達できない」というケースをしばしば耳にします。
どういう人が、憧れるものと自分に合うものが一致して、どういう人は一致しないのか、については、私にはまだ分かりません。ゴルフだけでなく人間としての成熟度合いなんかが関係しそうな気はしますが。

パーとパーオンの数を増やす

2014年11月19日 | 課題・向上計画
ゴルフのレベルアップのために「パーの数にだけ着目して、パーの数を増やそうとうする」という道筋もあると思います。パーの数に着目する上では、必然的にパーオンの数にも着目してパーオンの数を増やしていく必要があります。
ゴルフの腕前の尺度としては、ベストスコアや平均スコアというラウンドの合計スコアに目が行きがちですが、視点を変えてみることも有りだと思います。ラウンドのスコアに対しては、大叩きホールの数を減らす、トリプルボギーになるところをダブルボギーに留めるというディフェンス面の方が大きく影響します。しかし、ディフェンス面についてはちょっとおいて置いて、パーを取るというオフェンス面だけをまず伸ばしていくというのも良いということです。
具体的にパーを増やす方法については、2011/12/17記事で紹介したあらゆる方法でパーを取れること、そのためには、2014/09/10記事のように90点のショット・パットをより多く打てるようになることです。
ここではパーとパーオンの数をと書きましたが、100切りを目指すレベルであれば、ボギーとボギーオンの数を目標にするのだと思います。ボギーを増やすには、やはり2009/04/10記事のようなピンまで100ヤード以内からボギーオンする綺麗なボギーの数を増やすべきだと思います。

横傾斜のパット

2014年11月12日 | パット
横傾斜のラインでは距離が短くてもカップインさせるのはとても難しいです。横傾斜では強さと打ち出し方向の両方が一致していなければならないためです。強さに応じて打ち出すべき方向が変わると言った方が良いでしょう。カップの上で止まるような強さで打つならば、カップの真横(傾斜の真上側)から入れるようなラインで狙う必要があります。一方で、50cmくらいオーバーの強さで打つならば、曲がり始める前にカップの正面(横傾斜側)から入れるようなラインで狙う必要があります。
横傾斜で傾斜面がずっと同じ傾きで、ボールがその傾斜面を進む場合には、ボールの勢いがあるうちはあまり曲がらず、減速しいくについてより曲がっていき、止まる直前にはググッと曲がるものですので。

エイム・ポイント・エクスプレス・リード

2014年11月08日 | パット
最近、TV中継でプロゴルファーがパットのラインを読むのに指を立ているシーンが観られます。これはエイム・ポイント・エクスプレス・リードという手法でラインを読んでいるそうです。
エイム・ポイント・エクスプレス・リードの詳細な手法についてはここに書くべきでないと思われますので控えます。
この手法には曲がり幅の大小を読む(考える)上での物理学的な要素は全て入っています。例えば、物理学的に、下りのラインでは曲がり幅が大きくなるものです。これに対して、この手法では、下りの場合に腕をたたむ(肘を曲げる)そうで、そうするとカップに対して指が大きく見えて、狙いどころがカップからより外れた場所になるようになっています。
私はこの手法を使うかどうかよりも、曲がり幅の大小に関わる物理学的な原理を全て知っているかどうかの方が大切だと思います。物理学的な原理をライン読みに取り入れていれば、この手法を使っても使わなくても同じようにラインが読めます。物理学的な原理を理解するのが苦手という人はこの手法に頼るというのも良いかもしれません。

いつものスコアはという質問

2014年11月05日 | 持論
知り合ったばかりの人とゴルフの話になって「いつもどのくらいのスコアでラウンドしてますか?」という聞き方をされることがよくあります。私はこの質問が苦手で、どう答えるかいつも悩んでます。
質問を文字通りに捉えてそのまま答えれば「ギリギリ100を切るくらいです」とい答えになります。ほとんどのラウンドが青ティからのプライベートラウンドか青ティ使用の競技で、だいたいそのくらいのスコアになっているのです。
しかし、だいたい「いつものスコア」と聞いてくる人は白ティでしかラウンドしてない人なので、その人との比較になるスコアとして、「80台後半です」と答える方が適切な気がします。私は白ティ使用の親睦コンペではだいたい80台後半で上がることが多いので。同じ白ティ使用でも、コースから青ティの使用をお断りされるような難易度の高いコースでのスコアは、質問のいつものスコアに当たらないと思います。
2012/07/31、2013/05/30、2013/10/26記事のようにコースや使用ティや気象条件でスコアは変わるもので、いつものスコアというものは存在しないものと私は思います。なので、いつものスコアを聞くのはゴルフの腕前を聞く質問として不適切だと思います。私はゴルフの腕前をたずねるときにこの質問はしません。どんなコースをどうラウンドしてスコアはいくつなのかと聞くべきだと思っています。数値で聞くならば、JGAハンデ、クラブハンデ、ベストスコアを聞きます。ベストスコアは、簡単なコースで白ティ使用で気象条件も良く本人の調子も運も良かったときのスコアなので、みんな同じ条件であり、スコアを数値で比較できます。