情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

CentOSでのLANインターフェイスの入れ替え方法

2012-02-19 12:29:09 | Linux
匠技術研究所
CentOSでのLANインターフェイスの入れ替え方法


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
CentOS(redhat LinuxのクローンOS)の設定をしています。LANインターフェイスを複数持つ場合は、LANインターフェイスを用途ごとに固定しておいたほうが、運用が楽です。

私の場合複数LANインターフェイスを使うことが多々あります。特に、オンボードLANを利用してWOL(Wake On Lan)で電源の再投入を実施できるように設定することが多く、どのインターフェイス(eth0,eth1,..etc)がオンボードなのかを知る必要があります。

そこで、WOLを実行するオンボードのLANポートを必ずeth0としておくことにしました。予めこのように設定しておくと、問題が発生したときに混乱することなく対処できます。

■設定変更と設定の反映
設定は簡単です。OS起動時設定は以下のスクリプトファイル名"ifcfg-ethX"です。LANインターフェイスが二つあればeth0とeth1があります。ルールとしては"DEVICE=ethX"の"X"の値がインターフェイス番号になります。この値に"HWADDR=00:02:2a:e9:4a:a9"が結びつけられています。以下の例はeth1のファイルですが元々の”HWADDR=”をコメントして、eth0の"HWADDR="行をコピーします。一方eth0のファイルではeth1の"HWADDR="行をコピーします。そして、LANの再起動を行えば完了です。
SSH等ネットワーク経由で設定を変更する場合は、入れ替え設定が反映されると通信断になるので、本体のコンソールでLANの再起動を行うと再起動状況が把握できます。私は、シャットダウンして、LANケーブルをつなぎ替えた後、起動することにしています。

# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
# Realtek Semiconductor Co., Ltd. RTL-8169 Gigabit Ethernet
DEVICE=eth1
BOOTPROTO=none
BROADCAST=192.168.129.255
# HWADDR=0X:0Y:2a:e9:4a:aZ # コメントする
HWADDR=00:02:2a:e9:4a:a9 # eth0のファイルからコピーする
IPADDR=192.168.129.5
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.129.0
ONBOOT=yes
GATEWAY=192.168.129.1
TYPE=Ethernet

# /etc/init.d/network restart
またはOSごと再起動
# shutdown -r

(*)LANケーブルの入れ替えをお忘れ無く。

■LANの動作確認はifconfigコマンド
# ifconfig eth1
このブログの「CentOS」を含む記事へ
このブログの「伝わる君050」に関する記事
公衆無線LANとモバイル無線LAN(Wi-Fi)はどちらを選ぶか(1)
公衆無線LANとモバイル無線LAN(Wi-Fi)はどちらを選ぶか(2)
このブログの「モバイル」を含む記事一覧
このブログの「Xi」を含む記事一覧
このブログの「RTX810」を含む記事一覧

匠技術研究所お問い合わせフォーム



ヤマハルーターRTX810自力でVPNセミナーのご案内
ヤマハルーター新製品RTX810を使って自力でVPNを構築する方向けのセミナーです。直近では2012年3月9日(金)に開講します!。

ヤマハルーターで挑戦 企業ネットをじぶんで作ろう
谷山 亮治
日経BP社



「伝わる君 携帯会議」導入前お試しできます


企業・団体のオープンソース活用のご相談はこちら
匠技術研究所はこちら

RTXVPN「どこでもネット!」へ
OpenOffice.orgをダウンロードMozilla Firefox ブラウザ無料ダウンロード

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2月18日(土)のつぶやき | トップ | 2月19日(日)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Linux」カテゴリの最新記事