SEゴルファーのOJTレポート ~職場のゴルフコンペブービー から THE OPENロイヤルトロフィー への挑戦 ~

このブログは、私のゴルフ理論を書く「ゴルフ雑誌の連載コラム」のようなものです。日記(私生活の記録)ではありません。

ゴルフ寺

2014年08月30日 | 情報・知識
長野県にゴルフ寺と呼ばれているお寺があるそうです。弘妙寺というお寺です。伊那市の高遠という町にあり、数ある高遠の街のお寺の中でも「最も高くて遠い場所」にあるお寺です。「ボールを高く遠くへ飛ばしたい」そんな願いを祈りに行く場所として、ゴルファーがこのお寺を訪れるようになり、お寺さんの側でもそれを受け入れたということだそうです。このお寺の「ゴルフのお守り」を見たことがありますが、ゴルフボールの絵が描いてあったりします。

ライの悪い場所からの番手選び

2014年08月23日 | マネージメント
前回、夏のラフはハザードのようなもので短い番手のクラブでしかまともに打てないと書きました。
グリーンまでまだまだ距離が残っているのに夏のラフのようなライの悪い場所にボールある場合、番手選びとしては「まともに打てる短い番手」か「ある程度は打てるやや短めの番手」の選択となります。
例えば、グリーンまで残り200ヤードで、ラフでボールがやや沈んでいる場合、残り距離だけ見てフェアウェイウッドという選択はないでしょう。ザザザと転がって50ヤード程度しか飛ばない結果が予想されます。次にライが良いときには180ヤードほど飛ぶユーティリティあたりの選択はありえます。まともに打てなくてスピン量と打ち出し角の低い球が出るでしょうけど、150ヤードくらいは飛んでくれると見えます。最後に7番アイアンくらいの選択があり、この場合はちゃんと打てて150ヤード飛んでくれると見えます。
このような場合には、ユーティリティを選んでも7番アイアンを選んでも結局150ヤード打って刻むことになります。なので、どっちの選択でも良いように見えます。ユーティリティを選択した場合は、予想に反してかなり上手く打てて180ヤード飛ぶ可能性はあります。一方、7番アイアンを選択した場合にはストレス無くナイスショットして150ヤードを打てるでしょう。

夏のラフはハザード

2014年08月20日 | ショット
夏は芝がとても元気です。フェアウェイは刈ってあるので良いですが、ラフは伸びているので厄介です。夏のラフはバンカーのようなハザードだと思った方が良いでしょう。
ラフではボールの状態を見極めて番手を選ぶことがとても重要です。深いラフに沈んでいる場合はより短いクラブでなければまともに打てません。残り距離や打ちたい距離よりも、まともに打てそうなクラブという観点で番手を選ぶべきです。まともに打てない番手で無理やり打つと、ラフの上をザザザと転がって全然距離が出ないミスショットになってしまします。こうなると空振りに近い結果で完全に1打を無駄にしてしまいます。
そう言っても、夏のラフでも場所によっては芝の密度が薄かったりするので、その場合はユーティリティやフェアウェイウッドでもちゃんと打てる場合もあります。
結局、ボールの状態をよく見極めて無理の無い番手を選ぶしかないです。そして、このライならどの番手で打てるかは経験を積むしかないです。どの番手で打てるかはヘッドスピードの早い人と遅い人でも違ってくるので、一般論では判断できません。

エアポケット

2014年08月13日 | コース
今回は2012/06/06~2012/06/16のホームコースに関する記事の追記です。ホームコースは何度もラウンドするので、全てが分かった状態でプレーすることになると書きました。しかし、ホームコースを何度ラウンドしても、実はエアポケットと言えるような空白地帯が残っていたりするものです。
同じティーグラウンドから打ち始めれば、だいたい同じところにボールが飛んで、だいたい同じようなルートを通って同じようなスコアになることが多いです。ですので、何度ラウンドしても自分にとっての空白地帯はたくさん残っていると思った方が良いでしょう。
一度シャンクのような何か凄く変なショット打つと、突然、次のショットは「あれ?今まで何ラウンドもしたけどこの場所からは打ったことは無い」という場所から打つことがあるのです。初めて行くコースであれば、全ての場所が「初めて打つ場所」なので意外と対応できます。しかし、ホームコースは「このコースは全て熟知している」という気になっているがために、初めて打つ場所からのショットはメンタル面でも技術面でもかなり難しいショットになってしまいます。
そして、一番気をつけたいのが使用するティーグラウンドが違うときです。いつもより前のティーグラウンドから打つ場合は、一般的には有利になって良いスコアが出るはずですが、ホームコースに限っては、ティーショットが打ちにくくて、ボールがエアポケットを渡り歩くようなことになり、逆にスコアを乱すこともありえます。
ホームコースを本当に全てを知り尽くしている真のホームコースにしていくためには、男性でもレディースティーまで使ったりと全てのティーグラウンドを使うことや、わざと打ったことのない場所にボールを打ち込んでみたりして、自分にとっての空白地帯を減らしていく必要があると思います。

レベルに応じたパワーが必要です

2014年08月09日 | 飛距離
やはり、ゴルフはレベル(ハンデ)に応じたパワーが必要なものなんだと思います。
パワーが強ければより飛距離が出るしより高くてより多くのスピンが利いた球を打てます。パワーがあれば、ドライバーの飛距離が出て、パーオンを狙うショットを短いクラブで打てて、短いクラブであればよりいっそう高さとスピンを出してピンを点で狙って行けます。また、パワーがあればより長いクラブでも高さとスピンを出すこともできます。パワーが無ければドライバーの飛距離が出ず、パーオンを狙うショットは長いクラブで打ち、キャリーとランを計算してピンを線で狙っていくことになります。パワーが無ければ高さとスピンを出せるのはショートアイアンなどのより短いクラブだけにもなります。2011/03/30記事で飛距離が違うとゴルフが違うと書きました通りです。
コースと使用ティー(プレーするヤーデージ)によって標準的に求められるパワーがあるような気がします。バンカーで囲まれた砲台グリーンは高くてスピンの利いた球で狙うべきもので、狭い花道をランで転がして狙うべきものではないと思います。高い球で狙えればミスの許容範囲も広くなり80点くらいのショットでもグリーンには乗ったりします。ランで攻めるとなるとミスの許容範囲は極めて狭く100点満点のショット以外はバンカーに吸い込まれます。後者のゴルフで良いスコアを出すのであれば神業的な技術が必要になってしまいます。2014/05/10記事に書いたグリーンまでキャリーで打てない場合の狙い方などを考える必要も出てきます。
コンペ・競技会では出場する選手のレベルに応じて使用コースと使用ティーが決められます。そうすると「だいたいこのくらいのハンデの人はこのくらいのパワーを持っている」という目安があるものだと思います。その目安となるパワーに満たないパワーしか持たない場合は、そのレベルとしては神業的な技術を持って勝負をするという道になります。