鉄卓のブログ「きままに」

「写真」「ウォーキング」「旅」「縄文」をきままに楽しく。
(本ブログに掲載している写真の無断使用・転載を禁じます。)

「佐用姫」に会う【JR九州厳木駅 鉄卓のフォト・ウォーク2016-16】

2016-10-14 | JR九州ウォーキング
2016年10月9日(日)


(今日のマップ)

JR九州ウォーキング厳木駅(きゅうらぎえき)コースに参加。

「松浦県佐用比売の子が領巾振りし山の名のみや聞きつつ居らむ」(山上憶良、『万葉集』巻第五、868)

厳木町にいたとされる豪族の娘佐用姫は、537年、新羅に出征するためこの地を訪れた大伴狭手彦と恋仲となった。出征のため別れる日が訪れた佐用姫は唐津の鏡山の頂上から領巾を振りながら舟を見送っていたが、別れに耐えられなくなり舟を追って呼子まで行き、七日七晩泣きはらして石になってしまった。という言い伝えがある。

佐賀駅から唐津線に乗り換え、厳木駅へ。9時20分過ぎにスタート。


(佐賀駅から唐津行に)


(厳木駅)

線路を渡って、駅前の大きな道を外れて田んぼの中を歩く。昨日とは打って変わって晴天の秋空。


(線路を渡る)


(田んぼ沿いを歩く)


(今日は晴天)


(田んぼ沿いで)


(道沿いで。何の建物だろう)


(道沿いで)

行き帰りが同じコースのところでは、もう帰りのウォーカーたちとすれ違う。一路「道の駅厳木」へ。大きな「佐用姫」像が迎える。地元の農産物などが販売されていた。


(道の駅の「佐用姫」像)


(道の駅厳木)

中島山笠祭会場へと向かう。会場の舞台ではまだ何も始まっていなかったが、山車の前では参加者の記念撮影があっていた。


(中島山笠祭会場)

10時ごろ、山車が動き出した。ついていくことにする。
中島山笠祭は、昭和初期頃から昭和28年まで疫病を鎮めるため若宮神社に奉納されていた祭りで、僅かな資料をもとに保存会の手作りによって平成10年に再興されている。山車には「佐用姫」が飾られている。


(山車)


(山車)


(山車)


(山車)


(山車)


(山車)


(山車)

若宮神社までついて行き、その後は、先へ歩む。


(若宮神社)


(道沿いで)


(道沿いで)


(道沿いで)


(道沿いで)


(道沿いで)

暫く歩いて右へ曲がり「天山神社」へ。天山には上宮があり、この地にあるのは下宮。


(天山神社鳥居)


(道沿いで)


(厳木ダム)


(天山神社)


(社殿の天井)


(天山神社で)

天山・厳木川沿いを歩いて行くと、先ほど山笠祭会場へと向かった交差点に戻る。山笠祭会場を右手に真っ直ぐ進む。


(天山・厳木川沿い)


(天山・厳木川沿い)


(天山・厳木川沿い)


(天山・厳木川沿いで)


(道沿いで)

「きゅうらぎ温泉佐用姫の湯」があったので、温泉に浸かった。お風呂から上がって2階のレストランに行ったが、一般的な定食や丼物、うどん類しかなかった。「佐用姫定食」などがあったら、食事してビールも飲んだろうが止めた。ビールだけでも飲もうと思ったが、それも止めた。しかし、これで正解だったと後から思うことになる。


(佐用姫の湯)


(佐用姫の湯近くの川)

歩道橋を渡って、スタートして道の駅へ向かった時と同じ道に出て、駅の方へ向かう。駅からスタートしてきた人たちとも会う。


(道沿いで)

そして、室園神社へ。マップには室園神社(肥前鳥居)と記されている。肥前鳥居の特徴は、笠木の先端にかけて反り返る部分が大きな反りをみせて外方に跳ね上がることとされているが、柱のどっしり感も見応えがある。木立の中に見事な肥前鳥居がある。左右の柱は二本継、笠木は三本継で造られている、天正18年(1590年)に奉納されたと記されている。
社殿は階段の上。ええここを上るの、と思ったが、ここまで来たら上らんと、と200段以上はあるだろう階段を一段一段上った。上り切ったところで息切れ。ビール飲んでなくて良かった。呼吸をととのえるためしばらく休憩し、下る。


(室園神社)


(佐賀県重要文化財の肥前鳥居)


(案内板)


(室園神社)

駅まではもうすぐ。線路沿いを歩いていたら「唐津行き」の電車が通り過ぎた。すぐに「佐賀行き」の電車も通過した。あららである。


(唐津行列車)

厳木駅にゴールしたが、上り下りとも出たばかり。室園神社で階段を上らなければ間に合ったのに。駅の周辺には食事するところは無い。お腹すかしたまま次の列車を待つことになる。

厳木駅は鉄ちゃんには有名な駅である。明治32年に作られた煉瓦造りの給水塔がほぼ完全な形でホームの傍に建っている。給水塔や駅舎を撮りながらその場の雰囲気を味わい、佐賀行の列車を待った。


(厳木駅給水塔)


(厳木駅)


(厳木駅時刻表)

佐賀駅で乗換、14時過ぎ、新鳥栖駅で「かしはそば」と注文。ようやくお昼。
お腹が空くといろいろ考える。今日の反省と言うかJR九州ウォーキング担当へのお願いが頭の中を巡る。一つはマップに室園神社の階段の段数を書いて欲しかった。ゴールまでの時間が間違わずに計算できる。また、「帰り」ではなく「行き」に寄る設定であればまだ元気もあってあの階段を上る人も多いと思う。もう一つ、道の駅は「行で」はなく「帰り」に寄る設定にして欲しい。そうすれば道の駅で食事がとれる。実際に帰りの中島の交差点で本来のコース佐用姫の湯の方に向かわないで、再度道の駅に向かっていた人たちもいたなぁ。ああすれば良かったかな、などと考えながらそばを食べてしまい、今日のウォーキングを終える。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿