社用メールにWebMailを追加しiPadとスマホ対応-背景
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
この正月休みの間に、自社アカウントのメールのWebMail化を試してみました。メールをWebブラウザ経由でアクセスすることで、以下の利点があります。
利点:
1.Windows上のみならず、iPadやLinux等ブラウザがあればアクセスできる
2.メールはメールサーバー上にありそれをバックアップすれば、バックアップは完了する
3.Windowsのウイルス感染の可能性を減らすことができる
欠点:
1.一般的にWindows上で実行するメールソフトより操作性が悪くなる
2.全文検索など検索機能が十分ではない
3.メールサーバー上のメールを操作するので消したメールを再取得できない
これまではWindows上のメールソフトを利用:
これまで会社のメールは事務所内のWindowsデスクトップ上のメールクライアントで受信してきました。受信したメールは全て、Windowsデスクトップ上のメールクライアントのメールボックスに蓄積されています。事務所にいてWindowsデスクトップ上で仕事をしている限りでは、ごく一般的な形態です。
これまでの出先でのメール受信:
私は社外で仕事をすることのほうが多く、社員も頻繁に外出の機会があります。そうなると、社外でもメールのやり取りをすることになります。
これまでは、弊社が得意とする「VPN」を使って会社に接続し、事務所内の私のWindows PCの画面を、携帯しているWindows PCに呼び出して読み書きしてきました。こうすることで、携帯しているWindows PC上にはメールが蓄積されることはなく、もしパソコンを忘れたり、盗難にあったりしてもメールを読まれる可能性は少なく、安全性も高い方法です。
これから必要なこと:
これまでは携帯するPCデバイスが、Windows PCでした。今はWindows PCとiPadになっており、今後はスマートフォン等も使うことになります。そうするとメールアクセスは「マルチデバイス」化することになります。
加えて、インターネットへの接続形態の変化により、ホテルなどの無線LANサービスや携帯電話のテザリングでは期待する形のVPNが利用できない場合も出てきました。そのため、必ず利用可能なWebやメール通信のみで、必要な仕事をする必要が出てきています。
これからの目標:
これまでの方法も含め、いくつかの方法を互いに補完的に利用する形を目指します。日常的なメールのやり取りはiPad上のWebMailで行い、メールの全文検索をしたいときは、事務所にVPN接続しリモートデスクトップを使う等です。そういう意味では「WebMailへの移行」を実現したいのではなく「メールのマルチデバイス化」を実現することになります。また、送受信したメールを失わないように、メールデーターを安全に保管します。
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