小さな農園

日々の労働と想いをつづります。

夏祭り

2012-07-29 04:11:36 | お花

 町おこしの会で「ほっと農園」夏祭りを昨日行った。宣伝の効果か70人から80人の方が訪れてくれた。地元産のもろこし、スイカとおやきが人気であった。どれも完売という結果であり、出品者に笑顔が見られた。嬉しいかぎりである。この直売所に継続的に足を運んでもらえる魅力づくりを痛感する。

 お客さんのいない時に出品者と話をした。スイカを出してくれた90才近くの老人。春に蒔いたニンジンが豊作でそれを売りにきた初老の人。これからじゃがいもを売ろうとする人。一時農業談義の場となった。ニンジンの作り方が主な話であったが、直売所でこんな話ができることも嬉しい。

 農業者同士の関係づくり、買い手と売り手の関係づくり。この関係づくりが直売所の魅力づくりの原動力かもしれない。「農産物を売る」だけならスーパーの店頭に並ぶ商品となんら変わりはないのである。

 

 


木の駅プロジェクト

2012-07-16 04:01:35 | お花

 山村再生「木の駅プロジェクト」沢底(辰野)で試験導入と今朝の地元新聞に大きく掲載されている。このプロジェクトは山林所有者が間伐材を自力で搬出して木の駅に持ち込むと、木材の量に応じた地域通貨と交換できる仕組みのようだ。間伐材の有効利用、森林保全が可能となるだけでなく、地域通貨の発行というのも興味深い。木を持ち込む人、間伐材を購入する人、地域通貨によっての売買と様々な関係がうまれそうである。この事業が成功することを願うものである。

 地域通貨に関心がある。労働の対価が地域通貨であり、この通貨で消費活動が行われるといったことが大変新鮮である。地域通貨も普通の通貨も労働の対価としては同じであるが、地域通貨には暖かさと人との関係を感じる。木を持ち込んだ人は笑顔で買い物に行き、店で木の話をするであろう。

 


農作業

2012-07-15 03:57:46 | お花

 友人が理事長を務める「NPO法人田舎暮らし研究所」の活動の一つにたんぼオーナーがある。町外の方を主に25組を超す家族が参加しているが、昨日は横浜と国分寺から夫婦で作業に来た。友人が都合が悪かったので、共に作業をした。除草機を押したり、ビーバーで草刈をした。2組とも昨年に続いての参加である。お茶の間に2組とも土地を借りて家庭菜園を行っているという話をしてくれた。一人は川島で、もう一人は山梨県でそれぞれ農作業に精を出しているようだ。この日の午後も畑の草取りをすると嬉しそうに話してくれた。

 都会の人で農業に関心のある人は少なくないようだ。多くが定年後に農業のある生活をするようだ。一方、地方では家庭菜園に関わる人も減少している。農業が都会人にとってなぜ魅力なのだろうか。自然と暮らす生活を望んでいるのか。生きている実感を農業に感じるのだろうか。

 お茶も終え、午前中しっかりと農作業をした。


雇用

2012-07-14 04:43:57 | お花

 町内に障害を持った人が働く施設があり、時々世間話をすることがある。。知的、精神、身体とそれぞれ障害を持った人たちであるが、20代・30代と思われる人が多い。町内の企業の仕事をしているらしい。私の畑の草を心配してくれる人もいるし、様々なイベントで販売をしている時に会う人もいる。彼ら・彼女らが自分の力で生きていける力をつけてほしい。まずは働くことであろう。十分な仕事を確保することが重要である。一つの例として農業の分野への参画はどうだろうか。生産・加工・販売の体系を確立し、一定程度の収入を得るのだ。

 私の希望としては、彼ら・彼女らを雇用しての農業を考えているが賃金が支払えない状態である。様々な生産活動が行われているが彼らの雇用を考えてほしい。海外へ飛び出るだけでなく、地域で雇用を産むことが重要である。

 話は違うが、今朝の新聞に伊那市で移動販売の記事が掲載されていた。大変興味のある記事である。

 

 


2012-07-13 03:13:12 | お花

 今年の梅雨は雨が少ないと思っていたら梅雨らしくなってきた。昨日は雨とともに風がすごかった。もろこしは寝るし、なすやピーマンなども大きく風に揺れていた。畑の様子が心配である。

 「町おこしの会」で進めている地産地消の活動が少しづつではあるが拡がってきている。生産者の数も生産量を増えた。また、供給先も少しではあるが増加した。嬉しいことである。量の拡大とともに質の充実が一層問われる。生産技術を学ぶ場を会として作ることとなった。「あの人は良い野菜を作る」と言われる人は地域に居るものだ。そんな人の話を聞くことも大切だ。共同の関係が質の向上を生むであろう。