久しぶりに電車に乗った時、高校生の会話が耳に入った。
A君 「最近逢っていなかったけどどうだい」
B君 「県内の卸業者に就職が決まったよ。いくつもの会社の試験を受けた。」
A君 「就職か決まって良かったな。俺もいくつか受けたがまだ決まっていない。駄目なら大学へ行こうかな。少し焦ってきたよ。」
就職の話は極短い会話で終わり、携帯電話の話に移った。私の友人の子も大震災によってか内定が取り消され、今懸命に就職活動をしているそうだ。今年の就職活動は大変厳しいようである。「若い人に職がない。あるいは身分が不安定である。」といったことは、その人の一生を決めかねないほど重要な事だ。再就職はもっと困難である。一時、ワークシェア(仕事を分かち合う)が注目されたが、会社等で採用されているのだろうか。雇用の拡大は今後ますます困難となってくるであろう。そうなると「仕事を分かち合うこと」を真剣に考えなくてはならない。それは痛みを伴うかもしれないが。