SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

先発完投型ピッチャー

2013年11月27日 | メンタル
2012/08/22、2012/08/25記事でゴルフでのラウンドの展開を野球での試合展開になぞらえて書きました。今回はその追記です。ゴルフは個人スポーツですから、試合展開という点では、野球の中でも先発完投型ピッチャーに最も近いと思われます。なので、先発完投型ピッチャーのメンタリティーが参考になるように思います。
まず、プロ野球では先発完投は少なくなりました。難しくてできないからです。しかし、ゴルフでは初心者でも18ホールを1人で完走しなければなりません。ノックアウトされても降板することが許されないのです。こう考えるとゴルフはとても厳しいスポーツだと思います。ラウンドでは「途中で大叩きしてその後ずっと大叩き」とか「途中から小刻みな失点(ダブルボギーやトリプルボギー)が止まらなくなる」といったノックアウト状況になることはよくあります。そういう展開にならずに、実力を発揮して完走しきること自体が難しいことだと思った方が良さそうです。
野球では完封試合にも1,2イニングはピンチがあると言われています。そして、十分に完投能力はあっても、1,2点失点することは多くて、完封はなかなかできないものです。ゴルフで完封(無失点)といえばプロゴルファーならノーボギー、アマチュアならノーダブルボギー以上というところでしょうか。これもとても難しいことだと思います。完封するには1,2回のピンチを無失点で切る抜ける必要があります。プロ野球の田中将大投手の「ピンチでギアを1段上げて更なるストレートを投げ込むスタイル」を参考にしたいものです。
そして、同じ完投でも勝ち星を得るためには、得点が失点を上回らなければなりません。ハンデ18のアマチュアのゴルフなら、パーが得点でダブルボギー以上が失点となり、パーの数がダブルボギー以上の打数より多くて80台のスコアを出すということです。野球の世界では「先に失点するな」とよく言われます。ゴルフでもダブルボギーが先にきてしまうラウンドは苦しいものです。また、野球では「得点した次のイニングに失点するな」とも言われます。パーを取って気持ちが浮かれてしまって、ティーショットでOBしてダブルボギー以上にすることが無いように細心の注意を払うべきでしょう。

とにかく乗せるか登りに乗せるか

2013年11月22日 | マネージメント
ゴルファーの力量にもよりますが、だいたいグリーンまで30ヤードから150ヤードくらいまでの場所からグリーンを狙う場合には、「とにかくグリーンに乗せることを優先」するのか「カップまで登りとなるエリアに乗せたい」のかを考える必要があると思います。30ヤード以下ではワンパット圏内を狙ってアプローチするでしょう。プロゴルファーならいざしらずですが、一般のアマチュアでは、150ヤード以上ではグリーンに乗せる場所までをも選ぶのは難しく、センター狙いかグリーンを外した場合のことを考えてショットすると思います。
どちらを意図してショットするかの選択は、グリーンまでの距離、グリーンの大きさ、グリーン周りのハザード、グリーンの形状、グリーンの傾斜、ピン位置、などによってケースバイケースとなるでしょう。もちろん自分の力量が一番重要な要素です。
「カップまで登りとなるエリアに乗せたい」ということは、この場所から打って乗せて1パットの2打で上がることを目指すということです。「カップまで登りとなるエリア」はグリーン上の一部分でしかないので、グリーン全体を狙うよりも狙いを絞ることになります。そうすると、グリーンセンター狙いと比べて、グリーンを外してアプローチやバンカーショットをしなければならなくなる可能性も高くなります。
一方、「とにかくグリーンに乗せることを優先」するということは、この場所から打って乗せて2パットの3打で上がることをできるだけ手堅く実行したいという意図になります。次の1打でカップに寄せるという面では、アプローチよりはグリーン上でパターで打てる方が寄るケースが多いですので。

難しいコースに行くメリット

2013年11月20日 | 持論
今回は2012/08/04、2013/10/26記事の追記です。コンペ・競技会で良い成績を出すために、プライベートラウンドで難しいコースに行くという手があるように思います。距離が長いなどの難しいコースに行けば厳しい状況に遭遇することが多く、スコアは当然悪くなります。しかし、難しいコースをラウンドすることは、心技体の全てにおいて良い鍛錬にはなると思います。コンペ・競技会ではプライベートラウンドに比べて緊張感はあると思います。そこで、「このコースはいつもラウンドしているコースより簡単だ」と思うことができれば、緊張感も緩和されるし、緊張からミスショットを連発してスコアを乱すことも少なくなるように思います。

速いグリーン

2013年11月09日 | コース
グリーンの速さに関しては、通常はどこのコースに行ってもそれほど敏感になる必要はないものと思います。8フィートを目安に7フィートから9フィートくらいであれば、ちょっと遅かったり速かったりというくらいで、若干の微修正の範囲で対応できると思います。しかし、10フィートを越えてくると大きく意識を変えていく必要がありそうに感じます。
10フィート超の高速グリーンでは、パットに関してはスピード感を変える必要があります。当たり前ですが、普段8フィート転がる強さで打つと10フィート転がってしまいます。普段より長く転がっていくことを意識する必要があります。ただし、これは意外とスピードに慣れれば対応できると思います。一般的に高速グリーンはメンテナンスが良く転がりが良いので、ラインに乗れば長めのパットもカップインするという良い面もあります。グリーン周りの10~20ヤードのアプローチに関しては、ランが倍くらい出る感じになり、普段とは意識を相当変えていく必要があると思います。ボールの高さ、スピン量、落とし所、寄せるためには選択肢が少なくなり、かつ、ミスの許容範囲が狭くなります。遅いグリーンではどんなクラブどんな打ち方で打っても寄せられるし、ダフリトップなど少々ミスってもそこそこ寄ります。しかし、速いグリーンでは寄せられるボールを打てるクラブと打ち方は限られてくるし、ちょっとでもミスすればワンピン以上離れてしまいます。

ゴルファー保険

2013年11月06日 | 情報・知識
保険会社がゴルファー保険と言う保険を出しています。保障内容は以下の4つである場合が多いです。
(1)打球事故(賠償責任) - 相手への賠償金
(2)プレー中の自分の怪我 - 自分の治療費
(3)ゴルフクラブの破損 - 自分のゴルフクラブの修理代
(4)ホールインワン - お祝いの費用
これらの保障のうち、(1)は非常に重要です。賠償額が数千万円から数億円になる可能性があるからです。滅多に起こりませんが、起こったときの重大性から、必ず保険に入った方が良いと思います。
私は(2)、(3)、(4)については不要だと思っています。(2)は他の保険と被ることが多いためです。ゴルフ以外の原因で怪我をすることが多く、その場合にも保障が欲しいはずだからです。(3)については、普通はクラブを買い直すお金くらいは手元にあると思われるからです。1セット数百万円のクラブでも使ってれば話は別ですが。(4)についても補償額が数十万から百万円程度なので、ホールインワンをできるくらいたくさんゴルフをしている人なら普通はすぐに払えると思います。
保険料は(1)、(2)、(3)のセットだと年間2,3千円と割安です。(2)、(3)の保障は無理やり外す必要はないと思います。ただし、(4)の保障が入ってくると3,4倍の値段(1万円前後)に跳ね上がります。保険料の点で(4)のホールインワンの保障は不要だと思います。それに、ホールインワンを達成しても、しかるべき第三者(キャディーなど)が署名してくれないと保険金が支払われないのが普通です。通常のセルフプレー中はダメだということです。