情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

ZFS ON Linuxが7.0にメジャーアップデートされました

2017-07-28 21:13:20 | Linux/Android
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
ZFSonLinuxはOpenSolaris由来のLinux上のZFS(Zettabyte File System(略号では無い?))です。

今回紹介する7.0のアナウンスはZFS ON Linuxの開発者が発表したのもので、各種Linuxディストリビューションに反映されるまでは時間がかかると想定しています。

7.0になり、多くの機能の追加、改善、性能の向上が図られています。
6.0も長期間に渡りマイナーなバージョンアップが繰り返され、安定性を増してきました。
弊社ではバックアップシステムにZFSを用いています。

なるべく早く、7.0の安定性を確認するための試用を行います。来週の課題ですね。
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OpenZFSは素晴らしい-うっかり消した70Gを一瞬で復旧

2015-08-13 21:12:54 | 社内システム運用記
匠技術研究所
OpenZFSは素晴らしい-うっかり消した70Gを一瞬で復旧


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「OpenZFSは素晴らしい-うっかり消した70Gを一瞬で復旧」です。

匠技術研究所ではOpenZFSの実用実装に取り組んでいます。OpenZFSとは、OpenSolarisに実装されたZFSファイルシステムを源流とするオープンソースの新世代ファイルシステムです。もうだいぶん前ですが、OpenSolarisのZFSでWindows用のファイルサーバーを構築し、納品したことがありました。堅牢で利用終了まで4年ほどでしょうか、ノントラブルで動きました。今はOpenZFSをLinux上に実装した、zfsonlinux.orgの成果を活用しており、ファイルサーバーのバックエンドとして利用を開始しています。

ZFSにして何が良いかというと、大容量バックアップがスナップショット(snapshot)で簡単かつ極短時間にできることです。そして、スナップショットを撮った状態に「簡単かつ短時間に戻す」ことができます。これは、素晴らしいことです。

ファイルサーバーで、外部ディスクにバックアップを取っています。外部ディスクに元データをコピーする段階で、外部ディスク側のディレクトリ指定を間違い、一つ深い階層にコピーをしていました。

/zback/cbk/dir/...

/zback/cbk/dir/dir/...

の形です。

実は、ここに正しい階層関係で差分バックアップを試みたところ「どんどん書き込む」ので「間違った!」と思ってみたところ、

$ ls /zback/cbk/dir
shares
dir

のように、正しいsharesと間違ったdirが見えたのです。差分バックアップ時に「階層の指定を間違ったな」と思い、

$ rm -r dir

を実行。

すぐ終わるはずが終わりません。「USB2.0だし時間がかかっているな」と思い込み、しばらくしてからdfで容量を確認すると、すでに60Gほど少なくなっています。「あれれっ!そんなに消えるはずがない。間違った、こっちが本当のバックアップだった」と、210Gほどのバックアップ領域が140Gに減っていました。
どこまで消したか判らないので「全部消して作り直す」ことも考えました。昨日のコピーに要した時間を考えると「一晩かかる」ことになります。このときはZFSであることを忘れており、時間を短縮するには「rsyncによる上書き復旧」くらいしか思いつかなったのです。

ふと「バックアップコピー完了時にスナップショットを撮ったな」と「スナップショット」を思い出しました。「スナップショットの時点に戻れば、重ね書きの前の状態なのでむしろ好都合」です。「ロールバックしてみよう」。「ロールバック」とは、ファイルシステムをスナップショットを撮った時点に戻す機能です。

「消すのにあれだけ時間がかかったので、ロールバックも時間がかかるだろうなぁ」と思いつつ、コマンドを打つと「あっ!」。「じんわり実行した程度の時間」1~2数秒で復旧しました。びっくりです。

これまで、小さな試験環境で試していたロールバック機能ですが、今回のように210Gから70Gほど失い、おおよそ1/3ほどファイルを失っても「ほんの数秒」で回復することができました。これはLinux/ext4など従来型のファイルシステムでは想像もつかないことです。素晴らしい!

ZFSはスナップショット取得後の、自身の変更履歴を保持しています。そのため、今回のように「うっかり消しても」内部的に「こっそり持っている」のです。ロールバックはこっそり持っている部分を見えるようにする機能なので、復旧も一瞬だったのです。まさにZFSのスナップショットの良さが判る経験でした。
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ZFS on Linux 0.6.3の評価を始めました-ZFSが必要な訳

2014-06-21 09:53:40 | Linux
匠技術研究所
ZFS on Linux 0.6.3の評価を始めました-ZFSが必要な訳


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、今週は「ZFS on Linux」の評価に取り組んできたことを紹介します。

ZFS on LinuxはOpenSolarisでオープンソースで開発されていた新設計のファイルシステムです。コンピューターはファイルシステム上に様々なファイルを作り、変更し、削除します。ファイルシステムは、コンピューターを支える基盤技術で、これなしではコンピューターが情報を保管することはできません。

ファイルシステムは情報保護の観点から、ほとんどの場合「実績のある仕組み」と「デフォルトで設定されるもの」を選択し、敢えて冒険はしません。一方、長期間にわたり、使い続けられたファイルシステムは、地道な不具合修正と改良が繰り返され「安定度」の面では比類のないものに育っています。いわゆる「枯れた」システムです。

この10年ほどで、企業内に蓄積される情報は、驚くほど多くなりました。そのきっかけは「写真」「ビデオ」などの高精細化に伴うファイ容量の増大です。そのため「GB(ギガバイト)」から「TB(テラバイト)」のディスクが当たり前の時代で、USBメモリーで128GB、SSDで512G、ハードディスクでは4TBが一般利用でも入手可能な価格になっています。

数百GBのデーターをコピーしたり、移動させたりするには思いのほか時間がかかります。中小企業のファイルサーバーは、TB級を備えることが当たり前の時代です。しかしながら、そのバックアップには時間がかかります。バックアップの容量を減らすために「差分バックアップ」を行いますが、これもまた大変です。「バックアップすべきデーターを探し出す」には、ファイルの変更時刻を見て、前回のバックアップから変更があることを確認することから、全ファイルの変更時間の情報を突き合わせます。ディスク容量が増え、保存してあるファイル数が多くなれば多くなるほど時間の突き合わせに時間がかかり、やがて更新ファイルを見つけてコピーすることが一日を超えます。そうなると、バックアップそのものが成り立たなくなります。

また、Linuxのext4ファイルシステムではディスクやファイルシステムの障害が発生すると、ハードディスク上の論理整合性を確認し、障害があれば修復するプログラムfsckを走らせます。最近の大容量ディスク全体で詳細なチェックを実行すると、とても長い時間がかかり、実用性に疑問を感じます。

このような背景から、歴史的なファイルシステムを使いつつ、大容量のファイルサーバーやバックアップのシステムを構成することは、もはやできない時代になっています。そのため、バックアップに適した機能を備えるファイルシステムを基にした、ファイルサーバーが必須になります。

匠技術研究所ではOpenSolarisに実装されたZFSに着目し、試用を繰り返してきました。OpenSolarisプロジェクトの停止後は、illumosを核とするOpenIndiana、SmartOS、OmniOS等と併せてzfsonlinuxを試用しています。

ZFSは2000年に入り設計・開発されたファイルシステムで、スナップショットの取得や、その保管、保管データーからの復旧を行うことができます。スナップショットは、バックアップと似ていますが非なるものです。ZFSはスナップショットを使って、効率よくバックアップを行うことができる機能まで含んでいます。新開発なので、操作コマンドも解りやすくシンプルです。

Linux上のZFS実装は2013年1月にzfsonlinux/0.6.1がリリースされ「プロダクションレベルに達した」とアナウンスがありました。その後8月に0.6.2がリリース、この6月には0.6.3がリリースとなり、0.6.1から547ものソフトおよびドキュメント等の不具合修正が行われました。これは利用者が増え、不具合の洗い出しが進んだことによるものだと考えられます。

匠技術研究所では、社内ファイルサーバーやバックアップサーバーのZFS化に取り組んでいます。引き続き、紹介していきます。
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これから、一月ほどZFSファイルサーバーの構築を順次紹介します

2014-03-12 23:52:50 | 社内システム運用記
匠技術研究所


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
これから、一月ほどZFSファイルサーバーの構築を順次紹介します。

1.ZFSは一般的なファイルサーバに必要な機能を備えている
2.ZFSはファイルシステムの機能でNFSやCIFS共有を実現できる
3.ZFS多機能だが容易に使うことができる

ZFSとはファイルシステムの名称で、OpenSolarisで開発され、その派生版がその他のOSに移植されました。2009年頃よりZFSの活用を目指して試用をしていたものの、OpenSolarisプロジェクトの終息とともに自然休止しました。

その後、OpenSolarisから他のOSへの移植が進み、ZFS on Linuxプロジェクトでも2013年3月に、実用レベルに達したとの告知を伴うリリースが公開されています。

一般的な企業のファイルサーバーでも、写真などの保管をすると、あっという間に大容量になり、日々増えていきます。この様なファイルを効率的に記録しかつバックアップする仕組みが必要です。

匠技術研究所の業務用のファイルサーバーも、過去のアーカイブを含め500Gを越えようとしており、現在稼働中のファイルサーバーの更新時期に差し掛かっています。

このような背景から、社内にある4セットの各種ファイルサーバーのファイルシステムをZFS化することにしました。ZFS化完了までは3ヶ月ほどを予定しています。

引き続き、紹介していきます。
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11月7日(月)のつぶやき

2011-11-08 01:38:50 | Linux/Android
02:08 from HootSuite (Re: @tomota10
@tomota10 OpenIndianaはOpenSolarisに最も近い流れですからZFSの実装にも期待しています。ファイル共有はファイルシテムとは独立しているので、NFS、CIFS、SSHFS等利用できますね。iSCSI経由のHDDとしてZFSをマウントする方法もありです。
20:48 from Facebook
確かにiOS5は電池の減りが速いようです。iPadの電池がどんどん減っています。
by takuminews on Twitter
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11月6日(日)のつぶやき

2011-11-07 01:38:01 | Linux/Android
12:09 from gooBlog production
OpenSolaris分流OpenIndiana 151aのアイドル状況 http://t.co/l3Y8h5Wj
21:32 from Facebook
OpenIndianaやSmartOSはZFS+KVMという新しい分野を確立する可能性がありますね。仮想化ハイパーバイザーとして、仮想マシン用ファイルシステムとしてとても優れていると思います。http://t.co/QFPqu1z9 http://t.co/R0IMu9Mx
by takuminews on Twitter
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OpenSolaris分流OpenIndiana 151aのアイドル状況

2011-11-06 12:06:45 | オープンソース
匠技術研究所
OpenSolaris分流OpenIndiana 151aのアイドル状況


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenSolarisを源流とするOpenIndianaの最新版151aをインストールしてみました。カーネル部分はillumosプロジェクトの成果物、それにOpenIndianaプロジェクトが様々なユーティリティを付加しています。

日本語環境はデフォルトインストールでは不十分ですが、日本語入力機能を追加インストールすることで日本語入力ができました。デフォルトインストール直後のパフォーマンスモニターを表示しています。Linux系ではアイドル状態でも定常的な負荷を観測することが多いのですが、OpenIndianaでは定常的な負荷が少ない様です。

Firefoxは3.6系ですが、Solaris用のコミュニティビルド版のFirefox 7.0.1の動作を確認しています。実はこのあとインストールしていたものを都合により削除しました。また近々インストールします。

ゴールは、ZFSによるファイルサーバーとKVMによる仮想化基盤です。zone上でOpenIndianaを、KVM上でCentOSやUbuntuのサーバー版をコンパクトに動かし、そのバックエンドのファイルシステムをZFSにするという算段です。


OpenIndiana 151a 日本語デスクトップのパフォーマンスモニタ


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11月5日(土)のつぶやき

2011-11-06 01:38:21 | Linux/Android
11:50 from Facebook
docomo Xi(クロッシィ/クロッシー) L-02Cです。 http://t.co/nqdvCrpT
12:09 from Facebook
Facebookのアルバム「docomo Xi L-02C」に写真を5枚アップロードしました http://t.co/qIq7zB5O
14:14 from Facebook
Facebookのアルバム「docomo Xi L-02C」に写真を2枚アップロードしました http://t.co/5h1cwm87
16:43 from gooBlog production
docomoに続きイー・アクセス(EMobile)がLTE高速携帯通信参入を表明 http://t.co/Gnx70kl0
16:51 from Facebook
ブログ「情報技術の四方山話」でイー・アクセス(EMobile)のLTE参入について書きました。http://t.co/JZgTDoIk http://t.co/9qRuZ28O
22:01 from gooBlog production
OpenSolaris分流OpenIndiana 151aを起動してみた http://t.co/jtL0syuY
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OpenSolaris分流OpenIndiana 151aを起動してみた

2011-11-05 21:57:01 | オープンソース
匠技術研究所
OpenSolaris分流OpenIndiana 151aを起動してみた


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenSolarisを源流とするOpenIndianaの最新版151aをインストールしてみました。久しぶりのOpenSolaris系OSです。カーネル部分はillumosプロジェクトの成果物、それにOpenIndianaプロジェクトが様々なユーティリティを付加している形です。

OpenIndianaプロジェクトの他にもNexentaプロジェクト、SmartOSプロジェクトなどいくつかの分流があります。

OpenIndianaプロジェクトはSolarisとの互換性を維持しつつ、新しい機能を追加実装する形で進んでいます。日本語デスクトップは表示だけであればほぼ満足できるできる程度の仕上がりですが、日本語入力エンジンがデフォルトでインストールされていません。

Firefoxは3.6系です。

OpenIndiana 151a 日本語デスクトップ


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OpenIndiana 151aがリリース-KVMを統合

2011-11-01 19:18:48 | オープンソース
匠技術研究所
OpenIndiana 151aがリリース-KVMを統合


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
しばらくぶりにOpenIndianaのサイトを見ると151a版がリリースされていました。久々にテストをします。

OpenIndianaはSolaris/OpenSolarisを源流としOpenSolarisプロジェクトが消滅の流れにあったときに分流したオープンソースプロジェクトです。そのため成果物はOpenSolarisを基本としており、その基本的特徴を維持しています。今回の151a版にはLinuxの仮想化機能であるKVMが統合されました。

OpenSolarisの流れではxVM(Xen)を仮想化機能の標準として採用してきました。今回の実装ではLinuxのKVMが移植されました。KVMはRedHatがRHEL(RedHat Enterprise Linux)に統合しています。というか、最近のLinuxでは多くのディストリビューションで標準機能になっています。デスクトップで人気の高いUbuntuでも利用できます。

OpenIndiana系ではSmartOS(from Joyent)もKVMを統合したディストリビューションを提供しています。

KVMはRedhatの採用で品質を高め、HP、IBMやIntel等ハードベンダーも協力して改良が進められています。実際に仮想化機能のパフォーマンステストでも有償で歴史もあり著名なVMwareと互する結果が出ています。一方KVMは有償のVMWareやXen等と比較して管理ツールなどが不足している感はありますが、基本機能の完成度は高く、今後はLinuxが広まったときのように広く静かに普及して行くと思われます。

KVMがOpenIndianaやSmartOSとの組み合わせで都合がよいのは、ZFSという安定で大容量のファイルの管理に適したファイルシステムをネイティブに備えることです。この組み合わせは仮想化システムではとても都合がよいのです。

もともとOpenIndianaやSmartOSは自身を極めて効率的に仮想化するzoneの機能を持ちます。その組み合わせも考えると仮想化エンジンとしてとても良いと思います。

OpenIndiana Projectホーム(英語)

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JoyentがOpenSolaris分流のSmartOSをリリース-Linux KVMも統合へ

2011-08-19 22:04:25 | 仮想サーバー
匠技術研究所
JoyentがOpenSolaris分流のSmartOSをリリース-Linux KVMも統合へ


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
米国Joyent Inc.がSmartOSをリリースしました。SmartOSはOpenSolarisを源流とするillumosベースのカーネルにLinux由来のハードウエア仮想化機能KVMを移植統合したものです。KVMによる仮想化とZFSが統合された唯一のOSであり、まさに今後のサーバー仮想化環境で欲しいOSです。仮想化プラットフォームを構築するときの大きな悩みは大容量のストレージです。ZFSはこのストレージの悩みを解消します。一方仮想化ソフトウエア並びにその周辺支援ツールの選択は、今後少なくとも5年程度の長期スパンで考える必要があります。というのも、仮想化機能上で複数のサーバーを動かすことは、もはや自然です。問題はその仮想化機能は長ければ10年単位で使い続けることです。

まだSmartOSはブートしただけですが、GUIを省略したコンパクトなイメージに好感が持てます。引き続き紹介していきます。


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8月15日(月)のつぶやき

2011-08-16 01:30:32 | Linux/Android
07:47 from HootSuite (Re: @bousaiwizard
@bousaiwizard 偶然は面白い。加えてZFSとエコ(環境)でも。OpenSolarisがOpenIndianaになって、落ち着くのを待っているところです。明大農学部ではLinuxで環境測定するプラットフォーム作りの講義をさせて頂きました。
11:37 from HootSuite (Re: @bousaiwizard
@bousaiwizard WiFiよりXBeeが良いことはありますか?
11:41 from HootSuite (Re: @bousaiwizard
@bousaiwizard LinuxNative/Ubuntu版を試しています。まだブログで紹介できるところまで調査が進んでいません。期待大ですが、実装できても枯れるまでが時間がかかりそう。となるとOpenIndianaですね。こちらも生煮えで悩ましいところです。
by takuminews on Twitter
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OpenIndiana 148/2011.02のリリース提案がなされました

2011-01-17 09:32:27 | オープンソース
匠技術研究所
OpenIndiana 148/2011.02のリリース提案がなされました


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenIndiana(ON/OpenSolarisを源流とする)の最新安定版版oi_148/2011.02のリリース提案が以下のページで公開されました。
いよいよ、OpenIndianaの安定板リリースが始まります。リリース提案では、GUI部分を安定版として含まない構成になっており、現実的な提案だと思います。

そろそろOpenIndianaのようなZFSをネイティブでサポートする基本ソフト/OSが欲しいところです。ファイルシステムの容量がとても大きくなっているので、新しいアーキテクチャのファイルシステムでないと、バックアップや整合性チェックに時間がかかりすぎます。安定版のリリースが行われたら直ぐに評価したいと考えています。

Proposal - Alasdair Lumsden, 14th January 2011


日経NETWORK 2011年1月号から5月号まで連載
【NEW】 ヤマハルーターで挑戦 小規模ネット構築


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ことしもお世話になりました。今年とこれから。

2010-12-31 23:36:08 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
ことしもお世話になりました。今年とこれから。


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
ことしも、あと少し。皆様方の支えのおかげで一年を過ごすことができました。今年の後半は、ブログの投稿ペースを落とし、ブログとTwitter両方で会話を楽しみました。

ブログにはブログの楽しみが、TwitterにはTwitterの楽しみがあります。これからも無理せず、両方を続けて行ければと思います。

今年は、自分を大きく変えることを目指してきました。この年になり変わることは難しいと諦めることなく、少しでも、ちょっとでも良い方向に進むよう務めてみました。その中で自社サービス「伝わる君 携帯電話」のプレスリリースをフュージョン・コミュニケーションズ様と行い、年末には日経BP NETWORKの掲載が始まり、その一方で明治大学農学部とのコラボレーションが生まれています。

この秋に発売開始の、ヤマハルーターNVR500は今後10年使い続けられるルーターとして、新しいデファクトスタンダードに育つ感を強く感じています。モバイル回線の積極的な取り込みと、ギガイーサーへの対応、ファイルサーバー機能やVLANスイッチとの連携など通信のルーティングのみならず、ただのファイルサーバーではなく「情報のルーティング」にも取り組んでいます。

通信業界もモバイル通信の高速化、フレッツ光ネクストの本格展開の一方でISDNサービス終了目処の告示、とインフラ側で大きな変化がある中、IPv4の枯渇が目前となりました。

オープンソース分野では、オープンソース・カンファレンスを通じた友人の広がりを楽しむ中、OracleのSUN買収の影響は大きく、OpenSolarisからOpenIndiana、OpenOfficeからLibreOfficeが誕生しました。Linuxでは新しいLong Term Support版Ubuntu 10.04の日本語デスクトップは素晴らしい成果です。またRedHat Enterprise Linux 6.0がリリースとなり、処理の高速化、仮想化、大容量化する新しいハードウエアテクノロジーへの対応が進んでいます。来年は描画の高速化や、ファイルシステムのbtrfsの普及、ZFS on Linuxの実験的導入が本格化することんいなるでしょう。

私は、Asteriskへの取り組みを本格化し「音声」に回帰する一方、多拠点を結んだ広域分散システムへの取り組みを明治大学農学部登尾研究室と始めました。来年はより具体的な形になると思います。

あれっ。ここまで書いてきたところで年が変わりそうです。皆様のご支援に重ね重ね御礼申し上げます。どうぞ良いお年をお迎え下さい。


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OpenIndiana(OpenSolaris分岐)のoi_147開発版がリリース

2010-12-21 08:15:10 | オープンソース
匠技術研究所
OpenIndiana(OpenSolaris分岐)のoi_147開発版がリリース


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
OpenIndiana(OpenSolaris分岐)のoi_147開発版が2010年12月17日にリリースされました。OpenOndianaはOracleのOpenSolarisプロジェクト支援終了により、OpenSolarisを源流とするOS開発プロジェクトです。基本は、OpenSolarisと同じ機能を実装しますが、一部のクローズドコードは新たに開発し、置き換えられます。Redhat Enterprise Linux(RHEL)とCentOSのような関係です。

私は、OpenIndianaをストレージ用に考えています。最新のZFSをネイティブに実装する基本ソフトは、Oracleが提供するSolarisか、OpenIndianaになります。

今回はDVD版とUSB版が公開されています。

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