Windows 8はWindows 8 ProとWindows RTの三種に

Windows 8はWindows 8 ProとWindows RTの三種に


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Microsoftの次期Windows OSの正式名称がWindows 8となり、仮称と同じになりました。Windows 8はWindows 8 ProとWindows RTが展開されます。Windows 8 Proはこれまで通りビジネス用機能を追加したものとなり、Windows RTはARM上で動作するWindowsになります。

近年のWindowsはx86/x64 PCアーキテクチャ（代表的なCPUメーカーはIntelとAMD）でのみ動作していましたが、Windows RTは携帯電話など小型省電力デバイスで多用されているARM CPUを正式にサポートすることになります。ARM CPUは既に広く使われておりLinuxも動作します。

MicrosoftのARM CPUへの対応で新しいハードウエアプラットフォームが広がり、より多くのデバイス上でWindowsが動くようになります。結果ユーザーの選択肢が広がると共にハードウエアプラットフォームの低価格化が進みます。特にARM CPUアーキテクチャは主たる機能がSoC（System On Chip）の形で半導体チップとして提供されるので、これまでのPCアーキテクチャよりシステム化が容易で、低価格化なコンピュータになります。なにより低消費電力であることは、大きな特徴です。

MicrosoftのARM CPUのサポートはIntelやAMDのモバイルデバイス＝低消費電力CPU開発に大きな影響を与えることになります。自動車の世界で低燃費化が進行しているように、コンピューターの世界もエコ対応への変化点にさしかかっていると言えます。

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