12月30日年末である。信濃毎日新聞に興味深い記事があった。米沢慧さんという島根県出身の人の文章である。
「恒久平和への誓いという精神は憲法から自明のことだ。今回の首相の首相の行動と言動は、わたしたちには、曲折を経ながらも対話重ねてきた戦後の70年間を、ひとまたぎにしよう(打ち消そう)という強い意志に思われる。
という文章である。全てのことにおいて戦後が否定されているのが現代である。一番明確なのは労働の分野である。資本にとって都合のいい労働から、働く人を大切にしたのが戦後であろう。今では「労働」は語られない。豊かでない時代の到来である。