PCIe接続のSSD Plextor M6e Black Editionを実装する
いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「PCIe接続のSSD Plextor M6e Black Editionを実装する」お話です。
このPCIe接続のSSDには頻繁にディスクアクセスする領域を載せます。
SSDの接続は、事実上SATA接続のものしか手に入りません。USB接続で使ってもその先にSATA接続のSSDがつながっています。今回試す、PCIe接続の内蔵SSDは、PCIeバスからPCIe接続でSSDがアクセスされます。
この方法が広くSSDに使われていないのは「ほとんどの場合、SATAで充分」なのです。私の場合は、どうしても「あるかたち」を実装するために「ここまでやってみたい」理由があっての採用です。
近年PCIe接続のSSDが「SATA接続のSSDより高速にアクセスできる」ということで話題に上るようになりました。SATA接続SSDはSATAの規格を超えて高速にアクセスすることはできません。その速度で満足できない場合にはPCIe接続のSSDを選択することになります。まだ高価で数も少ないのですが、高速アクセスを追求する分野では知られている方法です。
混乱するのはPCIe接続でSATA変換しSSDにアクセスする形が多いことです。この形は、汎用のSATA接続SSDを使うことができるのでSATAポートが足りないときにはとても重宝します。これまでも使ってきました。この形はPCIeを使ったSATAポートの増設でありSSDもSATA接続そのものです。
整理すると、以下の二通りがあり今回は1)を試します。
1)PCIe-PCIe-SSD
論理的な伝送速度はPCIeのバス速度。PCIeにも幾つかの規格があります。
2)PCIe-SATA-SSD
論理的な伝送速度はSATAの伝送速度。SATAにも幾つかの規格があります。またPCIeの伝送速度とも関連します。
PCIeはグラフィックスボードを接続する為に使っており、極めて高速な伝送速度をもちます。PCとの汎用外部インターフェイスとしてはPCIe以上に高速なインターフェイスはありません。USB3.0ポートはPC内部の接続をPCIeにして高速な伝送速度を得ています。即ち、高速なPCハードウエアは、必ずPCIeを備えています。