PCI Express機器をイーサ経由接続「ExpEther」-NECが発表
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
NECがこれまでコンピューター内部にあったPCI ExpressバスをEthernet経由で外出し、外部拡張PCI Express BOXにあるPCI Expressデバイスを利用可能にする製品「ExpEther」の販売を開始します。
この技術はコンピューターの周辺装置の接続制限を大幅に緩和する技術です。例えば拡張PCI Express BOXを使うことで
1.グラフィクスカードを多数枚搭載し、GPUでの演算能力を高める
2.ハードディスクI/Oデバイスを搭載することで、大量のハードディスクを安全で管理が行き届く場所に集約する
3.CPU側を安全な場所に集約し、画面やキーボードなど人間や機器との入出力デバイスのみを手元に置く
等が実現します。
大阪大学では既に、3.のCPU集約を学内600台のパソコンで行うことを発表しており、この技術が実用的なレベルであることが判ります。
この技術は既成のEthernet基盤のL2層を利用するので、機器間の接続費用はこれまでのL2スイッチやケーブルを使い、安価に構築することができます。その為外見的にはTCP/IPのLAN接続に似ていますが、全く異なる通信手順で動き、共存も可能です。
広域のネットワークが良くなればデバイスの集約を効率的に行うことができるようになります。TCP/IPではなくデバイス間のダイレクトアクセスであるところがポイントですね。
NEC、世界初の技術「ExpEther」を用いた製品を発売
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