SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

流れ

2009年07月29日 | マネージメント
各ホールで次々と良いスコアで上がれてベストスコア更新という日もあれば、各ホールで悪いスコアが続いて今年のワーストスコアという日もあると思います。良い(悪い)流れの一日だったと言いたくなります。
流れはあるという人と無いという人がいます。流れが無いという人は目の前の1打がどうなるかしかないのだから流れなんて無いといいます。
私は流れはあるという考えに至っています。確かに目の前の1打の積み重ねですが、ナイスショットが出やすいシチュエーションからはナイスショットをして次も良い場所(ナイスショットが出やすいシチュエーション)に行くと思います。それにナイスショットをすれば気分が良くなりますから次のショットも良い気持ちで打てます。厳しいシチュエーションでは当然ミスショットが出やすいですから、また厳しいシチュエーションに行き、結果としてそのホールは大叩きとなりやすいのではないでしょうか?私はシチュエーションとメンタル面の正負の連鎖が流れを作るといういう結論に至りました。
シングルプレーヤーを見ていると、1打ミスして厳しいシチュエーションに行くと、そこでナイスショットをして少し良いシチュエーションに持っていき、何打もかけて1打のミスを挽回しているように思います。例えばパー4のティーショットを林に入れたらフェアウェーの良い位置に戻して、長いクラブでナイスショットして、寄せワンしてボギーで踏みとどまるという感じです。流れをコントロールしているなぁという印象を受けました。

得意クラブ、得意コース

2009年07月26日 | マネージメント
ほとんどの人には、得意なクラブ(ナイスショットが良く出るクラブ)と苦手なクラブ(ミスショットが多いクラブ)があると思います。
2009/07/04の記事でホールの距離によってパーオンを狙うショットの使用クラブがだいたい決まってくるという話をしました。ホールの距離が得意なクラブの出番の多いコースなら、ナイスショットしてボールがいい場所に行き、次もナイスショットということになって少ない打数で上がれ、良いスコアが出ると思います。これを良い流れというのでしょう(流れについては次回書きます)。
得意クラブの出番が多いコースが得意コースということになると思います。
例えば、私は、ドライバーとショートアイアンが得意で、ミドルアイアンとウェッジのハーフショットが苦手なので、パーオンを狙うショットがショートアイアンになるコースが得意と感じています。実際にそういうコースで良いスコアが出ていることが多いです。そして、レギュラーティで良いスコアの出るコースでもバックティーになると激しく悪いスコアになるというコースもあります。

女性のハンデキャップ計算方法

2009年07月22日 | 情報・知識
女性のハンデキャップ計算方法には「女性ハンデキャップ計算」と「男性ハンデキャップ計算」があります。
両者の違いはコースレートの違いです。同じティーでラウンドした場合のコースレートが男性と女性で違うのが「女性ハンデキャップ計算」です。同じティーでラウンドした場合のコースレートが男性と女性で同じなのが「男性ハンデキャップ計算」です。
女性ハンデキャップ計算の場合のコースレートは、例えばレギュラーティー使用時のコースレートが男性なら69.8、女性なら74.5などといようになります。同じコースのレディースティー使用時のコースレートが男性なら66.2、女性なら70.8などといようになります。恐らく、男性がレギュラーティーで女性がレディースティーだったときにコースレートが同じになるくらいが基準なのではないかと思います。
スコアからコースレートを引いた値は、コースレートが高いコースでのラウンドの場合は小さく、コースレートが低いコースでのラウンドの場合は大きくなります。コースレートが高いコースばかりをラウンドしていれば同じようなスコアでもハンデキャップが小さくなります。
よって、女性の場合、女性ハンデキャップ計算でハンデキャップを計算した方が、男性ハンデキャップ計算でハンデキャップを計算するより、ハンデキャップが小さくなります。

ハンデキャップ計算方法

2009年07月18日 | 情報・知識
今回は、過去のラウンドのスコアからハンデキャップを計算方法に関して記述します。ハンデキャップ計算方法は、計算する組織によって細かな計算方法は違いますが、基本的な算出方法は同じです。ここでは基本的な算出方法について記述します。
まず、各ラウンドのスコアから調整スコア(コントロールドスコア)を出します。大叩きしたホールのスコアをカット(少ないスコアに)して、1ラウンドのスコアを出したのが調整スコアです。カットの仕方は算出する組織によって違いますが、JGA方式が一般的なようです。JGA方式はJGAのホームページを参照して下さい。
次に、調整スコアからコースレートを引いて、そのラウンドでのハンデキャップ値を算出します。
複数のラウンドのハンデキャップ値の平均を算出します。どのラウンドのスコアを採用するかは算出する組織によって違います。良い「ラウンドのハンデキャップ値」をいくつかピックアップするのが一般的で、JGAでは直近10ラウンドから良いハンデキャップ値の5ラウンド分の平均を採用しています。
最後に、先ほど算出した平均のハンデキャップ値に係数を掛けます。係数は0.96が一般的です。係数を掛けて算出した値が、その人のハンデキャップ値です。算出する組織によっては小数点以下を四捨五入や切り上げ切捨てして整数値にします。

コースレート

2009年07月15日 | 情報・知識
コースレートとはコースの難しさの絶対指標で、コースレートが高いほど難しく、低いほど易しいコースということです。コースレートは、ハンデ0の人が実力通りのプレーでそのコースをラウンドしたら何打で上がれるかのスコアです。パー72のコースでもコースレートが68.0の場合は、ハンデ0の人は実力通りのプレーをすれば68(4アンダー)で上がれるコースということになります。
コースレートの決め方(査定のしかた)の本当のところは私も知りません。ハンデ0の人を10人集めてラウンドさせて平均スコアを求めるという実測をしているという噂も聞きますし、監査員がヤーデージとレイアウトを見ながら実地検証して適当に決めているという噂も聞きます。
いろいろなコースのコースレートを見ると、総距離が大きな影響を与えているように思います。距離の長いコースはコースレートが高く、総距離の短いコースはコースレートも低いです。2009/06/20の記事で、パーオンを狙うショットが短いクラブで打てる方が長いクラブで打たなければならないときより少ない打数で上がれ、パーオンをを狙うショットが何番のクラブで打てるかでそのホールを何打で上がれるかの平均打数がほぼ決まるという話をしました。その理論から考えれば、コースレートが距離で決まるのは妥当と思えます。また、前回の各ホールの目標スコアの設定方法から考えて、コースレートはスクラッチプレーヤーが各ホールの目標スコアを小数点第1位までのレベルで設定して18ホール分を足し合わせたものであれば良いようにも思います。
同じコースでもティーグラウンドが違えばコースレートが変わります。バックティーでプレーする場合のコースレートは、レギュラーティーでプレーする場合のコースレートより高いです。例えばバックティでは71.3、レギュラーティーでは69.8などと、両者の差は1.0~3.0くらいある場合が多いです。
なお、アベレージプレーヤー以下のレベルのゴルファーにとっては、コースの難易度はスコアにかなり影響すると思います。コースレートが1.0違ったら2~5打くらい違ってくることも多いのではないでしょうか?