情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

オープンソースRDBMSのSQLiteをアプリケーション開発に使う(2)

2015-01-05 23:42:56 | システム開発
匠技術研究所
オープンソースRDBMSのSQLiteをアプリケーション開発に使う(2)


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「オープンソースRDBMSのSQLiteをアプリケーション開発に使う(2)」です。

オープンソースRDBMSのSQLiteをアプリケーション開発に使う(1)へ

SQLiteは様々なソフトウエアのEmbedded RDMS(組み込みDBMS)として使われます。私が使ってる環境では、Firefox/ブラウザ、RoundCube/webmail、OwnCloud、McAfee等で使われていることを知っていますが、使われていることに気付いていないソフトウエアもあると思います。

SQLiteは「サーバー」を必要としません。プログラム開発言語の拡張機能として、DBにアクセスできるようになります。データーの格納先は一つのファイルになり、バックアップはそのファイルをコピーするだけですから、特段のDB管理者を必要としません。さらにCPU設計が異なるコンピューター間でも、コピーすることができる「サーバーレス、管理者不要」のお手軽データーベースです。これは、DBMS初心者にとってのみならず、小規模DBを使ったアプリケーション開発者にとっても、敷居が低くなります。

SQLiteの「SQL」のコマンドや文法はSQL92の標準に準拠しており、SQLデーターベースの使い方を学習する教材としても適しています。SQLiteはコマンドでの操作も可能であり、SQL DBMSを実際に使いながらSQL文の動きを確認することができます。

特にSQLiteはIn memory DBMSとして、RAM上にデーターベースを作ることができます。RAM上のデーターベースは、プログラムが動作している間のみ動作し、プログラムが終了すればデータベースは消えます。この特性から、作っては消す練習用のDBMSとしても優れています。

次回に続きます。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1月3日(土)のつぶやき | トップ | 1月5日(月)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

システム開発」カテゴリの最新記事